アートの新しい潮流。クリエイターがNFTに取り組む理由をアナログ作品と比較してお伝えします。
「NFT」という言葉は知ってるけど身近じゃない?
「NFT」という言葉は聞いた事があるけど、詳しくはわからない。そんな方が多いのではないでしょうか。少し前に、世界的に活躍するアーティストやタレントなどの著名人がNFT作品を発表してニュースとなっていましたが、今クリエイターの間でもNFTアート作品を制作・発表する流れが生まれています。
NFT作品は実物のあるアナログ作品と同じ共通点があることをご存じですか?実はNFT作品だからこそ、クリエイターがもっと身近になる。そんな可能性もあるんです。
アナログ作品とNFT作品を比較してお伝えします。
クリエイターがNFT作品を発表する理由
NFTは2017年に誕生し、この2、3年で急速に世界に普及しつつあります。
アートに限らず、NFT化可能な、デジタルデータの映像や音楽、イベントチケット、実体のあるものすらもNFTとして取り扱うことが可能です。なぜ、さまざまなものにNFTを活用するのかというと、唯一無二の本物であることを証明し、作品の制作者、所有者が明確になるからです。
クリエイターは唯一無二の作品としてNFTアートを制作します。作品点数が限定1点であればアナログで描かれた1点ものの希少性の高い作品のように、限定10点であればエディションナンバー付きの版画作品のように扱うことができます。
さらにNFTのアート作品は、NFTを取引するマーケットプレイスに出品することができます。例えば代表的なマーケットプレイスであるOpenSeaでは、世界中のNFTに興味のある人が月間26万人も集まるためPRがうまくいけば作品が購入され、作品とクリエイターの認知が高まるチャンスがあります。作品が購入された後、さらに二次販売された際にも販売価格の数%の手数料がクリエイターの収益となることも魅力です。
クリエイターは今、NFT作品に認知と販路の拡大の可能性を感じて挑戦しはじめているのです。
NFT作品とアナログ作品の共通点と違い
ここからは、デジタルのNFT作品と、アナログ作品との「共通点」と「違い」の両方をみていきたいと思います。
NFT作品とアナログ作品の「共通点」
アナログ作品、NFT作品に共通するポイントは、唯一無二の本物であることです。デジタルデータを複製することは通常簡単ですが、NFTとなったデジタルデータはこれまでの取引履歴や制作者の情報が記録される仕組みを持ち、特定のクリエイターが制作したオリジナル作品であることを証明できます。
NFT作品の購入は、その作品の所有者になるというだけではなく、作品を保持し続ける間にクリエイターの人気が高まることで価値が上がり、資産にもなる可能性があるのです。
NFT作品とアナログ作品の「違い」
NFT作品はアナログ作品にはない、クリエイターとファンとの新たなつながりを技術的に生み出すことができます。
NFTは制作者や購入者の情報が改ざんできない記録として残ります。クリエイターの応援や支援をしたいとNFT作品を購入すると、街頭募金のように誰が応援したのかわからないということはなく、購入者の情報を記録するため、クリエイターにも応援したことが見える形で残ります。加えて、NFTは資産にもなりうるので「クリエイターの未来に期待を込めた投資」というメッセージにもなるのです。
さらに、NFT独自の動きとしてTwitterなどのSNSのプロフィール画像にNFT作品を設定する流行があり、それはNFT作品購入者のSNSを通じて作品とクリエイターの宣伝にもなっています。作品の魅力が自然に伝わり話題となる、今のWeb3.0時代らしさが感じられます。
また、NFT作品を持っている人を対象に、特典を付与することもできます。例えばNFT作品購入者には「リアルで行う個展の入場券」や「クリエイターに直接コメントを送れる特典」などの特別な権利を持たせるなど、よりクリエイターとファンとが交流を深めるきっかけにもつながります。可能性が広がって想像が膨らみますね。
デジタルデータをNFT化した作品と、アナログ作品の最も違う点といえば、実物があるか、ないかという点です。アナログ作品ならではの、筆遣いや絵具の凹凸などのニュアンスには独自の魅力があり、空間に飾る楽しみがあります。一方、デジタルデータであるNFT作品には実物がありません。アナログ作品と同様の魅力を持たせることは難しいのですが、最近「プリントをする権利」の特典を付けたNFT作品が登場しています。価値のあるNFT作品をインテリア空間にも飾りたいというニーズに応える動きがはじまっています。
NFT黎明期の今、なぜARTWORKS.galleryはNFTを取り扱うのか?
NFT作品を購入するということが、日本ではなかなか身近にならないのはなぜでしょうか。
それは、浸透しない理由の一つにNFT作品を購入するまでのハードルが高いということが挙げられます。通常、NFTを購入するには、事前に仮想通貨口座を用意したり、英語のみ対応の仮想通貨用のウォレットを準備する必要があるのです。これらを準備するだけでもある程度の専門知識が必要とされます。
当サービスは「プロの価値あるアート作品をデジタル技術によって広く届けたい」という思いでスタートしました。当サービスを通じて、ユーザーがなるべくハードルを感じることなくNFT作品を手にする機会となるよう、ECサイトでのお買い物のように手軽に、クレジットカード決済を含む日本円での購入を可能にしました。プロのクリエイターのNFTアートを日本中に届け、より一層クリエイターの活躍の場が広がっていくことを目指しています。
可能性の広がるNFTアート
今、日本でアートに限らずNFTを取引する人口は、2万人程度と予測されているそうです。
その数字からも読み取れるように、日本ではNFT技術は活用されはじめたばかりで、クリエイターも同様にNFT作品に取り組み始めたばかりです。だからこそ、今なら作品を取り合うライバルが少なく、比較的手に入りやすい価格で購入しやすいともいえます。
もし興味のあるクリエイターの作品にNFTが加わったら、
・NFT作品はアナログ作品と同様に唯一無二の本物。作品を保持していればいずれ価値が高まる可能性がある。
・クリエイターとあなたを紐付け、未来への投資の意味も込めて応援、支援ができる
この2点を思い出し、購入を検討してみるのはいかがでしょうか?
今回の記事から、少しでもNFT作品が身近に感じられ興味を持たれたら、
プロのクリエイターの手による、ARTWORKS.galleryのNFT作品もぜひご覧ください。当サービスだけの、価値ある作品が多数揃っています。
NFTに関するお問合せはこちら
info@artworks-gallery.store
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?