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店主の暮らし日記⑧心地よい場所って?の話

こんにちは!雑貨屋 あるくらし 店主の絢音です。
雑貨屋 あるくらし は、現在、店舗を持っていませんが、
イベント出店やオンラインストアからスタートした雑貨店です!
こちらのnoteでは、お店の歩みを記録中です!
(雑貨屋 あるくらし についてご興味のある方は、
マガジン「雑貨屋 あるくらし を開くまで」にまとめておりますので、
良ければそちらをご覧ください!)

ようやく冬らしくなってきたかと思うと、12月にも関わらず、
最高気温が20度近い日があったり、曖昧になっている四季に少しドキリ。
今年があと2週間ほどで終わる事にビックリしているこの頃です。
私の12月の始まりは、関西のクラフト・蚤の市の大イベント、
「関西蚤の市」と「灯しびとの集い」に遊びに行く所からスタートしました。
どちらのイベントに遊びに行くのもコロナ禍前以来約3~4年ぶりという事で、
開催のずっと前からスケジュールアプリに記載して
ワクワクと楽しみにしていました。
両方のイベントも共通して、前回からの自分の大きな変化は、
「雑貨屋あるくらし」のお店にどんな物を集めたいんだろうという視点で物を見る事でした。
ただただ雑貨が大好きという気持ちはずっと変わりませんが、
当時の自分は、自分が雑貨屋としての活動を始めるなんて考えてもいなかった事を思い出しました。
好きであり続けると、どこかで、タイミングが重なって、
何かしらの行動をせずにはいられない時が来るのかもしれない。
と思うと、好きな事は、細く長く、ずっと続けていきたいですし、
小さな好きな気持ちも、侮らず、大切にしたいな、と思います。

今回のテーマは、心地よい場所って?の話です。

「おばあちゃんの家」というのは、実家の時に一緒にくらしていた祖母の存在が大きいです。
(この事もどこかで記事にできるといいな。)

雑貨屋あるくらしの屋号に「雑貨屋」と記載している通り、
雑貨屋として活動をスタートした2023年。
実は、将来、雑貨屋「あるくらし」が「雑貨屋」としての枠を超えて、
こういった空間になれば嬉しいな。と考えている事があります。
それは、
「おばあちゃんが子どもや孫に、知恵を伝えて繋いでいくような、
暮らしの工夫や喜びを分けあえる場所。」
です。
その空間は、
肩の荷が下りて、「ほっ」とひと息をつけ、
純粋に「わぁ」と喜べる雑貨や「ほぅ」っと気づく暮らしの発見を
見つけて、自分だけの「ある暮らし」を話し合える場所です。
ごはんやお茶を楽しんで、そしてあんこのお菓子が食べられる、
緑に囲まれた、懐かしい雰囲気のある、
まるでおばあちゃんの家のような場所。
を妄想中なんです。
そんな事もあり、実は、雑貨屋としての活動と並行して、
現在、「こういう事を勉強しておきたい。
こういうお店で働いてみたい。」を進行中です。
どこかの機会で、進行中の事のお話や、
進行中の事と雑貨屋あるくらしの現在の活動を
かけ合わせて、目指す空間に近づけていけたら良いなと思っています。
(来年は、実験的にワークショップも開催してみたいなと密に妄想中です!)

今はまだ店舗を持っていない雑貨屋あるくらしですが、
イベントでの空間づくりや店舗を持つ際、
「暮らしの工夫や喜びを分けあえる場所」は、
まず自分が納得して、心地良いと思う空間にしたい。
ところで、自分にとっての「心地よい」って果たして
どんな空間なんだろう?
これから少しずつ、「心地よい」という抽象的な言葉を、
自分が形づくって行けるよう、言語化・見える化していくため、
じっくり考えていきたいな。と思い、今回のテーマにしました。

ふと思い出す“心地よい空間”のワンシーン

こじんまりとした純喫茶に行くと、この頃のことをふと思い出して安心する事があります。

自分で何かしらの活動を始めたいと考えだした数年前から、
「心地よい空間」という事を頭の中でよく考えるようになりました。
その際、ふと思い出すシーンがあるんです。
古い思い出になりますが、中学生の頃に遡ります。

中学3年生の4月、友人がひとりも居ないクラスになり、
最初の数か月は、教室でひとりで居ると息が詰まるようでした。
一番長い休憩時間であるお昼休憩に、私はよく、
担任の先生とおじいさん先生の居る理科準備室に逃げ込んでいました。

インスタントコーヒーの香りが漂うその部屋は、
担任の先生がコーヒーを片手に作業をしていたり、
もう一人の先生は、休憩用の椅子で昼食を食べていたり。
私はぼーっと2人の姿や準備室の備品を眺めて、ただそこに居る時間を過ごしていました。

これといった会話をするわけでもなくて、ただそこに居る。
だけど時々、普段は怖いと恐れられている進路指導のおじいさん先生が、
食後にかわいらしいカットフルーツを美味しそうに食べている瞬間を見つけたり、ふふふと小さく笑う会話をする。そんな穏やかな時間が流れていました。

振り返ると、自分には逃げ込める場所があるんだ。という事にほっとできる、静かで優しい空間だったなと思います。
今でもこじんまりとした純喫茶に行くと、この時の思い出がふっと蘇り、安心するんですよね。

心地よさにはいろいろな種類があると思いますし、また、人によって感じ方は違うかと思いますが、まずは、「肩の荷がおりて、ほっとする。」
そんな心地よさを感じるられる事が、自分にとって、空間づくりで大切にしたい要素なんだと思いました。
前々回のnote(こちら)にも記載していた通り、根本的に、自分をオープンに表現する事が苦手で、どちらかというと、取り繕ったり、猫をかぶる事が多かった事自分。
「心地よい空間」という言葉に対して、まず、
その鎧を脱ぐように、肩の荷がおりて、ほっとするような場所が思い浮かんだんです。
違った種類の心地よさや、気づいたことも、また記事にできたらいいなと思います。

はじめましての方も引き続き読んでくださっている方も、お付き合いいただきありがとうございます。今後も焦らずゆっくり続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

店主 絢音


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