急に思い出した店「ふくふく食堂」
急に思い出した店、ってありませんか。
昔通っていた職場の近くのお店でもいいし、学生の時だけ行っていたようなお店でもいい。
そういったお店は、行かなくなってから2〜3年ほどで記憶箱の底に詰められて、しばらくの間、"ふた"がされて、封印される。
不思議と、日常と化していた一部も、小学生の頃に履いていた靴を覚えていないように、スッと忘れてしまうことがある。
そこに、気候や体調や、気分、金木犀の香り、残暑にひらつくキアゲハなどの不確定なトリガーが、頭の記憶の"ふた"を開けて、