君を思い出せば 胸が苦しくて

最近、
「セカンドパートナー」
なるものが独り歩きしている。

これ自体は今に始まったことではなくて、そもそも数年ほど前に生まれた言葉(価値観・定義)である。

おれは声を大にして言いたい。

「ふざけるな。」

と。

現代日本において、一般人から著名人まで、やれ浮気だの不倫だのセフレだの禁断の関係だの……そういうのが多すぎる。
場合によっては相思相愛、あるいは両思いののち一緒になって結婚までしたのに、そういった不逞に走るものの多いこと。
もちろん、お互いに思いあっているから恋愛あるいは結婚がうまくいくばかりではないことは分かっている。食い違ったり衝突したりすることも当然あるだろう。
けれどもおれは思う。
せっかく好きな人と、想う人と一緒になれたのだから、その幸せを軽んじることなく全うすればよいのではないか、と。
28年、非モテ童貞のおれがこんなことを書きなぐってもただの妬みにしか受け取れられないかもしれないが、それは違う。
せっかく恋が実ったもの同士は、できれば生涯を添い遂げてほしい。心からそう願っている。
改めて記すが、恋人や既婚者や想うひと同士でありながら、セカンドパートナーやセフレや浮気や不倫だ、などというのはバカげているし、本当にもったいないし、悲しいと思う。
なんだよそれ、好きになった人ひとりだけを死ぬほど愛せよ。それが恋というもんじゃないのか?

世良田波波さんの「恋とか夢とかてんてんてん」の最新話を読み、改めてそう思った。


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