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1917から考える現代~ #社会派映画レポート⑧

皆さんこんにちは!ARUN古株インターンの関壮一朗です。
去年の8月からインターンに参加しており、当初いたメンバーは就職や留学などを理由に全員いなくなってしまい少し寂しいです。一方で、新しいインターンの方が最近ドサっと入ってきてくださり、新しいつながりに喜びを感じています。

私の前回のnoteではARUNの投資チームの仕事について紹介しました。今回は映画好きなインターンの方の提案で始まった、社会派映画レポートの一環として「1917 – 命をかけた伝令」を紹介したいと思います。ARUNの活動には直接関係ないですが、ウクライナ戦争を中心に、世界各国で戦争が起こっている今、見る価値がある映画だと思ったので鑑賞しました。少し重い内容かもしれませんが、読んでくれたら嬉しいです!

映画の概要

この映画は第一次世界大戦で戦った兵士の話を元に作られたフィクションです。イギリスとドイツが戦闘中、イギリス兵の青年二人(おそらく20歳くらい)が味方兵にメッセージを伝達するために命がけで戦地を駆け巡る話です。第一次世界大戦に関する情報は薄く、戦争の一場面に没頭する内容になっており、戦争で戦う人間の体験や感情にフォーカスしています。

この映画の特徴的なところは、映画の全て(2時間)がワンカットのように見えることです。このような演出をすることで、実際に主人公たちと共に戦場にいるかのように感じます。

感想・現代と照らし合わせて


私がこの映画を鑑賞した理由は、戦争をより身近に感じるためです。日本に住んでいると、戦争に関するニュースが流れていても無関心に感じてしまいます。

この映画からは、自分より若い青年二人が命をかけて戦場で戦う姿に心を打たれました。戦争がなければ私と変わらない生活をしているはずの二人が(映画の序盤には二人が草原に寝転んでいる姿が映されており、戦争がなかったら平和な生活をしていたことを表しているかのように思います)、身体的にも精神的にもどれほど負担を感じていたかを想像すると、戦争の残酷さをよりリアルに感じます。実際に現在でも多くの若者が主人公と同じ状況に置かれていると思うと、心が痛いです。

もう一つ感じたのが、決して無関係ではないと言うことです。映画監督のサム・メンデスも、映画からWW1の詳細を省くことで、どの時代で起こっていてもおかしくないように描写することを意識したと言います。この演出が、テレビでしか戦争を体験したことない私もこの場にいてもおかしくないと感じさせてくれました。

また、私は普段大学院で国際協力を専攻しており、そこから思うことがもう一つあります。それは、ウクライナ戦争の前にも近年戦争は各国で勃発しているということです。今回はロシアという大国が他国を力尽くで占領しようとしていることからメディアで大々的に報道されていますが、エチオピアやイェメンをはじめとして多くの国で内戦が続き、多くの犠牲者を出しています。これらの事態がしっかり把握することが我々ができる最低限の努力だと感じます。

最後に

私はこの映画を鑑賞して戦争に対して具体的なイメージを掴むことができました。しかし、戦争を止める力はもちろん、被害にあっている人たちを助けることができない自分に無力さを覚えました。最低限できることは、現状を理解することです。ウクライナ戦争のみならず、世界各国で起こっている戦争に対しての知見を深め、決して平和な世界ではないことを自覚する必要があると感じます。

ARUN Seedでは、様々なバックグラウンドを持つ社会人や学生インターンが活躍しています!ご興味を持たれた方はぜひ活動をチェックしてみてください!

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