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『いいスイカを見分ける』ように、 いい結婚相手を見分ける「方法」はないのか ~野球部のエースと結婚、離婚したAさんのつぶやき、の巻。

今日も、私は相談に乗った女性から、名言聞いた。

「いいスイカって、叩けば分かるでしょう?
 いいスイカを見分けるように、
 いい結婚相手を見分ける方法ないのかな、と思う」


離婚したばかりの女子の言葉は、深い。
これだけで、一本シナリオが描けそうだ。

A子さんは、小学生、中学生の子どもを連れて離婚した。

旦那様は高校時代、野球部のエースだった、
野球部主将だった男子と恋愛結婚だった。

一見、絵に描いたような、
女子のサクセスストーリーではないか。

少女漫画にありそうな要素が全て含まれている事例、
だと思う。


アメリカの高校では「プロム」というフォーマルなダンスパーティ
がある。
留学していた友達によると、
どうやら、「階級社会」のようなヒエラルキーがあるらしい。


プロムのトップに君臨するのは、
「アメフト部のエース」と
「学校一番の美女」  だったらしい。

私は驚いた。
18歳で、もう既に純粋な愛ではなく、
『打算と対外的な演出』が含まれているような
ニュアンスに、だ。


「トップ俳優の俺が付き合うなら、
トップ女優の鈴木京香だよな」

的な値踏み、を感じてしまう。


日本の高校なら、どうだろうか?
日本の高校にプロムはないが、
日本の高校の「アメフト部のエース」的存在は、

『野球部のエースで主将』にならないだろうか。

(※サッカーが強い学校はサッカーかもしれないが)

少なくとも、残念ながら
「科学部の主将」ではないと思う。


そんな野球部の主将と結婚したA子さんは、
高校の野球部や、高校の同級生に祝福され、
結婚生活を始めた。

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あれから幾十年。。
A子さんは、子ども二人を連れて離婚した。


なぜ?
女子のサクセスストーリーではなかったのか。

いや、確かにサクセスストーリーだった、と思う。

『友人たちに祝福される結婚式までは』だ。

そこからは、話しが違う。


その野球部のエースは、
ゴミを出してくれる人、なのか
子どもと遊んでくれる人、なのか
妻が具合が悪い時、おかゆぐらい作ってくれる人なのか。


結婚を「続ける」のに必要な要素が、
全くの『ブラックボックス』だったハズだ。


それは、
『後からわかること』だったりする。


もちろん、
野球部のエースで、主将で、人物ともに素晴らしい
人もいるだろう。

しかし、A子さんの旦那様は
家事は一切手伝わない
男友達との飲み会を優先する
土日は、ずっと草野球

エースは、家庭の中でも、全ての事象で
まわりを引き立て役にしているような節があった。

A子さんは、ずっと彼の野球のために生きていた、
と言っていた。

土日も、ずっとお弁当を作り、応援に行っていた。
夫がそれを当たり前、だと思っていた、から、だ。

弁当を作り続け、
土日は野球の試合で10年がたち、
ある日、「もう無理」と思って離婚を決める。

エースであることと、
結婚生活を維持できる人であることは、
全く関係がない。


若い時に結婚し、そのまま仲良く結婚生活を続けている
友もいる。


ただ、往々にして、すれ違いの原因は、ここにあるように思う。

女性は、ある時、精神年齢がグッと上がることがあるが、
男性は、何歳になっても、心は18歳のまま、だったりする。

同級生で年齢は一緒であっても、
精神年齢は、お母さんと高校生、ぐらいの年の差があったんじゃないか。

野球部のエースは、30歳になっても、
ずっと心は少年だった、ともいえるが、

妻にとっては、ちょっと迷惑かなあ。。。

離婚の報告を聞いていると、
この「男女の精神年齢のずれ」がよくあると思うのは
私だけ、だろうか。

A子さんの冒頭の質問に戻ろう。
『いいスイカを見分ける』ように、
いい結婚相手を見分ける「方法」はないのか。


そんな方法があったら、私がとっくにパッケージ化し、
商標登録を出願し、
今頃モナコで悠々自適なはず、だ。


私は、こんな時、
『相手の男性の友達を見たり、彼の友達と
話してみたら?』

と言っていた。


ただ、このA子さんの旦那様の場合、
彼の友人である、野球部の部員に聞いたら、

「あいつ、いい奴だよ」と言うだろうな。

そこが難しいところ、だね。


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