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クソデッキ供養祭 8日目 ~版図爆発バーンドメインバーン~


はじめに

どうもArusです。
真面目に考えたものよりノリとか思いつきで考えたものの方が上手くいくことってありますよね。

《ギルドパクトの力線》が発表されてからカルロフ邸リリースまでそれなりに真面目に考えてきた【ドメインスキャム】が失敗に終わったArusはモダン神挑戦者決定戦へ持ち込むデッキの選択を迫られる中、思いっきりネタに吹っ切れたデッキを考案しとある日の店舗大会へと持ち込むのでした……

デッキ紹介

時期としてはカルロフ邸環境禁止改定前です。

【ドメインズー】の顔をしてバーンスペルを32枚搭載したドメインバーンです。
丁度デッキを回していた時に放送されていたアニメに肖ったデッキ名なのからも分かるとおり100%ネタで作られております。

事の発端はカルロフ邸リリース以降高まる【ドメインズー】包囲網の存在です。
《終止》や《溶鉄の崩壊》の枠が《シェオルドレッドの勅令》になったり、イゼットやラクドスといったカラーのデッキまでもがわざわざ色を足してまで《毒を選べ》をサイドに忍ばせたりと【ドメインズー】は他のデッキの構築に多大な影響を及ぼすまでになりました。
しかし、そんな【ドメインズー】対策はあくまでもドラコ力線への対策であり、青いデッキが《縄張り持ちのカヴー》に有効な《激しい叱責》を含めても対策されないカードがあります。それが《部族の炎》です。
こうして、相手に《毒を選べ》などの無駄牌をサイドインさせた上でバーンスペルでそれらのサイドカードを無視して戦うのをコンセプトに作られたのが本デッキとなります。

通常の【バーン】における《ゴブリンの先達》と《僧院の速槍》を《縄張り持ちのカヴー》と《ドラコの末裔》に置き換え、各色の選りすぐりのバーンスペルを詰め込むところまでは良かったのですが、途中で調整が難航します。
多色デッキにおいては切っても切れないマナベースの問題です。
通常、版図を揃えるためだけに必要な基本土地タイプを含む土地はトライオームにするのがこの手のデッキのお約束です。(通常の【ドメインズー】や【レン&オムナス】では黒絡みのトライオーム、【エスパーコントロール】では《ケトリアのトライオーム》)
同じ理論で行くとトライオームには島を含むものを入れるのが良さそうですが、何故かそれでは上手く行きませんでした。
《血の墓所》+《スパーラの本部》では《スパーラの本部》があまりにも使いづらく、《草むした墓》+《ラウグリンのトライオーム》では《草むした墓》が完全に足を引っ張っていました。
で、最終的にたどり着いたのが《蒸気孔》+《インダサのトライオーム》の組み合わせです。
通常、版図のためだけに必要な基本土地タイプを含む2色土地は実質的に2点ペイする必要があるもう片方の基本土地になっています。
若干事情は異なりますが、【独創力】(非リアニ型)の場合、《残虐の執政官》素出しのために黒マナが出る土地が2枚欲しいわけです。
しかし、《頑強》などを使用しない非リアニ型だと《残虐の執政官》でしか黒マナを使用しないため、《血の墓所》が2点ペイするだけの山になってしまいます。
そのため、黒マナ源はトライオームや諜報ランドから供給するようにしたりしています。(サイドカードの採用などもあり個人差があります。)
翻って、本デッキで《蒸気孔》を採用した場合、それは2点ペイするだけの山となるわけですが、デッキの殆どが赤マナを必要とするため、ただの山でも問題ないのです。
更にドメインを揃える際の相方となる《インダサのトライオーム》も、赤白・赤緑の各種2マナ多色スペルの受け皿となりつつ、本デッキの1マナアクションである《夜の衝突》の黒マナを供給できるため、赤マナが出ない土地でありながらも暇になることが殆どありません。

こうして作った自分でもビックリするくらい滑らかに動けるようになったため、実戦のゴーサインが下されるのでした。

結果と感想

2024/03/02 @晴れ横
1R グリクシスシャドウ 2-0
2R ラクドスミッドレンジ 1-2
3R カスケードクラッシュ 2-0
4R ジャンドサーガ 2-1
5R id

QF サムワイズコンボ 2-1
SF リビングエンド 1-2

【死の影】や【カスクラ】など元のバーンからして有利な相手と多めに当たれたからかまさかのSE進出という謎の実績を残してしまいました。

ただし、2マナスペルが過多なので土地が4まで伸びないと窮屈だがマナフラ受けが《夜の衝突》フラッシュバックと《湧き出る源、ジェガンサ》くらいしかないという弱点もあり、2戦目の【ラクドスミッドレンジ】戦ではどちらかと言えば有利よりのマッチにも関わらずマナフラ&マナスクリューで2本落としてしまいました。

準々決勝の【サムワイズコンボ】は食物トークンドカ食い体制に入られる前に押し切るしか勝ち目がない中1マナ火力を多めに引けたりと運が味方した展開。
準決勝の【リビングエンド】はピッチ《悲嘆》を2回も食らい《ドラニスの判事》と《ラクドスの魔除け》を落とされて負けと相手が一枚上手でした。
まあ、デッキリストを提出する際に晴れ横の店員さんに「バーンも回せるんだー。凄いなー」というお言葉をいただいたので実質優勝です。(?)

こうして謎の実績を残した【ドメインバーン】は直近で最も実績を残したデッキの為、モダン神挑戦者決定戦にも持ち込まれたわけですがそちらでの成績はというと……

2024/03/09 @TC東京
1R 独創力 1-2
2R ディミーアコントロール 1-2
3R レン&オムナス 2-0
4R 独創力 2-1
5R アミュレット 0-2

普段横浜・川崎でお会いする方たちがフィーチャーテーブルで戦ってたり、トップ8に残ったり、神へ挑戦したりしているなか無事爆死しました。残当。

とは言え割と回してて楽しいデッキでしたし、隙あらば持ち込みたいタイプのデッキではありました。
取り敢えずはモダホラ3でのバーンスペルの強化に期待です。

では次回。

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