全力で関ジャニ∞の名曲 ブリュレ の歌詞を分析してみた[歌詞解釈シリーズ2]
おはようございます、こんにちは、もしくはこんばんは。
今回はエイターの間でも根強い人気を誇るブリュレについて歌詞分析をしてみます。
今回も私の大好きな田中秀典さん作詞曲です!!やった!!(ちなみに作曲も田中さん)
この曲は2009年「PUZZLE」というアルバムに収録されて以降、数多くのコンサートで披露されてきたかなり人気の高いダンス曲です。バンドバージョンもかっこいいので是非。
そして今回、自分でも大丈夫か!?と思うくらい個人的な解釈が強く入ってるので1個人の妄想として広い心で見て頂けたら嬉しいです……
※以下、全て個人的な解釈です
1 ウブな片思い?<1番>
印象的なギターリフから始まり、さっそく強めのワードが並ぶAメロ。
心配性の悪魔???だとか聞き慣れない言葉が出てきますが、これらを解釈すると、
薄暗い夕暮れの小部屋にいる僕らはお互いに消極的すぎて、部屋の隅から僕らを眺めている心配性の悪魔に「さっさとくっつけよ!まどろっこしいな!!」などとイライラされている
というイメージ。
この「僕ら」は後々「僕」と「君」であることが浮かび上がってきます。
ちなみにこのパートを歌っているのは錦戸さん。クールな歌声、苛立っているの「だ」に合わせたがなりが非常に苛立ちを表現していてとても適役。(一時期キレキャラ扱いされてたし、イライラしている感じが想像しやすい笑)
どこかで他の人を牽制したりしている一方、どこかで自分は相手にふさわしくないと考えたりしている「僕」。好きだけど押し切れないぎこちない雰囲気がこのパートでも伝わってくる。そりゃあ悪魔もイライラするだろうな。
手を差し伸べたら、これ以上距離を縮めたらどうなるんだろう、と時間の限り考え込んでしまう「僕」は、あまり恋愛経験はなく、自信のない印象を受ける。
ここでタイトルにも出てきたブリュレが登場する。
クレームブリュレとは、カスタードプリンの表面を砂糖で焦がして表面をパリパリにしたスイーツのこと。砂糖の甘さと焦げのほろ苦い風味が味わえて、お店にあったら絶対頼んじゃう。大好き。
歌詞の通り、その表面のパリパリをスプーンで割ると、中のプリンが出てきます。「その中にある柔らかいの」とはズバリブリュレを割った先にあるプリンのことに違いない。
ただし、これが何を暗喩しているのかというのが一番の問題。
ブリュレ = 君の心。
好きな君の表面にある甘いカラを破って、他の人が知らない、心の中のどろっとした感情が見てみたいという僕の抱く好奇心が描かれている。
ウブな二人の初々しい恋の話かと思いきや思わぬ方向に舵を切ってきやがったな……
その後の「デカい期待抱いてたいなぁ」はaiで4回も韻が踏まれていて非常に聞き心地がいいです。このフレーズに限ったことではないのですが、この曲めちゃくちゃ韻が踏まれていて、だからこそこの言葉のリズムの良さが生まれています。ですが、今回はその点に関しては省略。
ついにサビ!
最初の2行は純粋なイメージのまま。前のフレーズで言っていたように、「僕」は愛ゆえに「君」の心の見えない部分まで知り尽くしたいと思っています。が、たまに喧嘩して「君」を傷つけてしまったり、そこから学ぶことや愛が見つかったり。めっちゃ素直に向き合ってる感じする。
そのあとから、「許して」というワードが入り、また一気に言葉の雰囲気が変わる。注目すべきは、この2行、背徳感を匂わせるワードがてんこもりなんですね。
「許して」というワードは、道徳的によしとされていないことをしているという印象を受けるし、なにより「覗き見してしまったような気持ちになりたい」に関しては、「覗き見」自体に見てはいけないものを見てしまうニュアンスが読み取れる。さらに「してしまった」と表現されていることで、それを見ることに対する後悔や予想外の気持ちが伝わってくる。
ファンはここまで聞いて初めて「とんでもねえ曲を聴いてしまった……」と頭を抱えます。
サビの詳しい解釈については2番サビのところで詳しく書きますので、1番サビのこの感じを覚えておいてください。
でも「僕」は君の前ではウブで、君に触れる度に感情は揺れ動くし、普通に話していても、言葉の奥で照れたり、ためらったりしながら一生懸命君と接している僕の様子が思い浮かびます。
ここまでが1番。
2 大人になった僕<2番>
また歌詞の雰囲気が変わります。
ここでわかるのは、2番時点で「僕」は社会人なのではないか?ということ。なぜなら、「僕」は社会に「ちゃんと貢献」している。「みんな経験してくんだ」なんていえるのは実際にその「恥ずかしい青春」を経験済みだから。
「ハンカチなしでは語れない」ような感動的な展開にしていこうよ、という、どこか強気な印象です。
なんだか1番の感じと人相が違うなあ……
