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#21 カーテンに手をかけて 自分の手の震えに気づく。もう寒くもないから手が悴むはずもないのに 何が僕を躊躇わせているの?閉められない手を退けて窓の外を見る。いつもの青空。僕が見てきたいつもの大好きな青空だ。吸い込まれるように僕は外に出る。後ろを振り返ると 閉めたままのカーテンが家の中の景色を遮るんだ。僕には見えない。カーテンの中の新しい世界が。きっと素敵な世界なのに。家に背を向けて歩き出す。ごめんね。先に行くね。僕は青空を目指さなくちゃいけないんだ。

『Birthday Live』の日になると
胸の中がいろんな感情に包まれて
日付が変わる日の夜は
決まっていつも寝れないんです。
不思議ですよね。

例えばそれは"嬉しさ"の赤だったり
"笑顔"のオレンジだったり。
"悲しみ"の青色もあれば "別れ"の白もある。

色々な色で心が彩られるこの時期を
複雑な気持ちで見届けることが多くなりました。


申し遅れました アルカスです。
今回もブログを読んでいただき
本当にありがとうございます。

これまで悩んでいた自分の気持ちに
明確な答えが出たので
ここでお知らせする機会をください。


今このブログを書いているのは
2022年2月22日 午前3時あたりでしょうか。

そう  15時間後にはもう
『乃木坂46 11th Birthday Live』が始まります。

『Birthday Live』ではいつも
新しい発表があると同時に
いつも『別れ』が訪れていました。
『卒業』という名の別れです。


乃木坂46という存在が心から大好きだから
卒業の瞬間はいつも卒業の必要性について考えたり
涙を流したり落ち込んだり…
前向きな気持ちに埋め尽くされる瞬間は
一度もありませんでした。

大好きであるが故に強く感情移入してしまう自分が
サヨナラに強くなれるわけがないと
いつも思っていました。


そんな自分がついに
大好きな1期生を 全員見送る時が来ました。

乃木坂46 最後の1期生 秋元真夏さんが
2月7日 卒業を発表されました。


毎度毎度 卒業発表のブログを涙ボロボロで読み
ネガティブな感情に包まれてきた今までの自分。


でも 今回は違いました。


涙の中に 笑顔が混じっていました。


どうして笑顔が出ていたのか。
その時の自分には わかりませんでした。

でも あの日から時間が立った今は
その答えが明確にわかる気がします。


1期生が 好きだから。
1期生が 特別な存在だから。


私が初めて知ったときの"乃木坂46"を
いちばん好きだった時の"乃木坂46"を
いちばん好きだった時の"乃木坂46"のままで
私の胸の中の"いちばん" に しまいこみたいから。


1期生最後の卒業メンバー
齋藤飛鳥の卒業と同時に
私は 乃木坂46オタクを卒業します。


どうでもいい報告を大袈裟に言って
本当にすみませんでした。

でも私にとって オタクを卒業するというのは
とても大きくて重要な決断でした。


"オタク"と"ファン"には明確な違いがあると
私個人は考えています。

"ファン"は好きという感情の中で
マイペースに応援するもの。

対して"オタク"は自分の時間を削ってまでも
推しの番組を見たり推しの活躍を追ったりする
ある種の"熱狂"があるのかなぁ、と…


今でも毎日追ってしまうんです。
卒業していった 1期生の姿を。

もちろん現役メンバーも大好きです。
ただ、現役とOGに向ける目線の熱さだったり
そこに差があるような気がしました。

だから たくさんの好きなものの中でも
"いちばん"は大切にしようって。

だから オタクを卒業して
これからの新世代を"ファン"という形で
優しく 暖かく見守りたいなって思いました。


本記事のタイトル お読みいただけたでしょうか。

カーテンの外の青空は"OG"
カーテンの内側の家は"現役メンバー"
そんな思いを込めています。

手の震えは 現役メンとOGを
同じ愛で推せるかという自分への問い。

空っていうのは いつも同じように広がってて
でも手を伸ばしたって届かなくて。

でも 確かに私を照らしてくれる。

だから 外に出れは
大好きな青空をずっと見上げられる。
大好きな陽の光を ずっと浴びることができる。

カーテンを開けて青空を見上げなかったのは
"現役メンバー"という家の中では
陽の光を浴びる量が少なかったから。

大好きなOGを求めて外に出ると
今までいたはずの家の中は
閉ざされたカーテンによって 見えなくなります。

でも、見えなくなることに意味がある。

見えないからこそ
新しい世界を想像できるんだな。と…


OGオタクとして外に出て
現役メンバーの新たな世界を
外から優しく見守る



これが 私の出した答えです。


乃木坂46は 本当に素敵なグループです。
グループに在籍して数々の伝説を残し
卒業すると OGとしてさらに活躍していく。
そして残った現役メンバーが
伝説を未来へ繋いでいく。

そんなグループを知ることができたこと
そんなグループを推すことができること

明確に"幸せだな"って言える出会いに
心から感謝したいなって
いつも思っています。


現役オタクを卒業し
これからはファンとして乃木坂46を応援します。

それが果たして正しいことなのか
それはわかりません。

でも 正しくなくたって
"好きなものは好きだ"とはっきり言える勇気。

これまでと変わらないとは思うけど
"好きだったこの場所"と
"これから好きになるこの場所"を明確に分けて
どっちも愛していこうと思います。

乃木坂46からいただいた幸せのお返しを
これからも推すというカタチで続けます。


書きたい思いはまだまだたくさんありますが
それは現役オタ卒の日に とっておきます。


最後に

ここまでお読みいただき
本当にありがとうございました。

OGに比べ現役メンバーが劣っているとか
そういう考えは一切なくて
大好きだから大切にしたいものがあるって気持ちを
皆さんに理解してもらえたらこんなに嬉しいことはありません。

乃木坂46だけでなく
私を乃木坂46の世界に惹き込んでくださった
乃木坂ファン・オタクの皆様。

本当にありがとうございました。
そしてこれからも よろしくお願いします。


乃木坂46 11周年おめでとう。
あなたたちは 坂道を見上げた先に立つ
私の憧れです。
乃木坂46に幸あれ。


外がだんだん明るくなってきました。
もう朝ですね。

この記事を書きながら
嬉しさと幸せで涙を流していることは
ここだけの秘密にしてください笑


2023/2/22 arukaS(アルカス)

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