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東日本大震災追悼イベント「復興祈(ふっこうき) 11-21」開催!

この記事は、すがもプロジェクト南門活用計画班より寄稿いただきました。

大正大学は、東日本大震災追悼イベント「復興祈(ふっこうき)11-21」を2月27日(土)にYouTube Liveにて生配信します。このイベントは、「サービスラーニングD」の授業の一環で行われます。「あのとき感じた思いを風化させない!」と学生が本気になって企画しました。震災から10年を迎えるにあたり、これまで大学が取り組んできた復興支援活動を紹介するとともに、南三陸町の復興の様子や現地の魅力を学生ならではの視点で発信します。

きっかけは震災直後のボランティア

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町。大正大学は、震災直後から学生・教職員が復興支援ボランティアとして、南三陸町を訪問してきました。南三陸町とのつながりはここから始まります。
2013年には、南三陸町の入谷地区に一般社団法人南三陸研修センター(まなびの里 いりやど)が設立されました。以降、大正大学のエリアキャンパスとして、私大ネット36やサークル、授業等での復興支援活動が活発化していきます。2016年からは、新設された地域創生学部の約40日間にも及ぶ地域実習の実習地の一つとなるなど、多くの学生が復興途上の町の魅力や課題を学ぶ拠点となりました。
「サービスラーニングD」では2017年以降、長期休みを利用した3泊4日のスタディツアーの企画・運営(※)や、東京でも可能な復興支援として、都内の寺院境内をお借りした復興支援イベント等を実施してきました。
(※)2020年夏はコロナ禍の状況に鑑み、オンラインツアーとして実施。当日の様子はコチラからご覧いただけます。

そして東日本大震災から10年が経つ2021年。私たちはコロナ禍でも可能なオンラインでの追悼イベントを企画しました。これは、家にいながら南三陸町とつながり、大学での追悼法要にも参加できる視聴参加型のイベントとなります。


▼東日本大震災追悼イベント「復興祈(ふっこうき)11-21」
開催日時:2021年2月27日(土)13:00~15:30
開催方法:大正大学公式YouTubeチャンネルにて、生配信
※オンライン開催のため、当日は学内への立入はできません。予めご了承ください。

画像:本イベントの企画運営を行う学生・教職員の様子

本イベントの企画・運営は、すがもプロジェクトを構成する七班のうち、以下の三班の学生が合同で行います。

▼各班の詳しい活動内容はコチラ
 南門活用計画班 https://note.com/arukimedia/n/nc5800336291b
 東北復興支援班 https://note.com/arukimedia/n/nbc401495ab49
 祈りのまち班  https://note.com/arukimedia/n/n02b202e12f56
当日のコンテンツの詳細は、別記事にてご紹介します。
※2月16日(火)公開予定

画像:「復興祈 11-21」公式ポスター

「今」できることを「おうち」から

コロナ禍で移動や集会が憚られる今、私たちにとって被災地のためにできること。それは、“離れていても心をひとつに祈ること”ではないかと考えました。震災物故者への追悼と被災地の復興を、視聴参加型のオンライン法要というニューノーマルに適した形で企画しました。現地に行けなくても、法要の場に来られなくても、ともに祈りの気持ちを分かち合えるよう、希望者に「うちで追悼セット」をお送りいたします。
「うちで追悼セット」は、希望される先着100名様に無料でお送りいたします。当日法要の時間になりましたら、お手元に当セットをご用意いただき、さざえ堂での追善法要の様子を見ながら一緒に祈ります。映像や音だけでなく、香りや触り心地等を感じ取っていただくことで、たとえ離れていても感覚を共有しながら、ご自宅で追悼することができます(※もちろん「うちで追悼セット」に申し込まなくても、YouTube Liveを視聴いただきながら一緒に追悼することは可能です)。

【うちで追悼セットの内容】
①  オクトパス君型手作りお香 (1個)
 宮城県南三陸町のマスコットキャラクター「オクトパス君」をかたどったお香です。本イベントのために学生と教職員とで製作しました。復興祈念公園での植樹や様々なイベントで用いられ、現地の方には馴染みのある椿の花を模した折り紙にいれてお送りします。 燃焼時間は約30分です。ライター等で着火して使用します。万が一の損害の責任は負いかねますので、火のお取り扱いには十分ご注意下さい。
使用する際の皿(アルミホイル)と香台も同封予定です。

②青いローソク(2本1セット)
 宮城県気仙沼市で活動する「ともしびプロジェクト」にて製作されたローソク「命灯会(みょうとうえ)」です。1本は犠牲者の追悼に、1本は自分の未来のために灯すという思いがこめられています。ローソク立ても同封しますが、万が一の損害の責任は負いかねますので、火のお取り扱いには十分ご注意下さい。

③法要の経本・解説
 大正大学を構成する5宗派(天台宗、真言宗豊山派、真言宗智山派、浄土宗、時宗)が共通して読経できる「大正大学勤行式次第」をもとに作成された追善法要の経本です。追善法要中はお手元にご用意いただき、ご一緒にお唱えいただければ幸いです。般若心経の解説も掲載しております。

④さざえ堂 参拝のしおり
 当日、追善法要を行う「さざえ堂」にて現在配布中のしおりです。学生が企画し、2020年に完成したばかりです。「さざえ堂」とは、二重螺旋構造が特徴的な大正大学の仏教文化施設「鴨台観音堂」の愛称で、このしおりも螺旋階段を上るようにページを開きます。なんと、おみくじもついています!

⑤ さざえ堂 御朱印
 実は今、「さざえ堂」では、学生がデザインした「御朱印」を月替わりで配布しています。今回、「復興祈11-21」限定の御朱印を作成することが決定しました!


学生が「今」できることを考えて企画・準備した「うちで追悼セット」。皆さま、ぜひ奮ってお申し込みください。

▼申し込みフオームはコチラ
https://forms.gle/eSrCutRj8Vc8KmdC7

▼発送方法について
「レターパックライト」による郵便受けへの配達となります。当フォームでのお申し込みが確認でき次第、当日のご案内を添えて、イベント実施一週間前をめどに大正大学(東京都豊島区)より発送する予定です。


新型コロナウィルスの影響で、共に集まり現地へ足を運ぶことが難しい現状です。このイベントを通して、ご自宅から南三陸町を身近に感じてもらい、被災地へお祈りする気持ちを一つに、記憶の風化を防ぐきっかけとなれば幸いです。皆さまのご参加・ご視聴、お待ちしております!


記事:南門活用計画班 石橋郁乃



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