ソーシャルワーカー 元気をもらう

こんにちは。
日曜日の夕方です。

ソーシャルワーカーの相談援助は、人と人との対話で、かかわりです。
しかもクライエントさんは、自身の過去、苦しかったこと、今の葛藤など、自身の思いを包み隠さず洗いざらい話してくださいます。
本当にみなさん、苦しくて苦しくてたまらないのですよね。

そのなかで私は、
クライエントさんの話を聞いて、逆に励まされることがとても多くあります。

シングルマザーでお子さんが多い多子世帯、そしてそのお子さんが病気や障害をお持ちで、お母さんが毎日奮闘されているケース、
シングルマザーで息子さんと2人世帯ですが、
息子さんが不登校になって会話ができないケース、
高齢なのにひきこもりの息子のため、気持ちを立て直しながらどうすれば息子が元気になるか、いろんなトライを繰り返す母のケース、
本当に皆さん、強く一生懸命に生きていることにグッときます。

シングルだったり、
子どもについての悩みがあったり、
自分と重なるケースや、頑張っているクライエントさんの話に共感、励まし、尊敬の思い、学びの思いでいっぱいになります。

ただ専門職なので、それだけでは良くないですね。自己覚知していることに意識を向け、俯瞰してみて相談していきます。

ただ、クライエントさんとの相談によって、
私自身が元気になったり、視野が広がったり、前向きになれることがあることは確かです。

たくさんの子供がいるなかで、毎日何かしらのきょうだい喧嘩、お母さんの取り合い…で悩むクライエントさん。
心の中で
「わかる」
「一緒!」
首がもげるほどうなずきます。

思春期で反抗期の子どもとうまくコミュニケーションがとれず、イライラしてものすごく怒ってしまい、関係が悪くなり、後悔…を繰り返すクライエントさん。
「分かりすぎる!」
「全く一緒!!」
分かり過ぎて首がもげたかもしれません。

でも皆さん、仕事に行ったり、帰ってご飯を作ったり、考えながら子どもと関わったり。
その他でも、つらくても仕事を頑張っていたり、気持ちを切り替えようと工夫していたり。
みなさん、当たり前の毎日を粛々とくりかえし、生活していらっしゃいます。

そのことが私は本当に励みになり、ひそかにちょっと楽になります。
意図してクライエントさんに、それを伝えることもあります。
人と人なので、
一方通行ではないですよね。
私もたくさんのことをクライエントさんにいただいて、成長できたこともあります。

ソーシャルワーカー
人として成長をしていける仕事ですね。
クライエントさんと一緒に相談する中で、
心の中で、
「そうだな、私もそうしよう」
「なるほどね、私も今日それしてみよ」
「私もまたがんばろう」
と思っています。

人との出会いに感謝です。


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