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日本が持っていて、北米の国が持っていない文化は「長い目でモノが見られるか」の視点

【文化の違い】日本と北米の国の文化の比較で、一番の違いは何だろうか?それは【長い目でモノが見られるか】だった。

カナダ人の先生に、日本の美徳を教えてもらった。
カナダの大学の聴講した時、カナダ人の先生が
こんな問いを私に投げた。


「日本文化と、北米(USA, CANADA)の文化で
一番の違いはどこだと思う?」


 

 
答えは、長期的な視点を持っていること、だった。
長い期間でヴィジョンを持てる、何かを「待つ」ことができる
文化、だという。
 
「アメリカの空港で、フライトの遅れのアナウンスがあったら、
カウンターに真っ先にクレーム、確認に行くのは
アメリカ人だ」
 
「車の修理に何分待てる?」と先生。
日本人の私は3時間ぐらいでしょうか、と答えた。
カナダ人の先生は、「5分」と言った。
 
30年の住宅ローンなんて北米では考えられない、と
先生は言った。
 
法隆寺は、1000年先を見越し、建築に釘を使っていない。
 
朝ドラの「あさが来た」 で、女子大創設のために奔走する成沢先生は
「100年後を見越し、女子にも大学校が必要」と言ってた。
 
そんな「長い目」を持っていたのだね。
そんな人がいたのだ。明治の時代までは、100年スパンで考えていた。

 
終身雇用、新人教育、 これも長期的な視点から
生まれた文化だろう。
 
もともと、長期的な視点を持っていたが、
今は全て「短期的な」視点になってきている。
 
仕事の業績、新人教育、しかり。いろいろな分野で。
 
でも、政治、環境、教育、人材育成などなど、
長期的な視点が絶対に必要でしょう。
 
「待てなくなっている」社会。
長期的な視点が失われていることに、危機感を覚える。

政治を見ると・・・次の選挙まで、「超・短期」の視野しかないように見える。
 

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