そう僕たちは思うより勇気があると分かって欲しい

乃木坂46 3期生 梅澤美波さん。
私の、大好きな人。

3期生が加入した当時、私には別の推しがいた。
推しの卒業・引退後 なんとなーくグループを見ている中でもちろん彼女のことは認識していた。ビジュが好きで工事中での発言が面白い、そんな少し気になる存在であった記憶がある。

そして、転機が訪れる。
2018年5月11日(奇しくも私の誕生日である!)。
乃木坂46が、フルメンバーで生駒卒業後初パフォーマンスと銘打って某ステーションに出演した。
梅澤美波さんは披露楽曲シンクロニシティのアンダーメンバーであるため一瞬でもうつれば万々歳だと、あまり期待をせずに見ていた。
ところが蓋を開けてみると空いたポジションに梅澤さんが抜擢されていたのだ。
「気になる子」から「推し」に変わった瞬間だった。
”すれ違う見ず知らずの人よ”と歌いながら梅澤さんが前に進みいでたあの一瞬を、私は今でも鮮明に覚えている。

始まりの楽曲は、最後列の端だった。
選抜やフロントを経験し、いつしか中心メンバーになっていた。
彼女はネガティブだった。
不安な気持ちをつらつらと綴り、自分にはなにもないと繰り返していた。
しかし、活動期間と比例して 強くなっていた。
縮こめていた背筋を伸ばし、笑顔の自撮りをあげるようになった。
そんないきさつを ずっと見ていたように思う。
乃木坂工事中で、3期生がお化け屋敷に挑戦する企画があった。
お化けが苦手だと語る梅澤さんは、「怖い 行けない」と言いながらも
「できる、私ならできる」と自分を鼓舞していた。
スタジオでは映画のヒロインみたいだと言われ恥ずかしそうにしていたが、
私は「この子はこうやって生きてきたんだろうな」と思った。
困難に直面した時、背を向けるでも 流れに身を任せるでもなく
意識的に 自らの手で自らのスイッチを押せる人。
そんな芯の強さが、好きだと感じた。

美味しいものを食べると眉毛が下がるところとか、気温が下がると異常に喜ぶところとか、挙げればキリがないのだけど
なによりも魅力的なのは、アイドルとしての心構え。
私の理想 というと上からな意見ではあるが、アイドル像そのものだと思う。
特に、シンクロニシティのセンターを務めたライブ後のインタビューでの言葉は 今でも胸に刺さっている。

白石さんに憧れているからこそ、その人になろうとしちゃいけないなという気持ちはすごいあって、真似をするんじゃなくて、自分なりの「シンクロニシティ」の解釈でやろうと思っていました。

乃木坂46梅澤美波が救われた白石麻衣からの言葉 卒業考えた過去に「まだここにいよう」と思えた理由 - モデルプレス (mdpr.jp)

大人数グループにおいて、楽曲の後継は大きな出来事だと思う。
そしてそれの、最適解だと思う。
その姿勢を言語化して、発信してくれたことに対する信頼は計り知れない。
この他にも、アイドルとして。乃木坂46として。
梅澤さんは自分の立場をきちんと整理して挑んでいると感じることがある。
前提として乃木坂46が好きな私は、彼女の姿勢を尊敬し 応援している。
全てを分かっているわけでは絶対にないけれど
発信している部分の人間性に惹かれて、ずっと追いかけている。

そして、大好きな人が キャプテンになりました。
副キャプテンとして活動している姿を見て、この後キャプテンに…って私も思っていたけれど
それでもやっぱり、ざわめきました。

発表後のブログ。

どれだけの人が乃木坂へ愛を注ぎ
支えてくださり、
時に自分を押し殺して 守り、
どれだけの涙や苦労を見てきたか。
今までの全てがフラッシュバックしてきて
私はそれらを守っていかなければいけないんだ、と
守るものの大きさに改めて気づいたんですね。

欲しい欲しいと先延ばしにした故、結局手に入らず、みたいなことがよくあります。 (nogizaka46.com)

重すぎないか。あまりにも。
背負うものが、多すぎやしないか。
私は梅澤さんが好きだから、抱え込みすぎずに笑顔でいてほしいと思ってしまう。
あなたが大好きな場所で楽しそうに活動してくれさえいれば良いと 思ってしまう。
でも、乃木坂46のファンとして、新たなフェーズに向かおうとしているタイミングで、こんなに頼もしいことはないだろう。
私なんかでは想像もできないようなものを抱え、その何倍もの覚悟を持って挑む梅澤さんは、数年前とは別人のように大きく見える。
グループのことが大好きで、大切に思っている梅澤さんだから作り出せるものがあるはずだと、
大好きな人が守っている乃木坂46を見届けたいと、 心の底から思う。

「弱さを知るということは 強いということ」。
きっと梅澤さんの強さは、弱い部分に寄り添えるからこそ成り立つもの。
ネガティブだった彼女は段々とその感情を表に出さなくなった。
いつでも前向きで 隙のない人になった。
そんな人が、キャプテン就任後のブログで「怖かった」と書いていた。
その姿は弱さであり、強さだと思う。
そしてその強さは、他の誰でもない あなたが培ってきたものだと思う。
あなたの努力が実り、花を咲かせること
それが私の願いでもある。

大丈夫だよって、モバメをくれるんです。
ファンの人は役職があることを心配してるけどって、伝えてくれる。
ファンしか見ていないような配信であっても MVを見てくださった方は~って発言するような人なんです。
細かい心遣いとか、小さなことが積み重なって大きな魅力になっていて、
私はそんな梅澤美波さんが好きなんです。

コンプレックスを強みに変えて、
自分の夢はファンの人の夢だと信じて、
活動に向き合っている梅澤さんは 最高のアイドルです。
ずっとアイドルとして立っていてくれてありがとう。
私は「ここは梅澤じゃなきゃ」ってずっと思っています。
とりあえずじゃなくて、梅澤さんがいいんだよ。
どうか梅澤美波さんが大好きな人に囲まれて、幸せで満ち溢れる日々を送れますように。
これからも。