2019の新戦力を語る①レアンドロダミアン

いやーーーーー不意を突かれた。
まさか補強第一弾がレアンドロダミアンだとは思わなかった。
だって報道が出たの最近じゃん。浦和ってゆうてたやん。なんだったのよ浦和。急すぎるやろ。報道から公式リリースまで短すぎるだろ。てことで全く準備してませんでした。ごめんなさい。

はい、そんなレアンドロダミアンですがまず基本スペックから

登録名 LEANDRO DAMIAO（レアンドロ ダミアン）
ポジション FW
生年月日 1989年7月22日
身長／体重 187cm／84kg
出身地 ブラジル、パラナ州
経歴 アトレチコ・イビラマ（ブラジル）　─　ドーゼ・デ・オウトゥブロ（ブラジル）　─　CNマルシリオ・ジアス（ブラジル）　─　CAツバラン（ブラジル）　─　SCインテルナシオナル（ブラジル）　─　サントスFC（ブラジル）　─　クルゼイロEC（ブラジル）　─　レアル・ベティス（スペイン）　─　CRフラメンゴ（ブラジル）　─　SCインテルナシオナル（ブラジル）
契約期間　2019年2月2日～2020年1月1日
（出典:川崎フロンターレ公式サイト）

移籍金0円での完全移籍で契約は１年間の単年契約と。
ロンドン五輪得点王が移籍金０円ですよ。言ったらみなさんの昼食代より安い。そこらへんの当たり付きの１０円ガムより安い。冬でも半袖短パンの小学生でも買えちゃう。お買い得すぎる。
まあ、年俸は報道によると3億5000万円、つまり単純計算で月収3000万円。破格すぎる。3000万なんてうちの中堅の年俸に相当する額な訳だからケチなうちなフロントが珍しく本当に規格外の大枚を叩いて獲得したわけです。
さて、そんなダミアン君はプレーの方も規格外なのか気になりますよね
Youtubeに良さげなプレー動画があったので引用させて頂きました。

プレー動画といえど編集されてるので、当たり前ですがいいところしか見れないわけなんですけど見る限り、ブラジル人なだけあって足元は問題なさそう。ちょいちょいオサレヒールリフトしたりしてるし。そしてデカイ。やっぱりデカイ。ポストプレーも問題なくできそう。高さはもちろん、跳ぶタイミング、空中でDFに体を当てられてもブレない体の強さが備わっていて神戸がクリバリやファンダイク辺りを連れてこない限りはJリーグで空中戦はほぼ敵なしな気がする。ただ切り返しで若干ばたつく感じがあって、少々雑だったり荒削りな感じはする。南米でプレーしている選手はみんなそんな感じだから仕方ないけど。というよりフロンターレの選手のプレーが繊細すぎるというか巧すぎるだけなんだと思う。
特筆すべきなのはペナ内での圧倒的な存在感。後方からのライナー性のクロスや横からのクロスに点で合わせるのがめちゃくちゃ上手い。ペナルティエリアのボックス内でめちゃめちゃ仕事できるタイプ。あまり守備をやらせるとこの手の選手は良さを失ってしまうので基本は前線に固定しといたほうが良さそう。多分相手のチームの選手も前線にダミアンほどの選手が攻め残っていたら気が気でなくて簡単にラインを上げられないと思うし、仮にそうなればフロンターレはさらに広いスペースを使えるようになる。こんなのがカウンターで猛進してくるとか怖すぎるでしょ。大物ストライカーを起用する意味って単に得点やチャンスメイクだけじゃなくて、ただ、そこにいるだけで相手に脅威を与えるそういう役目もあると思うんですよね。個人的には空中戦や得点はもちろんだけどオフザボール時の存在感にも期待したいなと。特徴だけみればフロンターレが長らく求めていた理想的なFWと言っていい選手なのであとは日本のサッカーに適応できるか、もっといえばブロンターレのサッカーに適応できるかが焦点になりそう。

ただ、頸椎に爆弾を抱えていて何試合か出場を見送っていたらしいのでそこらへんはちょっと心配。
高額な買い物なので給料泥棒にならずしっかり稼働してくれることを願う。
ついでにこの３億5000万がACLのトロフィになってくれれば最高。

昨季に比べ今季は川崎をリスペクトして勝ち点１を狙いにベタ引きでゴール前をがっちり固めてくるチームが増え、なかなか勝てない試合もあり、来季はよりそういうチームが増えると思う。そういう時に強引に圧倒的なパワーで打ち破れる彼のような選手は非常に重要になってくるのでACLだけとは言わず、リーグ連覇にもしっかり貢献してもらいたいなと。

もちろん、ダミアンを獲得した理由はACL制覇のためだと思う。
ACLはフィジカル勝負なところもあるし、隙を見せたら死ぬし、一昨年の浦和のラファエルシルバのようにギリギリのところで１点を仕留められるか否かがかなり重要になってくる特別なコンペティションなのでうちの反則外国人として彼にはアジアの舞台で大暴れしてほしいです。あー楽しみ。