イカ釣りくん イベントレポート
はじめに
10月7日～10月8日に私の主催にて行われた、イカ釣り弾丸旅行のレポートです。
この度、この旅に(おっじじい) 関わって頂いた皆様に深い御礼申し上げます。
1.出発
来る10月4日、水曜日。
「急性外耳炎ですねえ」
はあ、そうですか…
「いったん点耳薬だけ出しておくので来週また来てください」
来週、来週ですか。あのー土日とかって症状軽くなったりしますかね
「点耳薬は雑菌を取り除くお薬なので、すぐに根治はしないですねえ。ゆっくり治してください」
そうですか、アホしね
人生初めての朝青龍で人生初めての耳鼻咽喉科を後にした。
なんで土日にイカ釣り旅行(※)あるときに人生初の耳の病気ならなあかんねんハガレタコ(ハゲタコ過去形)
(※イカ釣りくん https://twipla.jp/events/578696)
と一言一句そのまま言いながらオーバーヒート寸前のロボットみたいな歩き方と蒸気出しながら帰宅。
10月7日イカ曜日
晴天に恵まれた。ここから東京発富山着ケンドーアラシ家就寝イカ釣りGOである。耳はまだ普通に痛い。
集合地点である川越駅に到着して、参加者たちの影をとらえるミニゲームに興じる朝10時30分。
「お、家臣くんじゃないすか」
郵便ポストが喋ったと思ったら大久保八億だった。絶賛炎上中(※現在鎮火中)の時分でも相変わらずスラムドックミリオネアの主人公みたいな精悍な顔つきでとても元気そうだ。
「イカ～(※イカ語)」
イカ語を話しているのはわんちゃんのカリカリである。大学時代にアルバイトとしてイカのみを捌いていた全世界でも稀有なイカ従事者であり、イカ語を話す。
そんなこんなで東京から公共交通機関におんぶに抱っこで川越に到着した3名は最後のピースが埋まるのを、今か今かと待っている。
「プップー！」
最後のピースが到着した。車語を話しているのか、覚悟の証として車になってしまったのかはわからないが、ひとまず車のクラクションが鳴り響いたのは確かだ。
「どうも！今回はイカを1000㌧飛んで2キロ釣っちゃいましょうかw」
陽気すぎて知り合いの心当たりが一瞬なかったがよく考えてみたら考えなくてもKouさんである。
ここから約7時間強をかけて富山に連れて行ってくれて、早朝に7時間イカを釣って、そのまま約7時間強をかけて東京に連れて行ってくれる、スリーセブンフィーバースタミナおばけである。間違いなくこの旅の中核を担ってくれているのは間違いない。
川越駅から車に乗り込んだ我々。頭の中はイカでいっぱいである。(イカだけに！？)
イカは釣れるかどうかの話やイカをどうして食べるかなどの話しかしないし、わんカリはイカ語しか話さない。
車中はとにかく時間のみ余ったので、ひたすらバラエティ番組で見たようなルールを踏み台にしたオリジナルゲームで遊ぶなどした。
・芸能人の年齢！足して200目指しましょう
・2人が単語を同時に言ってどちらも歌詞に登場する曲を！探しましょう
などを行いました。
あっ！
という間に富山に到着した我々。きときと寿司を食べたけど普通にめちゃくちゃ最高すぎて「これだけで元取れちゃったね〜笑笑」と言いながらそのまま帰りました〜完〜とかなんとか言いながら寿司食ってたら現地のあらくれが急に席に向かってきた！！富山は治安が悪いからな〜(他責思考)と言いながら死因等を考えていたら富山のあらくれじゃなくてケンドーアラシでした。
「食っとる？」
あ、はい
「ええやん、ゆっくりお食べ」
と言いながら外の駐車場に消えていった。お店の人とか普通に怖かったと思う
寿司を食い終わったら、ケンドーアラシが車を先導してくれて、おうちに連れていってくれた。
とても広いおうちだったが、どこかがらんどうとして寂しい印象なのは奥さんが出て行っているからだろう(これは普通にユーモアとかを抜きにした悲しいだけの話)
ケンドーアラシ家では両親が出迎えてくれる予定だったが母親がコロナ罹患とのことでケンドーアラシ部屋だけでストリートファイターやおばけキャッチなどをして過ごした。
そして夜が更けたとおもったら更けていなかった(更けキャン)
トレンディドラマの俳優めきたるソース顔の男が来訪して薬を売りにきてくれた。
これがあの「富山の薬売りか〜」などと思っていると、この人こそそう！今回イカ釣り漁船の手配からレクチャーまでしてくれたすっぽんくんその人である。薬ではなく全員分のエギングを買ってきてくれたのだ。
