初心者が読む哲学「方法序説」編
哲学に関しては、全くの初心者なのですが、最近興味が湧いていました。何か今の自分に何かを与えてくれるかもしれない…そんな空っぽな私です。
今回は「方法序説」を読んでみたので、感想(個人的に読み取り、感じ取ったこと)などをまとめていきたいと思います。いわば読書メモみたいな感じです。
本書は屈折光学や気象学、幾何学の本の前半にある序説の部分だそうです。すごく幅広い分野を研究されているなとまず思いました。日本的に言うとだいぶ理系です。というかこの方法序説の考え方も数学的な感じがしました。読む数学といったら御幣がありますが、緻密に考えられた理論だと認識しました。
1.学問に対する考察
デカルトが実際に大学などを通して学んできて当時の学問に対して思うことが書かれていました。学んだ後は一度人文学を辞め、旅にでたそうです。そこで得た経験などが今後生きてくるだろうと考えた訳です
平等ということから正しい手順を踏めば真理にたどり着けるということですね。ますます気になるような語り出しでした。
2.4つの規則
受け入れてきた考えなどを一度捨ててみることが大切であるようです。まあ確かに知らずのうちに当たり前のように考えている事が違わないとは言えないですよね。そこをまず考える上では捨てると…。
そして4つの規則を提唱しました。
①真として認められるものでなければ受け入れない
②難問は分割
③単純なものから複雑なものと順番に導いていく
④見直し
①はなんでも受け入れてはいけないということですかね。ぱっと見て良いと思うことでも一度良く考えた方が良さそうです。
②は難しいものは分けて考えろという事ですね!
③は階段のように徐々に積み重ねていく丁寧さが大事ということですかね。
④は見直ししろ!ということですね。
3.3つの格率
これは道徳状の規則というような感じです。
①自分の国の法律や慣習を守ろう
②自分で決めた考えは貫こう
③世界の秩序よりも自分の欲望を変えよう
①の部分では等しく受け入れられる意見の内、穏健な物を選ぼう!間違った時にミスが少なくて済む(真理から離れずに済む)というのが面白かったです。確かにそうよね。
②はなかなか難しいことだなと感じました。私は他に自分とは違った良さそうな意見が出てきたら流されそうです...。森の中で迷ったと正しいかまあ違っているかは置いといて同じ方向に進み続けた方が最終的に何かにたどり着けると述べられていました。確かに真理をみつけるという意味では大事なことであると感じました。
③ストア派的な考えですかね?なにか響くものがありました
4.われ思う、故にわれ在り
これは有名な言葉ですね。読む前にも聞いたことがありました。
すべてを偽と考え捨てていくと最終的に確かなのは、疑っている自分自身だけであると。自分自身の存在は疑うことができないと解釈しました。
5.その他
その他にしたのは理由があります。5部の内容は正直言って何か書けるほど内容が読み取れませんでした...。医学や生物のことについて書かれています。『世界論』という論文を発表しようとしていましたが、この頃いろんな科学者たちが自説を発表後死刑になるケースが多く、出版を辞めたようです。このような時代に自分で真理を追求し続けたのはすごいです。実際出版したものは匿名で出版していました。
6部は個人的に好きで、仕事への真摯さが伝わりました。
かっこいい!
書籍に対する反論、意見なども受け付けていて(出版者経由で手紙でのやり取り)丁寧に問題から外れないように回答したみたいです。
記事について
書いて思ったのが、中途半端な記事になってしまったということです。丁寧に要約するというより、ここが面白かったなどの感想を書こうとしたのですが、どっちつかずになってしまいました。最後にこんなことを書くのもどうかと思いましたが、一応。
だいぶざっくりとした内容ですが、自分なりに読み取り、感じ取ったことをまとめたつもりです。それでは
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