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だれもが「先延ばし症候群」なんだからやらなくてもいいっしょ

明日がテストで勉強しないといけない。という時に、なぜか無駄に机の上を整理し始めたり、違うことをやり始めたりしたこと、ありませんか?

こういった現象を 「先延ばし症候群」と言います。
かっこよく「PCN症候群」 なんて言い方もあるようです。

面白い言葉ですね。「先延ばし症候群」です。
言葉のまんまです。

「症候群」というのは病気ではなくて、多くの方がなんとなくそういう行動をとるよねっ。というものなのですが、少しだけその程度や頻度が増えたりすると、病気に昇格することもあるようです。


その先延ばし症候群の解りやすい行動といえば、「どうでもいいことを優先して、本来しなければならないことを後回しにしてしまう」ということが挙げられます。

そのことをすぐにやっておかないと後になって大変なことになると解っていたとしても、なぜか後回しにしてしまうということです。

いまやっておかないと、後で困ることがわかっていても遊んでしまったり、どうでも良いことを始めてしまいます。

そのことを本人は解っていて、先のことを想像しようと思えばできるのですが、今すぐには困らないので想像することも避けてしまいます。

これから先、これをやっておかないと、何分かあと、何時間かあと、何日かあとには確実に困ることが分かっていても、今の自分にとっては困らないことなんです。

気持ちはわかりますよね。


「トイレに行きたいけれど、今すぐに漏らすことは無い。このままずっといかなければ確実に漏らしちゃうけど、おそらくいつかは行くでしょう。さすがに漏らしたりはしないでしょう。」

という感じですよね

漏らしたら大変なことになります。本人もその部分は想像しようと思えばできるはずです。

でも、リアルに自分に振りかかる出来事としては想像してないのです。
まぁなんとかなるでしょって感じでしょうか。


でも、これって誰にでもありますよね。

期限のある提出物は期限ぎりぎりに出したり、その作業に取り掛かるのも直前になって慌ててやり始めていたり、普通にあることです。

ただ、ある程度の「先延ばし」は普通の人にもある行為なので、それを「先延ばし症候群」とは呼ばないようです。


自分の中で、「確実にやらなければいけない」ということも先延ばしにするようになったり、その頻度が多い場合は「先延ばし症候群」といわれます。

その原因ですが、「まだやらなくてもいいでしょう」や「まぁ何とかなるでしょう」と、いつも思っていたり、単なる楽観的な性格が原因であったり、そもそもめんどくさがりであったりと様々です。

めんどくさいことってやりたくないですよね。

そのほかには、優先順位を付けるのが苦手であったり、手を付ける順番が わからないってこともあります。

逆に完璧主義だからこそ、頭の中で考えすぎて実際の行動に移せなかったりする場合もあります。

とりあえず、これらが原因なのですが、改めて見直すと自分にも当てはまりますよね。


このような感じで、『先延ばし症候群』の特徴は、多くの人にも心当たりがあるものなのですが、決定的な違いを言うとしたら、

「普通の人はそれでも何とかやり始めたり、始めるのが遅かったとしても ギリギリ間に合うポイントを見極めていて、最終的には馬鹿力を発揮して、大抵は何とか間に合わせてくる。ということです」

その部分が大きく違っていて、 

「絶対に間に合わない」と気付いた時に、

「ほんとは間に合わなくても大丈夫なんじゃね?」と考えたり、さらには

「たぶん他の人も間に合ってないよね?」などと考えて、やることそのものをやめてしまいます。


先延ばし症候群ということを知ったことで、なんとか先延ばしをなくすことに役立てようと考えるのですが、大抵はこの言葉を言い訳に使ってしまいます

「あーなんかこれ先延ばしになっちゃってるなぁ」と感じた時に、

「だれもが先延ばし諸侯群なんだから、しょうがないよね」
という感じです。

現象を整理して理解すると、理解したことが安心感になってしまいます。
何も解決などはしていないのに満足しちゃうんです。(不思議)

本来の「先延ばしをしている」という問題が、「先延ばしをしてしまってもしょうがない」という安心感になって、さらに「みんなこんなもんだよね」という言い訳に使われてしまいます。

知ることも悪影響なんだなぁと。感じたところで今回のお話はおしまいです。
おもろいです。

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