やらない理由
新しいことを始めることは、それなりの覚悟と思い切りが必要になります。
どんなことでも、行動を起こした方がメリットが多いです。
たとえそれが失敗したとしても、とても貴重な経験が得られたという点でメリットとなります。
どれだけ、行動した方が良いと理解していたとしても、やはり動き出すには大きな壁が目の前にはあるようです。
やらない理由
そこで、やらない理由を見つけ出してみると。
まず思い浮かぶのは次の二つです。
・やったことがないから(知らないことだから)
・失敗するかもしれないから
確かにそうですね。
やったことがあることであれば、自信をもって不安なく進めることが出来ます。
始めて電車に一人で乗る子供に比べて、毎日利用しているサラリーマンは何の不安もなく乗っていることでしょう。
成功することが分かっていることであれば、すぐに取り掛かることが出来そうです。
普段は全く宝くじなどは買わない方でも、必ず当たる宝くじであればすぐに買いに行くでしょう。
ホントの理由
このような形でやらない理由を説明されて、
「知らないことでも失敗してもいいから、とりあえずやった方が良いよ。」
などと言われたところで、動き始められるでしょうか?
説明された理由を理解したとしても、動き出せる方は少ないかと思います。
ほんとの「やらない理由」は違うところにあるような気がします。
その理由とは。
「面倒だから」
でしょうね。
この「面倒だから」が理由だとしたら、動き出すことはとても難しくなります。
・毎日乗っている電車に乗るのが「面倒だから」乗らない
・必ず当たる宝くじでも「面倒だから」買いに行かない
こうなってしまうと、どうしようもありません。
得で動く 損をしないために動く
自分が動き出すためには、何かの「得」が見えた時です。
「面倒だけれど、その得を手に入れたいのでしょうがないけど動いてみる」
この天秤に打ち勝たないと、動くことが出来ません。
「自分にとっての得」が見えるようになるためには、意識的にそれを見る必要があります。その方法とは、
・周りの人に、見えるところまで連れて行ってもらう
・損をしないために自分で見つけ出す
この二つでしょう。
周りの人に連れて行ってもらうためには、相当な幸運が必要です。
常にアドバイスをしてくれる人と、環境が必要です。
もう一つの方の、損をしないために自分で見つけるためには、どうしても自分の意思が必要です。
得をするために動く力より、損をしないために動く力の方が3倍は強く動けると言われています。
「この商品にはおまけがつきます」より「この商品には今日だけおまけがつきます」の方が、すぐに買いに行きたくなりますよね。
今すぐに動き出す瞬発力を得るために利用できそうです。
得をするために動くのは「面倒」でも、損をしないためなら「動ける」ということは、考え方を少し変えると自分の行動力に影響を与えてくれます。
例えば、簡単な例を挙げます。
どこかに旅行に行った際、会社の同僚や友人、バイト先などにお土産を渡すことがあると思います。
これは、旅行先で買ったお土産を渡すことで、相手からの信用を稼ぐことができます。
これは「自分の得になる行動」です。言い方を変えると「損をしないための行動」です。
意識的には「お土産を買っていこうかな。」くらいの考えだと思います。
「お土産を渡すという 信用を稼ぐための 得になる行動」では、面倒だと感じ動けないときには、「お土産を渡さないという 信用を失わないための 損をしない行動」と考えることで動けるようになることもあります。
この考えを利用すると、動き出せることが少し増えて(3倍)くれるかもしれません。
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