あるひ

穀潰しとして活動中

あるひ

穀潰しとして活動中

最近の記事

  • 固定された記事

絶望短歌 その1

・本当に死にたいのなら今すぐに自分自身が気付く間もなく ・キショすぎる己の性と相見え 死ぬにも死ねず寝て日を過ごす ・三日間飲まず食わずで死ねるとか 俺は初日でお茶漬け食べた ・生きるとは本能を受け入れること 理屈を諦めて息をする ・自意識を飼い慣らすたび思い出す 産まれる前の充溢した無 ・俺はもう「生きること」しかできなくて 誰に合わせる顔もないのに ・もう二度と誰の声にも触れないで部屋の隅にて震えて眠る ・切実さ それだけをただ求めてる 他の全ては嘘に感じる

    • 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』を観た(後半ネタバレあり)

      ドラえもんの映画を観るのは久しぶりだったが、とても良かったのでnoteに残しておく。 前半はネタバレ無しでの感想、後半はネタバレありでの感想を書いていくので注意されたし。 ではまずはネタバレのない範囲で…… いや〜面白かった~。超絶スぺクタル!オモロの洪水!というわけではなく、安心して見れる面白さ。子供も大人も楽しめるやさしい映画。 最近『ボーはおそれている』を観て心を深くエグられた自分としては、特に心温まる映画体験となった。 そして、久々にドラえもんの映画を観て思い出した

      • 歌の性差について

        歌うとき 男は鉄と死の匂い 女は血肉と命の匂い

        • 備忘録:オタク原体験の記憶

          小学生の頃、親もいる中で録画したのを見た金曜ロードショー、エヴァ新劇場版序。綾波の裸。 イオンのゲームセンター、モニターで流れる新劇場版Qの予告。桜流し。ピンクの新機体。 見たかったが、親に見たいとは言えなかった。 これも親に連れられて行ったホビーオフで見た、エヴァ量産機のプラモデル。妙に気持ちの悪い姿をした、知らない機体。旧劇場版の存在をうっすらと知った。 薄暗い蛍光灯。当時は自分が小さかったからかホビーオフがとても広くて棚は高く、物に溢れていたように感じた。 しば

        • 固定された記事

        絶望短歌 その1

          恥ずかしい文

          世の中には、2種類の人間がいます。 一方は、恥ずかしい文章を書ける側の人間。 もう一方は、恥ずかしい文章を書かない側の人間。 いまさっきまで人の書いたnoteを読んでて思いました。世の中には恥ずい文章と恥ずくない文章があるな、と。 妙に堅い筆致はちょっと恥ずい。 気取った言い方でなくとも、センスを見せようとしてくるのが感じられると恥ずい。 文章って、書いた人間の意図する意味が読んだ人間に伝われば仕事を果たしていると言えるはずですが、その意味が乗っている船の造形を不必要にいじく

          恥ずかしい文

          近況など

          こんにちは。あるひです。 なんとなく文を書きたくなったので書きます。 いまは夜の1時50分過ぎです。ふんわり眠いですが、多分このまま空が薄ら明るくなるまで起きているのだと思います。 最近は布団のなかにいることがほとんどで、寝たり自慰行為をしたりYouTubeを見たりしています。 ここ2年くらいで意味のあるもの、たとえばアニメとか漫画とか、そういうものを見る意欲が低下しています。僕は今大学を休学しており一日中暇な時が多いのですが、時間は沢山あるくせに、そういう意味のあるコンテン

          近況など

          絶望短歌 その2

          ・いつだって今が嫌いな僕らには今年の夏が一番暑い ・はじまりは覚えていない 終わりなど来る気がしない 「イマ」は見えない ・大学の休学届 理由など特にはなくて「心の病」 ・ぬるま湯の心地のよさに満たされてソフトに死んだ幸せな人 ・それでもなお生きようとする肉体に慈しみさえ覚える不眠 ・酒なんて飲みたくないの本当は それでも夜中 気絶するまで ・才能のある人たちを遠ざけてチャチなプライドひとつで死ねる ・自意識は俺も貴方も同罪で償うように生きる 死ぬまで ・大勢

          絶望短歌 その2