2019の新戦力を語る②馬渡和彰

サイドバックの補強としてサンフレッチェ広島の馬渡和彰が加入することが決定。
プレーエリアとしては両サイドバックと右のサイドハーフらしいけど川崎の二列目はポジション争いが激しいのでおそらく主戦場は右サイドバックになると思う。

広島では城福の信頼をつかめず、和田の壁を越えられず不完全燃焼の1年となったことだろう。
ガイナーレ鳥取、ツエーゲン金沢、徳島ヴォルティス、サンフレッチェ広島とステップアップの末、満を持して川崎フロンターレに。個人的に徳島時代から見ていて、これはいい選手だなと思っていたのでとても嬉しいです。今のところ来季のユニの第一候補。
守備的か攻撃的かでいえば攻撃的なサイドバックで無尽蔵のスタミナと身長175cmながらもジャンプしてバスケットボールのリングに届くという脅威的な身体能力を武器にサイドを駆け上がる。相手陣内で攻めあぐねている場面で後方から大外のレーンを一気にオーバーラップしてくるので相手としては捕まえづらい嫌なタイプ。普通の人がそんなプレーを繰り返したらすぐバテるだろうがそこは馬渡和彰だからこそのプレーである。オーバーラップのタイミングやクロスの判断と精度もいいしなかなか期待できるサイドバック。リカルドクアレスマ好きの俺としては右足のアウトサイドクロスにめちゃくちゃ興奮したので川崎でもしつこいくらいアウトサイドキックを見せてもらってシーズン終盤あたりにはラボーナを習得して和製リカルドクアレスマになってほしいところ。欠陥があるとすれば守備対応で、一応守備といえば守備と言えるレベルでそれ以上でもそれ以下でもない守備をする。城福に使われなかったのはおそらく守備が気に入らなかったんじゃないかと。しかし、川崎の右サイドバックの前任者はエウシーニョだったことを忘れているものはいるまい。絶対に本職はサイドバックじゃないだろと等々力にいる24,000人から総ツッコミを食らうレベルのザル守備を散々見せつけられた川崎サポとしては馬渡の守備能力など十分に許容範囲である。また、エウシーニョとは違って、馬渡はネガティブトランジション(攻→守のい切り替え)の際に律儀に最終ラインまで戻る誠実さがあるので俺はその誠意を受け止め評価したい。同じ日本人だしエウシーニョよりかはCBやサイドハーフと連携してうまくやってくれるんじゃないかな。
徳島時代のボールボーイ事件のことを気にしてる人もいるみたいだけど、馬渡は基本ファンに優しい人らしいので、てかそこらへんはうちのフロントが精査した上で獲得してるはずなので問題ないでしょう。

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