話は3年前に遡る、サッカーのボール(いや晋平太とR指定のバース！※手、粗品)
旧来よりケンドーアラシとの友達であるすっぽんくんは、現在ケンドーアラシメインで活動している我々のチャンネル「たにしゲーミング」に訪れてくれており、そこで親交を深めた仲である。
とは言いつつも、直接会ったわけでもない我々の完全イカ釣り初心者からの要望を受け入れてくれ、レクチャーから漁船の手配までしてくれるのは本当にありがたい話である。
「この人誰ですか？イカ語話してますけど…」
ああ、わんカリなら気にしないでください、いつものことなので… そんなことより、今回は本当にありがとうございます
「いやいや。皆さん釣りとかは。ルアーとかって使ったことあります？」
いえ、釣り堀とかで竿とウキ一本でやるくらいしかなくて…
「あーそうなんですね。じゃあルアーの使い方から教えると…」
ワッ
という間に全ての釣りレクチャーをしてくれた。本当に感謝しかない、我々は周りの善意で生かされているだけの人形にすぎない
2．イカ釣り当日
10月8日イカ釣り曜日
朝4時。
「おーーーーい！朝だぞお！！！！！！！！！」
火事のときの声量で起こしてくれたのはケンドーアラシだ。なんといち早く朝3時に起きておにぎりと卵焼きをこさえてくれたと言うではないか。
しかし朝4時に起こされて人格の変わった我々はそれどころでなくもう荒れに荒れました、
もうお地蔵さんにおにぎりとか投げました
漁港までケンドーアラシの家から車で15分ないくらいで近すぎて笑ってしまったな(しがみの書き方！※手、粗品)
漁港に着いた。朝5時。ひんやりとしつつも寒すぎない10月初旬の海風が気持ちいい。
「イカ釣り初めてなんだって？まあわかんないことあったら何でも聞いて、あとすっぽんくん見てたら間違いないから」
この、旅ロケですべての女性を"お母さん"呼びしてそうな気のいいあんちゃんが船長さんだ。
すっぽんくんとはうっすら知り合いのようで、元々釣り好きの船長で、この人なら信頼できるとのことで選んでくれたよう。
このあと、釣り初心者たちのレクチャーから、ポイントの移動✖️5万回をしてくれて、船酔い続出の環境をずっと取り持ってくれました。もし富山で漁船を探す場合めちゃくちゃオススメです、富山で漁船に御用の場合は、こちらが便利です(バス)
漁船が港から飛び出した。エンジンは唸り上げ、波しぶきも細やかに船首に彩りを添えている。
最初のポイントまでは5分程度。水深は20mほど。船が止まり、どうやらここで釣り出すようだ。各々が前日に習った方法をそれぞれの脳内のフィルターを通して再生している。海風は穏やかだが、軽くうねるような波が船にまとわりついている。
本来は、やや風があった方が船が一方向に動き、擬似餌を静止させた際に一方向への移動を発生させてくれる。そのタイミングを狙ってエギを抱きに来るイカが多いとのことだ。しかしそれが必須というわけでは無い。各々の技術や運やタイミングがあれば、イカは釣れるのだ。
銘々がああでもないこうでもないと正面の細長い竿と呼ばれる釣具と40分ほどの対話を済ませたあたりで、一抹の不安がよぎる。
初心者5人経験者1人での釣りなんてやっぱり無謀なのかもしれん！？イカ釣り自体もある程度難易度はある釣り方だと聞いたことがある。このまま7時間みんなのことを罵り合って殴り合って竿折って4人くらい船から海に投げ込んで海上保安庁に追われてこのままキューバとかに亡命するんだ！もう終わりだ
そんなことをイカ語を話すわんカリ以外全員が思っている最中！すっぽんくんの竿が唸りをあげる
前日にすっぽんくんが教えてくれた言葉が脳裏をよぎる。
「イカがかかったら、とにかくゆっくり、止めずにリールを巻いてください。エギの針にはかえしがついていないので、止まったり糸を出したりしたら針は外れちゃいます。順方向に巻き続ければ、かならずあがってきます。」
その言葉をそのまま順調に再現してくれるかのようにリールをゆっくりと巻き続けているすっぽんくん。…イカだ！
キラキラとした魚体が海面から姿を現す。これこれ！これが見たかったんだよ(CV: マザーさんの動画を見る夜よいち)
ついに憎尊き(にくとうとき)イカが我々の眼前に姿を現した。ロゼッタストーンでもシュレディンガーのイカでもない。イカは海面に確実に存在するのだ。
