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たとえアルツハイマーになろうとも

新年にあたり『自分の老後は自分で設計する』なんて宣言してみたけれど、そんなことが可能なのだろうか? webでアルツハイマーの記事を読んでいたら、なんと自分に重なることが多い事か。で、猛烈に不安になって母の診察の前に自分の予約を入れて、「もの忘れ外来」を受診した。なぜかと言うと、認知症はじわじわと20年くらい掛かって発症する場合もあると書かれていたからだ。

先生が不信そうに「どうしたんですか?」と言うので、実は発症しているのかもしれない。そうなら今から対処のしようもあるのではないかと思って、と言ったら、気が乗らない表情で「じゃあ、ちょっとこれを」と言って母の時と同じ質問を始めた。.........答えられた。「CTでもとってみますか?」と言うので(神経内科は要予約だったから)ラッキーと思いながら検査室に直行。結果は、「まぁ、歳相応だと思いますよ。」というもので、先生は終止、シラケた顔をしていた。でもこの先生、いつもそんな感じで、母の診断結果も、「もう93歳なんだから、アルツハイマーでもなんでもいいじゃないですかぁ。まぁ、アルツハイマーなんですけどね。」というものだった。

母は内臓に悪いところはひとつもなく、血圧も家では正常、病院では上がるというもの。2度転倒して整形外科でレントゲンを撮っても骨に異常なし。薬も出されずにそのうち直ります、というもの。で、そのうちに直った。皮膚科でも乾燥肌を無意識に引っ掻くからとクリームを貰っただけ。しかし私はこの1年で、正常だった血圧が高めになり、腎臓、肝臓の数値が上がって要注意ライン。母の歩調に合わせて歩くので、悪かった膝と腰をさらに痛めて鍼灸院通いとなっている。母が行かないと頑張るデイサービスでリハビリを、デイケアでお習字の練習でもしたいものである。

自力で生きるアルツハイマー人生は可能なのだろうか?




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