独学!色彩検定1級の勉強方法について②【2次試験対策】~試験勉強でやったこと~
今回は、色彩検定1級の2次試験「実技試験」について、私の勉強方法をシェアしたいと思います。
実技試験対策は、どのように勉強したら良いのかが本当に分からず苦労しました。しかもあまり時間が無かったので、効率重視でした。
私なりの方法ではありますが、参考になれば幸いです。
そもそも色彩検定1級の2次試験ってどんな感じ?
1級は1次試験として1級公式テキストの内容から筆記試験(マークシート、一部記述)、1次試験が合格であれば2次試験としてカラーカードを用いた実技試験という内容になっています。2次試験の内容は、主に2級、3級の内容中心です。公式テキストは2級、3級を持っていた方がベターだと思います。
実技試験ですので、筆記用具以外に「はさみ」、「のり」と「定規」の持ち込みが許可されています。使いなれたものを持っていくと良いですよ。
試験の制限時間は90分です(途中退席は私の時は認められませんでした)。
上の写真は、試験問題兼回答用紙(実際の回答用紙はA4サイズ)です。そう、回答を控えることができないんです(泣)。しかも、回収される回答用紙の解答欄ページにはメモ書きしないでと注意書きがあります。別途メモスペースはありますが、後ろのページなので、色相環とかトーン表とかを見ながら問題を解きたかった私は非常にやりづらかったです・・・
ちなみに、私は回答を控えている時間もなかったですが・・・カラーカードが配布されるので、使用しないカラーカードに回答を控える方法は可能かと思います。
試験当日は、試験会場で、回答用紙のほかに「カラーカード」と「おしぼり」が渡されます。回答用紙にカラーカードを糊付けするので、おしぼりは手を拭く用ですね。
試験問題について
試験問題は大問で4つあります。2021年の試験では、1問目は「視感測色」、2問目は配色イメージと配色傾向から色の組み合わせを問う問題、3問目はファッションの配色問題、4問目は景観色彩に係る問題です。
試験勉強方法について
冒頭で書いたとおり、どうやってやるのがいいのか全く分からず、手探りでした。一応一発合格でしたので、的外れな勉強方法ではなかったと思います!私が行ったことは以下のとおりです。
色彩検定1級2次問題集に取り組む
過去問を解く
慣用色をひたすら覚える
色相環、トーン表、配色パターンをひたすら覚える
以上のことはやった順番です。が、この順番はおすすめできません…。まず、1の問題集との相性がとても良くなかったからです笑。
2次試験の問題集自体がほぼ無いため、過去問以外に問題をとなると選択肢はかなり少ないです。そのため、私もこの問題集に取り組んだのですが、正直やらなくてもよかったかな…と思っています。あくまで個人的な意見です。
参考に使った問題集はこちらです。
こちらの問題集は、2次対策に特化した問題集で、問題数も豊富なので全てできれば間違いなく2次試験に自信を持って臨むことができると思います!ただ、難易度が高く、非常に時間がかかりました。結局、3分の1ちょっとしかできませんでした。もったいない😂
この難易度についてなのですが、「難易度が高い」とは公式の過去問と比較して高いという意味です。受かるためにここまでのレベルが必要かというと疑問だなと私は思いました。
ちなみに、ここ5〜6年で色彩検定の2次試験の難易度が易しくなっています。以前よりも覚えなければならない内容も減っている傾向に思います。もちろん今後変わる可能性は否めません。ただいきなり難易度が上がるということも可能性としては低いと思います。
もちろんこの問題集をやることは良いのですが、限られた時間の中であれば、この問題集に力を注ぐよりは、「慣用色をひたすら覚える」「色相環、トーン表、配色パターンをひたすら覚える」に時間をかけるべきだと思います。この二つは覚えていないと試験問題を解くことは厳しいです。この2つの私が行った勉強法は次の記事で紹介します。
「マンセル・PCCS変換表」、「明度表」を暗記するべきか否か
「マンセル・PCCS変換表」と「明度表」は過去の色彩検定では覚えることが必須だったようです。「マンセル・PCCS変換表」と「明度表」は色相をマンセル値からPCCSに置き換えたり、明度・彩度の値からPCCSに置き換えたりするために使うものです。インターネットで調べれば出てくるのですが、本当にただ暗記する・・・というものです。
現行の試験問題では、そのようなことをしなくても解けるように設計されているようです。実際、私は覚えていません(笑)。もちろん、余裕があれば覚えたほうが良いですし、回答の精度も上がります。私は、時間が無くて諦めたのですが、なんとかなりました。
余裕があれば覚えるでいいのかなと個人的には思います。細かな数字覚えることがこの試験の一番の目的ではないはずです。
次回の記事で、配色等の暗記方法や、過去問の取り組み方などを紹介したいと思います。
読んでくださってありがとうございます♪
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