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本格始動ージベ処理始まるー

昨日は、朝4時半からデラウェアという品種のジベ処理をしました

「デラウェア」という品種は、お盆ごろスーパーなどで見かける、小粒の手のひらサイズのぶどうです。「デラ」と言われています。値段もお手頃で、子供にも大人気。お盆にはなくてはならない品種です。

そして、「ジベ処理」とは、種無しにする薬剤(ジベレリン)を花の房につけることです。種無しぶどうって、最初から種が無いわけではないのです。ジベ処理すると種無しになるのです。今はほとんど種無しですよね。それは、どうしても性質上種を抜けない品種を除いて、ほぼ全ての品種でジベ処理をしているからです。
このジベレリンという薬剤、もともと透明の薬剤ですが、どの房につけたのか分からなくなってしまうので、赤い色に染めて使います。コップみたいな容器に入れて、ひと房ずつチャプン、チャプンとつけていくのですが、ジュースにつけているみたいで美味しそうだなあ、と小さい頃から思っていました。透明感のある赤色で、本当、おいしそう。イチゴシロップみたい。

このジベ処理をするタイミングが難しく、「ひと枝に葉っぱが何枚出たら」とか、「蕾がこれくらい開いたら」とか、よく観察してタイミングを見計らいます。同じ品種でも、樹や場所、枝ぶりによって成長がまちまちだたりすることもあって、判断に迷うことが多々あります。そして、薬剤をつけてから一定時間、乾かないようにしなければならないので、湿度の高い朝方に行います。タイミングがずれたり、乾いてしまったり、雨で流されたりすると、種が抜けず、売り物にならなくなってしまします。だから、この時期からは毎日、天気予報と、空模様と、ぶどうの樹とにらめっこです。

そんな訳で、昨日も夜が明けるか明けないかぐらいから始めましたが、寒かった。薬剤で濡れた手がかじかむほどでした。そして、日が昇ったとたん、暑い・・・。でも、こんな寒暖の差が果物を美味しくするのでしょうね。

さて、今日からパートさんも加わり、本格始動です。子供達もそれぞれ保育園、小学校に預かってもらい、本気モードに入ります!!コロナなんて言っていられない!!

よーこでした。

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