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漫画から学ぶ(ブルーロック)

現在、マガジンで絶賛好評の"ブルーロック"を知っていますか?

私は、マガポケというマガジンのアプリでブルーロックを読み始め、今では夢中の漫画の一つとなっています。

この漫画は、世界一のストライカーを創り出すと言っている絵心甚八の厳選した、全員FWの高校生サッカー選手達を集め、青い監獄(ブルーロック)にて自分のエゴを追求させていき、世界一のストライカーを決めるという物語である。

2022年にアニメ化も決定しており、今キテる漫画です。

この漫画の中では沢山の名言や名シーンが生まれています。
その中で、1番心を打たれた名言について話していきたいと思います。

潔、凪、馬狼チームVS千切、國神、玲王チームの戦いの際に、自己中心的な馬狼が潔と凪についていく事が出来ずに足を引っ張る形となっていたシーンです。

自分中心なキングである馬狼にとって、チームの足を引っ張るという事は、最大の屈辱である。
そんな馬狼にもチャンスが訪れるが、目の前にはパスを要求する潔と凪がいる。
この2人にパスをし、ゴールを託せば敗北の中にいる馬狼を救う事になる。
その時、馬狼は変化を遂げることになる。

馬狼 (託すって行為は、今敗北の中にいる俺を確かに救ってくれる... でもそれは、夢破れた人間がこれまでの人生を否定しない為の現実逃避... そう、敗北者の言い訳だ)

このシーン、セリフに私はすごく心を打たれました。
自分の人生を振り返ってみても、数え切れない程託す行為をしてきただろう。
一概に、託す行為が全て負の事ではないとは思う。
しかし、託す事で自分の中の敗北を無かったことにする事が多かった。

この次のシーンで絵心甚八はこう語っている。

絵心「敗北ってのは勝負の世界に必ず発生するただの現象だ。たとえ世界一のストライカーでも全然全勝なんてのはありえない。大事なのは"敗北に何を学ぶか"だ」

「敗北した者はその戦場から否定される。戦う者にとってそれ以上の絶望はない。なのに多くの凡人共は、この"絶望"を正しく刻まない。」

『自分に才能が無く、非力だったと否定され、間違いを認めるのが怖いから、無意識に言い逃れをするんだ。それはそれは見事に無意識に、今までの努力を無駄にしない為に"諦めない"のが正解だと己を錯覚させる。それを俺は夢の隠蔽工作と呼ぶ』

『"叶える"ためにあった夢が"追う"ことが目的にすり替わる。夢は"叶える"ために生きなきゃ意味がない。だからこそ、敗北は夢の岐路だ。必要なのはこの瞬間に、己の非力を痛感できる強さ、"絶望"する才能だ。』

「思い描いた夢の道筋を"諦める"行為でしか見ることができない道筋があり、それが新しい己の可能性となる。絶望しても尚、戦わんとする人間に夢を叶える能力は宿る。」


少し長いシーンですが、どの言葉も自分の弱さを痛感してしまうものばかりです。

私も、学生時代の部活、資格試験に不合格だった時、何かに失敗した時、言い訳ばかりで自分の精神安定を保ってここまで生きてきました。
失敗や絶望を受け入れて、自分の非力さをしっかりと刻み、それでも戦おうとする気持ちが大事なんだと思い知らされますね。

作中では、エゴをテーマにしているので、人間の心理も描かれているシーンも多いです。
自分を見つめ直す、考えを改める際にはもってこいの漫画かもしれないですね。

今後もブルーロックの名言などを投稿していくかもしれません。
それだけ良い漫画というわけです!

皆さんも是非、読んでみてください!!

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