過干渉な親にかけられる呪い
人に教えることで知識がより身になるように、
私も私が人生で得た知見について、通話仲間とよく話す。
通話で話す事もここに書いてる記事もそれぞれ、気づきをより
言語化して嚙み砕いて己を戒めるという意味合いが強い。
私の友人関係はいわゆる家庭事情が複雑な毒親持ちのメンヘラが多い。
類は友を呼ぶとよく言うが、珍しくもないのだ。それにあえて
選んでいるというより、価値観が近く話しやすく、何気ない時間を
共有するのも居心地がよく、自然と固まってしまうのだと思う。
友人関係でまで過剰適応(無理して合わせる事)をしていたら
キリが無いというか、せめて友人関係でくらい何でも話せる、
居心地がよく信頼ができるグループを複数作っておきたいものだ。
家庭環境がボロボロだった人は尚更
外部に安全基地を築きたい思いが強い気がする。
幼いころは親の過干渉が酷く友人関係によく口出しされた。
「あんな子と遊ぶのはやめなさい」だの
「あの子とそんなに仲がいいの?」だの、
連日事あるごとに詮索されては否定され釘を刺された。
そして着たくもない服を着せられ、
やりたくもないお習い事を…のくだりは今回は割愛しよう。
過干渉な親は子供が自主的に何かをするのも、
その結果失敗するのも見たくないらしく、自主性はおろか
失敗経験から学習する機会すら奪おうとしてくる。
自分にできない事ができるのが気に食わない、
自分が持ってないスキルを子供が習得するのも趣味を持つのも、
自分がやって欲しくない事をするのもそもそも気に食わない。
そうして子供の自主性を奪って操り人形にしようとしてくる。
そして、ある程度自我が育ち「思い通りに動かない」と知るや否や
今度は無理難題を吹っかけて失敗させようとしてくる。
ことごとく自立しようと足掻く子供の足を引っ張る。
その子供の実力で実行不可能なハードルを設定して失敗へ誘導する。
学習性無気力に陥らせ正常な判断能力をも奪おうとしてくる。
「あなたは私がいないと何もできないから余計なことはするな」
「私の言う通りに動かないと大変な目に遭う」という洗脳をしてくる。
その言いつけを振り切って、もし自主的に動いて失敗しようものなら
家族ぐるみで罵詈雑言を浴びせて何週間も何カ月も、
酷い時は年単位で他人に笑い話として言いふらすネタにし辱める。
そうして子供に「自主的に行動する事」「失敗する事」それぞれに対して
恐怖心を与える。なんとも合理的なことだ。私はこれで無事(?)
不安障害を患った。重篤な強迫性障害や統合失調症になっても
おかしくない、とてつもない英才教育だった。
今思えばこんな価値観をダイレクトにぶつけられて
病気にならない方がおかしいと思う。
よく生き延びたとこれからも自分を褒め称えていきたい。
過干渉で心配性の親は、程度の差はあれ、
判を押したように我が子にこういう呪いをかけるらしい。
あなたは親からこんな洗脳、受けてはいませんでしたか?
洗脳されていない方は本当によかったと思います。
ご自分の人生をこれからも大切にしてください。
「洗脳されていたかも…」という方はこれから
どう呪いを解いていくかが課題になってくると思います。
「『自分は洗脳されていたんだな』と
自覚する事そのものがスタート地点だ」と私は感じています。
私が記事を書くのは主に冒頭に書いたように情報を噛み砕き
より理解を深めるという目的の他にも、
プロフにあるように当時の自分の自己分析や状況整理や
当時の苦しみと向き合うという意味合いが強いですが、
「機能不全家庭と今までは無縁だったものの
身近な人への理解を深めるために機能不全家庭について
少しでも知りたい方への情報提供」という側面もあれば、
多くの「同じような境遇で苦しかった」という人の
苦しみの言語化のお手伝いという側面もあります。
共に自分のペースで洗脳と呪いを解いていきましょう。
近い境遇のパートナーさんを支えている方もご自愛ください。
ご自分の人生を最優先に取り戻し、大切にしていきましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
生きる活動に使わせていただきます