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おとなしい子・無表情な子

私の子育てで感じたことお話させていただきます。

おとなしく、黙っていて、笑いもせず、怒りもせず、無表情な子どもは、視線の向け方を確認しましょう。

自分からは手を出さない状態でも、何事も興味深く観察しているなら自分の自信が持てるまでの少し間いろいろ覚えようとしている状態です。
自信が持てるまでゆっくり見守ってあげましょう。

おとなしくて、無表情。そして関心を持って視線を向けない子どもは、大人でいう引きこもりの状態です。
新しいことに挑戦してドキドキすることより、安全な状態に身を寄せて、時間をやり過ごしている状態です。

赤ちゃんの頃は、これほど無表情じゃなかったのになぜだろう?
それは、子供自身が成長して学習して自分を守る方法として、
興味のない振りをするのが一番安心と思ってしまったからだと考えます。
どんどんしてあげたい親心に、早期引き上げの今の療育の考えで、
発達検査を受ける度に、親はもっと頑張ってしまいます。

ーありがた迷惑ーと言っていいのか分かりませんが、子どもの気持ちの中に

「笑顔を見せるともっと薦めてくる」

「少しでも喜ぶと、刺激を倍に増やしてくる」

「興味ない振りが一番安全」となってしまいます。

本人の求めている刺激の量を確認しながら
挑戦させる時は人を頼って、一緒に課題に挑戦することで、
ドキドキの後の喜びを少しずつ感じさせてあげましょう。
人と一緒に乗り越える経験をたくさんすることで、自信をつけて、
自分で課題に取り組めるまでじっくり見守ることが大切です。
次第に、少しずつですが、自らスリルを求める姿が出てくるでしょう。

望み過ぎてやり過ぎないことが、本当に難しいんです。


自閉症の子どもの行動で、クレーン現象というのがあります。
人の手を使って「あれをしてみて」「これをしてみて」と動かすことです。
問題のように捉えてしまいますが、このような要求も認めてあげて気持ちを解してあげる方が、自分からできる近道になるかと思います。

「自分でするのはとても自信がないけど、してるのは見てみたい」

「自分でするのはとても自信がないけど、思った結果になるか確認したい」

確実に物に対する興味は育っているんです。

「怖いから、助けて!」

「自信がないから、一緒にやって!」

自分で言えない気持ちを言葉にしてあげて、

「一緒にやったから怖くなかった?」

「怖いから、また次も一緒にやって欲しい?」

「自分だけでやれそう?」

気持ちに変化がないか、どんどん確認してあげること
まだまだ、怖いや自信がない気持ちも受け止めて
頼っていいというスタンスを続けることで、
自分で挑戦しようとするときに
リラックスした気持ちで挑戦できると思うんです。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。


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