オンラインで取れるアートセラピーのプログラムについて【マシュマロ質問箱から】
みなさん、こんにちは!
もう早いもので、新年が明けてもう1月もあっという間に過ぎ去ろうとしていますね。
先日、ありがたいことにマシュマロ質問箱に質問をいただきました!コロナのパンデミックによる影響を感じさせる質問でした。
”オンラインでアメリカのアートセラピーコースを受講し、Certificateが取れるような大学があったら教えていただきたいです。”
今までアメリカでアートセラピーを学ぶとなると留学しかオプションが無かったことを考えると、日本からアメリカの教育がオンラインで学べる可能性が広がったことは、とても大きな事ですよね。
コロナを機に、現在でもアメリカの大学のほとんどがオンライン稼働中だと思うので、アートセラピーのプログラムにもオンラインで学べるものがあるのかどうか、わたしも気になって調べてみました。また、どうやってアートセラピーについての情報を集めればいいのか、わたしの調べた方法を一緒に紹介させていただきます。参考までにご覧ください。
アメリカのアートセラピー情報を知るには米国アートセラピー協会のウェブサイトから始めよう
アメリカのアートセラピーの情報を知るには、米国アートセラピー協会のウェブサイトに勝るものはありません。
米国アートセラピー協会のホームページ↓
その中のこのページから、アメリカのどこの大学で、アートセラピーが学べるのか、アメリカにあるアートセラピープログラム(協会認可済)の一覧を確認することが出来ます↓
これまでは州ごとに検索できるのみだったのですが、今は新たにオンラインまたはハイブリット(オンラインと対面の両方を合わせたプログラム)のカテゴリがそこに追加されていました。それに則って調べていったところ‥。どうやら、下記のウェブサイトから、"Art Therapy" と"Accredited/online/distance education"を選んで検索にかけることで、アートセラピー協会認定のオンラインプログラムが検索出来るようでした↓
https://www.caahep.org/Students/Find-a-Program.aspx
その結果、見つかったのは、なんと一校だけ‥。もっとあるかと思った‥(残念)
Edinboro Universityのアートセラピープログラム
ウェブサイトによると、ペンシルベニア州エディンボローにあるこの大学では、全米初・唯一全てのアートセラピー科目をオンラインのみで受講することができるらしいです。そして、米国アートセラピー協会の指定科目も全て網羅するため、卒業・修了と同時に米国アートセラピー資格委員会のProvisional Registered Art Therapistのcredential資格をいただけるそうです。
この大学のアートセラピープログラムには2種類のコースがあり、一つは、大学修士号課程のプログラムで、こちらは、学部卒業レベルの方が一から修士号取得を目指すようカリキュラムが組まれているため、63単位と数も多く、卒業までに、約2年半〜3年は掛かることが予想されます。
もう一つは、すでに修士号レベルの教育を習得済のメンタルヘルスなど医療従事者が、アートセラピー資格を所有するための必要科目を取るアートセラピープログラムです。修了と共に、Certificate(修了書)をいただけるそうです。もしかしたら、今回の質問の相談者さんもこちらに該当するかな?と思いました。人によって履修する科目が変わってくる可能性もあるので、具体的な科目数や学業期間などは、直接大学に問い合わせてみるといいかもしれません。
ちなみに登録アートセラピスト(Registered Art Therapist) になるには、特定の研修期間を納める必要があります。Provisional Registered Art Therapistの資格は、どうやらアートセラピストの研修生資格に相当するようです。
日本からの場合、学生ビザが必要になるのかどうか、それに関しては、学校の留学生オフィスに直接問い合わせてみるのをお勧めします。
アートセラピーのその他のcertificateプログラムはあるのか‥
全米アートセラピー協会は、アートセラピストは大学院レベルの学位を持つことが前提の専門職であるとしているため、セラピストの資格を必要とする場合は、大学院にいく必要があるようです。
しかしながら、アートセラピー協会と決別している著名アートセラピストであるキャシー・マルキオディ博士などによる、サーティフィケートプログラムも存在しています。もしアートセラピーの中でも、トラウマケアをしたい、といった希望がある場合は、このようなサーティフィケートプログラムを取ってみるのも良いかもしれませんね。
また、もう少し気軽にアートセラピーを学んでみたい、という方には、半年や年一回行われるアートセラピーや表現アーツセラピーのシンポジウムやサミットに行ってみるのも良いかもしれません。大体、3時間のクラスから、5日間で取れるマスタープログラムなど、色々なアートセラピーのさらに専門化した内容をコンパクトに集中して学べるので興味があるプログラムがあるときは取ってみるものお勧めです。コロナの影響があるうちは、クラスやコースもオンラインで受講出来るものもあるため、日本からでも受講しやすいかもしれません。
まとめ
日本からでもアメリカのアートセラピーのプログラムが学べるようになったら、とても良いですね。上記に挙げた、全米アートセラピー協会のホームページや、サミットのページなどでは、半年や年一回の大きなサミット以外にも、様々なワークショップが紹介されている時があったり、有益な記事が上がっていたり、アートセラピーについてとても参考になる情報が満載のホームページですので、ぜひ、覗いてみてくださいね。
この記事が、質問者さんをはじめ、アートセラピーの進路を考えている方の参考になれる部分があったらとても嬉しいです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
引き続き皆さんからの質問を受け付けています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?