【統合と解釈の総論】,イントロとして長めの文章です

理学療法士であれば,ほぼ全ての人が経験している「統合と解釈」

ただ「統合と解釈」,これ凄く分かりづらいんですよね。
理学療法学を読んでも,その他の英語論文を読んでも,「統合と解釈」という項目はないんですよね。

なので,体系的に学ぶことも難しいし,教えることも難しい。

実際に学生や新入職はたまた数年経過したセラピスト書いているレジュメや症例報告書を読んでもばらばらだし,教えている人によって言うことや教えることがバラバラで,結果再現性の無い指導が蔓延していて,次に教えることもできない,と言う状況に陥っているのでは無いかと感じています。

統合と解釈ってなんだろう?
と思って調べるとあまり引っかかって来ないのですが,
テーマになっている文献がありました。

2004年発行の関西理学療法学第4巻
「評価における統合と解釈」(西森先生ら)は,
私の知る限り詳細に統合と解釈について記載されている数少ないレポートです。

西森先生によると,
「統合と解釈は,情報収集,動作観察・分析そして検査測定と,問題点の抽出と目標設定までを繋いでいる」
また,
「統合と解釈とは,患者の動作能力のレベルと検査結果との因果関係を結びつける作業である」としています。

この定義については個人的に納得ができます。
一点,私個人としては治療プログラムの立案までが統合と解釈じゃないかと考えていますが,どうでしょうか。

さて,以下に文献の中で使用されている図を添付します。
(…あ,これ著作権に引っかかるのでしょか???NGなら皆さま教えて下さい.)

画像1

画像2

画像3


ここで述べられていることを文章にできますか?

理学療法学に掲載されているケースレポートを読んでも,
機能障害の関連性を述べている文章に出会ったことはほとんどないですし,そもそもケースレポートってそう言うものではないと思うんですよね

と言うか,
機能障害と機能障害に因果関係があるとしても,
(正確には病理と機能障害)
機能障害と動作障害との間に因果関係は無いと言うか,明確にできないと思うんですよね。

ちょっと長くなりましたし,
まとまりがなくなりました。

「今」,「答え」を知りたい人のための記事は次になります.
すいません!


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