感謝しきれないほどの感謝

私がここまでこれているのは、祖父母のおかげだ。

親代わりのようなものだ。

保育園の時、毎日泣きわめく私を保育園まで、苦労して送り届けてくれた。私は保育園が本当に嫌で、ずっと帰りを楽しみにしてた。

小学校の頃、毎朝、私を起こしにきてくれた。ご飯もつくってくれた。学校に行く途中まで、毎日一緒に行った。具合が悪くなったとき、迎えにきてくれた。

毎週土曜日は、ゲームセンターに行って、17アイスを食べて100円の伊右衛門を飲みながら、コインゲームをやる。欲しいぬいぐるみは、全部おばあちゃんが取ってくれた。お昼は、フードコートでラーメンを食べる。ガチャポンを見て、文房具コーナーを見て、ポテトを買って帰る。 これがお決まりだった。

おばあちゃんちに泊まりに行くこともあった。布団に入るときは、何故か好きなチラシを持って行き、枕元に置いて寝る。寝る時間は21時で早い。両サイドから違う種類のいびき。うるさいようでそれがまた安心感がある。

おばあちゃんがつくってくれる、カレー。孫たちの事を考えて、いつも甘口。とろとろ具合がとてもちょうどいい。それと一緒についてくる、中華そば。安定。何回でも食べられる。 山盛りにつくる、玉ねぎの天ぷら。サクサクがたまらない、食パンのミミを揚げたやつ。そうめんは、分けられている一口サイズがちょうどいい。ご飯はいつも柔らかめだけど、全然気にならない。味噌汁は具材は体にいいものの時が多くて、進まないときが多いけど、のめば祖母の味を感じるんだよなあ。

こたつに入って、寝っ転がって、おじいちゃんが野球観てる横でゲームをする。のんびりした雰囲気がとても落ち着く。    

祖父は私がちゃんと中学生になって、重い荷物を背負って学校に行けるのか心配してくれていた。  そして、私に祖母の事を託した。

ちゃんとここまで来れてるよ。心配してくれてありがとう。

高校生になってから、部活や勉強で、祖母の家に行くことが少なくなってしまった。それでも、何もない休みの日は顔を出すようにした。 

料理をすることも少なくなり、スーパーで惣菜を買うことが多くなった。それでも、一緒に食べたいものを選ぶのは楽しかった。

社会人になって、また少しずつ変化があった。もう少し早く、小さな変化に気づけていれば…  いや、後悔はもうしないよ。 でも、もう少しいっぱい話したかったな。伝えたいことがたくさんあるんだよ。      

私は正直、小さい頃の記憶はあんまり覚えてなくて、思い出せるのは、おばあちゃんおじいちゃんとずっと一緒にいたってことだけ。優しくってあたたかくて本当に安心するんだよね。でも、面と向かっての優しさじゃなくて、間接的な優しさ。だから自分もなかなか、ありがとうって伝えられなかったな。 自分は、なよなよしててすぐ泣くから、いつも心配かけてばっかだったよね。でもどんな時でも見捨てないで見守っていてくれた。きっと、今も見守っていてくれてるのかな。2人のこともあって、今は看護師を目指してるよ。だけど立ち止まってしまってる。ずっと心配かけっぱなしだね。(笑) でもでも、今までだって、色んな事乗り越えてきたし、頑張るよ。絶対看護師になります。だからこれからも、見守っていてほしいです。  

感謝しきれないほど、感謝。

これからも、ずっと、遠い場所でも、繋がってると思ってる。    



#おじいちゃんおばあちゃんへ

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