これが皆の闘志に火をつけた。イカを釣る者、海中に潜りイカを食いちぎる者、謎のタコを釣る者、コウイカを釣るKou、イカを釣る者、ルアーを3本紛失するケンドーアラシ、イカを釣る者
そんな狂乱の招宴を遠くから見つめるだけと化した男こと私。
三半規管も外耳炎でぶっ壊れて平衡感覚も喪失して、なんなら耳も常に痛くケンドーアラシより早い2時に目覚めてしまった。寝不足が一番の大敵と聞いていたので約束されていた死かもしれない
常にうねり続ける船に平衡感覚を保つことは不可能だった、横になると少し楽なのだ
あとはもう少し回復したと思ったタイミングで竿を触ったり、スマホでアイ・オブ・ザ・タイガーをかけて音楽の力ってすごいな〜とみんなに思わせたりすることしかできなかった
決して豊漁の年ではないということで、爆釣というようなペースではなかったが、みな粛々と釣れ続け、気づいたら15ハイ程度のイカ保有の軍団。時間も切り上げ定刻の40分前程度。
気付けば死屍累々の様相で、6人中4人が倒れており、6人中6人が船酔いを引き起こしていた。丁度風向きも尚読み辛くなり、釣り辛いコンディション。ここから更に狙うという具合ではどう考えても無い。引き時である。
6時間程の航海が終わり、気づいたらその顔には無精髭と、船には略奪したワイン樽と金貨銀貨を蓄えた悪辣な海賊になっていた我々はそのまま帰途につくのであった。
帰宅したらそのままケンドーアラシ宅。釣りたてのイカを捌いてくれるとのこと。イカ釣りに行く人間の99%がイカ釣りに夢中で一番この瞬間が楽しみなことに気づかないらしい
味はもう
もうですよ わかるでしょ
来ないと食べれませんよ〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！
イカ釣りくん 2023シーズン 〜完〜
来年またやります！ちなみに帰りの車内でKouさんが「そういえばまだ聞いてなくて」とかけてくれた、ゆかりそめ大明神さんのラジオを聴きながら帰ったのですが、「他者からのエネルギーを吸収して成長するバケモノ」みたいで怖かったです 立ち振る舞いが完璧すぎる
さいごに
帰宅したら数日疲れが取れなかったけど体力落ちすぎてるから今度みんなで「野球」しましょう、これもいつか公募します
謝辞
Kouさん
2日間に「8時間の運転の往路・復路」「早朝からのイカ釣り」というハードコアすぎるスケジュールを完遂いただき本当にお疲れ様でした、気づいたらコンビニの駐車場で仮眠したと思ったら朝だったそうで本当にお疲れ様でした 数年前のイカ釣りリベンジの本懐は果たせたと思います
ケンドーアラシさん
おうちを貸してくれて、すっぽんくんとの調整もしてくれて、朝からご飯を6合炊いて合宿生たちに振舞ってくれてありがとうございました、土地勘もなければ釣り勘もない我々がよちよち歩きで向かったアウェーの地で大変助かりました
すっぽんくん
釣りすらもほぼ未経験、会ったこともなければほぼ放送ですれ違うだけの行きずりの人間からのリクエストに応えて漁船の選定からエギングの用意から釣りのレクチャーまで、本当に助かりました。おかげで各人釣果も出せて本当に大満足の結果でした、見知らぬ人間からのリクエストに応じるだけでも気苦労がかかったと思います 本当にありがとうございました
わんちゃんのカリカリさん
このイカ釣り旅行を開催するにあたって、東京から向かう残り2名の要件を満たすために、いち早く手をあげてくれてありがとうございました。おかげで開催に向けてぐっと肉付けされました
大久保八億
残り1名の枠をツイッター公募した際に快く応じてくれて本当にありがとう、芸人という特性上、確実に土日が空くかもどうかも微妙な中で応じてくれて、開催が確定できたのは本当にありがたかったです。車でもずっと盛り上げてくれてありがとう 声プロの動画ヤバすぎる
嵐律子さん
コロナ罹患中にも関わらずおうちを貸してくれてありがとうございます ぜひ快気してください
雄大丸 船長さん
マジでいい船でした インスタと公式貼っておきますので絶対にみなさん贔屓にしましょう
公式サイト : https://icelookfishing.com/
公式Instagram : https://www.instagram.com/icelook_fishing_life_style/
〜おわり〜
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