4mm
4mm先の君が見えない
冷たい夜に滲んだ三日月
色づく季節は無限の灰色
【解説】
先日、髪を切りまして。
ええ。そうなんです。切ったんです。
髪を。
でね、最近は襟足だけ刈り上げていたんですが、今回、美容師さんがサイドも一緒にいかがですか？っつーんでそれじゃあお願いしますなんて簡単に答えちゃったんですよね。でもさ、サイドも一緒にいかが？ってポテトかよ。マクドのナルドかよ。まあでも答えちゃったものはしょうがないからね。サイドも一緒に刈り上げてもらった訳です。
今まで、もみあげがないって理由で刈り上げを避けてきた人生だったんですよ。けどね、美容師さんが言うんです。もみあげはある。ない訳がないって。それじゃあ今までの人生なんだったのよ。もみあげがないと思って過ごした日々はもう帰らないんだぜ。ホントによ。なんてことどーでもいいので軽やかに刈り上げてもらったんですけどね。で、解説ね。
4mm先の君が見えない
4mm先の君が見えないってよ、そりゃそうだよ。だって、4mmしかないんだから。
毛がな。
無だよ。
無毛だよ。
4mm先は。
冷たい夜に滲んだ三日月
ここのところ朝晩冷えてきましたでしょ。
あのね、急に刈り上げたらね、寒いのよ。
寒くて涙もちょちょ切れですよ。
そんな瞳に映る三日月は滲んで見えるに決まってるじゃない。
そんな悲哀を込めた一行詩ってことで勘弁してもらえませんでしょうか。
色づく季節は無限の灰色
俺何言ってんの？
自分でも分かりません。
ってことでね、まあこんなカンジな訳です。
【ほぼコボ】