守破離の思想。
こんにちは。守破離という言葉をご存じでしょうか?
これは、日本の芸事(主に華道、また、その他、伝統的なものはたいてい全て)の修業段階を表しています。
今回は、これについて、解説しましょう。
『守』
まず、修業の段階において、型を守る。
これが守破離の『守』であります。
初心の者は、何をどうしたら良いか、分からないから、まず、お手本となる『型』に習って、その通りに出来る様に修業します。
『破』
型を覚えて習得したら、今度は、それを破っていきます。型の通りではなく、型を基に、自己の創意工夫をこらしていくのです。
つまり、『破』の段階です。
これが、俗に言う、『型破り』なのです。
『離』
最後、型を離れます。
型にこだわらず、自由に、技術を使います。
これが『離』です。
破との違いは、型を意識して変化させたら破、型を意識せず、自由に自分流が出来るのが、離です。
守破離は巡る。
離で終わりか、というと、そうではなく、離の後、また、守に戻ってくる事もあります。
また、型を守り、基礎を確認するのです。
そして、また、破、離と巡っていくのを繰り返しつつ、修業していく。
螺旋階段を上るが如く。
何事も基本は大事。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
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