見出し画像

[読書]片付けで得た、劇的な変化とは。

『片付けパパの最強メソッド』大村信夫さん (impress QuickBooks)を読んで

片付けに関する本や整理収納アドバイザーは女性が多い中、男性の視点を知れるのは新鮮です。
また表紙に"ドラッカーから読み解く片付けの本質"とあり、ビジネス的な要素も気になり、この本を手に取りました。
イラストのサラリーマン姿が、よしやったるぞという感じで、希望が持てます!

~お話の内容について~

著者は、サラリーマンをしながら、最初は趣味という形で 片付けのお仕事を始められました。
亡くなられたお父さんからの手紙をきっかけに人生を見つめ直し、自分を変えるということを決意され、片付けで人生を変化させたそうです。
そのきっかけがまたびっくり。同窓会で高校のクラスメイト(整理収納アドバイザー)に出会い、お部屋を片付けてもらったことが始まりだったそう!
その後、著者自身も整理収納アドバイザーを1級に合格されました。

著者は、部屋の片付けをする人は先延ばしにせず、すぐに行動する、と分析していて、
部屋が片付いている人は人生もすっきり整っている人が多いという気づきを得たそうです。
実際、著者も片付けをすることで、禁酒したりダイエットできたり、何と運動習慣ゼロからフルマラソンを完走する、さらに、残業時間を1/10に減らしたと劇的な変化があったそうです!

片づけのメリットは、時間的・経済的・精神的なメリットがあり、著者は、それに加えて衛生面・安全面のメリットもあげています。
お部屋にペットボトルを置いておいて、いつのまにか日が経ってしまい、家族が飲んでお腹を壊してしまった…と言ったエピソードもあり、片付けの大切さを実感させてくれました。

この本には、家の中だけでなく会社のデスク収納のコツもあり、ビジネスマンも必見!です。

さらに、片付けだけでなく、価値観についてのページがありました。
そもそも価値観とは何か、そして52個のキーワードの中からピンときたものを10個選び、その後5つ、3つと残していくことで、自分にとって大事な物が分かる といったコーナーもありました。
そこから自分のミッションを書いていくのです…
すごい、片付けだけじゃなくて自分の価値観も考えられるなんて、なんてお得な本!

また、マトリックス図を使って、人生でやった方がいいこと、ワクワクすること、ワクワクしない、やらない方がいいことを書き出すなどして、自分にとっての選択基準や優先順位も考え直せます。
キャリコン(キャリアコンサルタント)資格を取っている方はご存知かもしれませんが、クランボルツ教授の計画的偶発性理論についても解説されていました!

この本で一番心に残ったのは「行動」という言葉です。
著者は、
「アドバイスいただいたことに行動をした。行動すれば必ず結果は出る。」
「人とのご縁で本の出版にも繋がった」
「”金持ちの前に"人持ち"になれ”を心がけている」そうです。

小さな片付けを1つとっても、行動の積み重ねですよね。
何かを捨てたり、まとめたり。
案ずるより産むが易し、のように、不安になりすぎず、まずやってみるのが大切だなぁと、素直でまっすぐな著者を見習いたいと思いました。

https://twitter.com/aruku_deau twitterもやっております♪ 読んでくださってありがとうございました。 あなたも、どうぞご自愛ください!