キャラメリゼは砂糖などの酸化現象が生じることで、ブリュレの表面も砂糖をキャラメリゼしているため、あのパリパリが生み出されています。この場合、「時間を描けて煮詰めた」とあるので、煮詰めるパターンのキャラメリゼを指しているんですね。
このフレーズから、やはり1番と2番には多少の時間経過が見て取れる。時系列に関する決定的な情報がないので具体的にはなんとも言えないが、1番の恋愛の慣れていない僕→2番のいろいろ経験して余裕が出てきた僕(社会人)になるまでの時間が経っています。
ここで、僕は散々「時間をかけて煮詰めた」君を「一番美味しいタイミング」で頂いちゃいたいと睨んでいる。そんなことを言うようになるなんて……とと急激にチャラ化した「僕」に一言物申したくもなるが、結局好きなのは君だという点は一途で可愛いとも思える。ような気もする。
いや、パワーワードすぎるだろ……
2番サビも1番サビと同様、最初の2行は真っ直ぐな印象。君が大好きが故に至れり尽くせりしてみたり、世話焼いちゃう=ちょっかいをだしてしまって、でもちゃんと純粋で素直な愛なのに……って悩んじゃう。可愛い。
で、その後からまた変わる。なんだこのパワーワード三連発。個人的にはこの後半2行のフレーズがファン人気曲たる所以だと思っている。
その前に、実は、ブリュレは君の心以外にもう一つ意味づけられているものがあって、それが僕の心。
ズバリ、僕の心は2層構造になっている。
前半2行は外側のパリパリの部分。もちろん本心ではあるんだけど、心の外側を覆っている部分。そこでは君をただただ純粋に想って試行錯誤している様子がわかる。
後半2行は変わってブリュレのいわゆる中のドロッとした部分。ここでは、もちろん前提として君のことは好きなんだけど、他の人にはとても言えないような欲望が入り交じった心の奥深くの人間性を表している。
この僕の2面性が二つの層を持つブリュレに当てはめられているのではないか?
コレを踏まえて改めて2番サビ後半2行を見てみる。「ひっそりのめり込まれたい」「ほんのり煙たがられたい」「”目障りだけど気になるアイツ”になりたい」ドロッとしてるねえ!!!
アイツちょっとウザいし好きじゃないなって思ってたのに気づいたらアイツの手の内でズブズブになってる!!やられた!!みたいな展開に持ってきたいってことでしょ?いやいや策士が過ぎるでしょ……
好きな人にちょっかいかけて落ち込んじゃうようなやつの本心が、気づかない間に俺にズブズブにしてやりてえ……みたいなドロドロしたものだったっていう君へのちょっと曲がっている愛情の部分にファンは心打たれているのではないかと思いました。
その後かっこいい間奏。なんとなく聞いていてゴリゴリだな……と感じたので、多分この間奏の間に僕はゴリゴリに君にアタックしてるんでしょう。
3 いざ実食<Dメロ~ラスト>
「眺めたい」 今は眺めてない、眺めたことがない
「眺めてたい」 今眺めているからそれを続けたい
もう完全に僕の手の内入ってる!!!!落とされてる!!!
僕はついに君の全てを眺められるポジションについて、まさに美味しく頂こうとしている場面。
このパートを歌っているのが大倉さんと安田さんというのはもう公式と解釈の一致をしているとしか良いようがありませんありがとうございます!!!!!!
なんか倉安チャンって可愛らしい無害な感じ出しといて油断した瞬間にバクって食べちゃうみたいなずる賢さを持ってる感じしません???イメージとしては8周年~JUKEBOXあたりの倉安全盛期(自分の中での)みたいな甘~い感じ。……伝われ!!!!
この後はサビを繰り返します。
今までとの違いは入る前にテッテッテッテッという音が入ること。まるでいただきまーすの瞬間をパシャパシャとカメラで撮られたみたいな、コマ送りの映像のイメージ。
もうこれは手に入れた後の回想みたいなもんです
大統領選でいう勝者演説です。
俺こんな感じで頑張ってきましたけどついにゴールしました!!!ありがとう!の時間。
最後の思いがけずブリュレに至っては美味しく頂かれちゃってるのを「油断したね???」ばりに嘲笑してるのが目に浮かぶ……ブリュレくん(仮)マジでけしからん…
6 さいごに
前回の夕闇トレインとは打って変わり、非常にぶっ飛んだ感じになってしまいましたがいかがだったでしょうか……
あくまでも私個人の解釈ですので、こんな感じ方もあるんだな、程度に見て頂ければ幸いです。もっと根拠をわかりやすく提示しながら書けるよう修行してきます!!!
あと、もしこんな解釈もできるんじゃない!?みたいなご意見、ご感想などありましたら気軽に私のTwitterの方にお寄せください。
まだ始めたばかりなのですが、これからどんどん活動していく予定なので是非気軽にお声がけ頂けたら嬉しいです!!とても喜びます!!!
ありがとうございました♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?