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これってサザエ堂的な?


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屋根部分を乗せてボルトで固定しました。軒下部分は通気などを考慮して開閉式の窓にしたかったのですが、時間が足りないのでまずは塞ぐことを優先。
小さな失敗や予定外のことが起こったりして小さく設計変更しながら全体が見えてきました。なかなか異形の造形物になってます。
和風にするつもりはなかったのにどことなく和風感もあって、なんだろう、この感じって思ってたら、かつて見に行った会津のサザエ堂を思い出しました。これは木造でありながら内部が二重らせんのスロープになって上下できるという異形の建築なのです。というか狂った建築です。もちろんこれには及びませんが…


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非対称不等辺の屋根など見るとはちゃめちゃやってるように見えますが、全体のプロポーションのコントロールは結構してるのです。新旧だけでなく破調と調和のコラージュになっているのではと自分では思います。この辺は恩師に先輩作家のご教授によるものです。

職人気質のT君と一緒に作っていて感じたのですが調和し統一された美は職人技の誇るものですが、破調は職人には扱えないのです。破調こそが芸術家の最も誇るべきものかもしれません。

全体が見えてきて嬉しくて、撮影を霧の早朝にしました。完成形にはまだ至りませんがあと1日、もう少し粘ります。(2021.6.22)

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