【会期終了】『ボリ展』について
アーツトンネルが初めて企画した展覧会『ボリ展』は、たくさんの方にご来場いただき、7月31日に幕を下ろしました。
会期中、いいかねPalette内のギャラリーは、母里大徳さんによって、バーのようになり、初めての方や古くからの仲間まで、様々な方にご来場いただきました。
お酒や母里さん特製の「ボリコーラ」を飲みながら、楽しい時間を過ごしていただいたようです。
『ボリ展』では、壁一面に描かれた巨大な絵、車のバンパーなどを使ったバーカウンター、たくさんの絵画、そして、黒板に日替わりで絵を描く作品など、多くの作品が展示されました。
これらの作品について、母里さんは、
「コンプレックスですね、これは僕そのものですよカッコつけているところもあるし、いろいろな人に影響を受けているところもある。それをすべてさらけ出してます」
と話します。
母里さんは、今まで、自身のアーティスト活動だけでなく、父である母里聖徳さんのアートプロジェクトのお手伝いや、田川市伊田のバーで働いてお酒を出したりと、飲食業にも携わってきました。
今回の展覧会では、作品を通じて、様々な「アート」と「人」に関わってきた母里さんの過去を垣間見ることができました。
「華やかで装飾的な部分は、アートへの憧れであり、自分を大きく見せようとするコンプレックス」そう母里さんは話します。
それは、田川市伊田の飲み屋で、隣のお客さんにお酒をごちそうしたり、会計の時におつりをもらわなかったり、自分を大きく見せる、つまり見栄を張る「田川の男」のエピソードを思い起こさせます。
「見栄を張ってるんですよ。自分を大きく見せたいんです。それも、やっぱり自分なんですよ」華やかな装飾も一つの表現であり、作品の一つであると考えているそうです。
展示されている作品の多くはアクリル絵の具による絵画作品で、人物の顔がモチーフになっていて、展示できる場所すべてに絵画作品と巨大な絵画が配置されていました。
今後もアーツトンネルではいいかねPalette内のギャラリーを中心に、様々な場所で、展覧会を企画していきますので、いいね、フォロー頂けたら幸いです!
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