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文房具にこだわる(2)---ノート

「文房具にこだわる」シリーズ、その(2)は、ノートです。ノートとして、私が常に持ち歩いているのは、一時期は本当に狂ったように皆が使っていた?「モレスキン」です。

 このノートの最大の欠点は値段が高いことです。身もふたもない言い方ですけれど、異論はないと思います。だって3000円ですよ。しかし、高いから100%ダメだ、ということはなく、高いものを買うと「元をとってやろう」という意識が働いて、結果としてしっかり使い込むということになります。そういう意味では、一冊100円のノートではあり得ない使い方になります。

 モレスキンはノートとしては非常に良いノートであると思います。一番いいのが、このノートは世界中で入手できるということかなと思います。コクヨのノートは世界中で入手は難しいと思います。一方モレスキンのこのノートは結構世界中で売っているのを見るので、新しいものを購入しようとして困ることはない感じです。大きさも適度で使いやすいと思います。使い方としては、これで読書ノートをとったり、暗記したりというよりも、アイディアノートに近いと思います。頭の中を整理するために、手を使って書き込むという作業をするノートという感じです。ですので、頭の中にある雑多なアイディアのパーツを書き出すことにより、ざっくりこんな感じということを組み立てる感じです。ですので、結構何度も見返したりします。文字だけでなく、他人には落書きにしか見えないような図や地図などが書かれてあったりします。でもそれはそれでいいのです。自分のためのものですので、他人が理解できる必要はありません。もちろんiPadなどでノートを取るということもできます。しかし、当然ですが、充電されていなければ文鎮にしか過ぎません。そういう場合でも、このノートをカバンにいつも入れておけば(そして手元にペンがあれば)ノートを取ることができます。そういう意味ではセーフティネットとしての役割もあります。

 モレスキンは、その値段が欠点でもあるけれど、大切に使うようになるという意味で強みになるということを述べました。では100円ノートではダメか?ということではありません(ちなみに100円では今はなかなか購入できません)。こういうノートカバーで付加価値をつけるという手もあります。

 中身は普通のB5ノートであっても、こういうもので包むだけでノートの性格、そして私たちのノートというものへの態度が大きく変わってくると思います。さらにシンプルなこういうものもあります。

 ペンホルダーもないので、本当にノートをカバーするだけのものです。でも、こういうシンプルなものの方が、10年単位で長く使えるのではないかと思います。iPadもMacBook Proも10年間使うというのは難しいと思いますけれど、このようなシンプルな文具は10年単位で使えますし、使うべきものであると思います。これらのノートカバーにいわゆる「大学ノート」を組み合わせます。

 なおこれらのノートカバー、どちらもB5サイズになっています。どの大きさがいいのか、実は結構難しいことだと思っています。

 B5という大きさは明らかに小さいと感じます。しかし、拡げた時のB4という大きさは、悪くはありません。A4という大きさは十分な大きさであると思います。しかし、拡げたときのA3という大きさになると、ちょっと大きすぎる気がします。特に日本ではちょっと大きすぎるかな、という気がします。そこで私は、普段はA4のルーズリーフを使っています。

 ここでは、いわゆる「勉強」系のものに使っています。そして、裏面は使わないというルールを決めています。ちょっともったいないような気もしますけれど、きれいにノートを作るということが目的ではないので(そのようなことが上のリンクの写真には書いてありますが)、どんどん湯水のように使うのがいいと思います。そして1枚につき1テーマにするのが原則だと思います。さらに言えば、多くの生徒・学生がとにかく小さい文字で、細かくノートを取るという感じがします。もっと余白を残しつつ、大きく使う方が良いと思います。余白を作っておくことで、将来的に書き込むことも可能です。いざとなれば完全余白にしておいた裏面も利用できます(裏面を白紙にしてあるのは、このためなのです)。もう一つルーズリーフを使う際に重要なのは、バインダーです。

 バインダーはそれなりに色々あるのですけれど、一番重要なのは、リングのところが金具になっていることではないかと思います。金具になっていないと、ページをめくったりするのに引っかかったりストレスが溜まります。耐久性も怪しい。ちょっと高くても、しっかりとしたものを使うのが良いと思います。

 と色々書いてきましたけれど、実は私も、ノートに関しては確固とした方法論を確立できていません。

 先ほどA4かB5かとい大きさの問題もありましたけれど、罫線の幅は?方眼の方がいいのか?そもそもどこのメーカーのものが良いのか?日本の会社のものがいいの?どの筆記具と組み合わせるのが最適なのか?そしてインクは?色は?ボールペンなら太さは?万年筆ならペン先(これを「ニブ」と言います)は?いや、そもそも紙のノートなんてもう時代遅れなのではないか?iPad ProとApple Pencilでいいのではないか?

 このように考えると、もっともっと検証するべきことはあるような気がします。ざっくりとノートについて紹介してみましたけれど、カード式のノート術はまだ触れることができていません。また、どのようにノートを取るのか、取ったノートをどうしたらいいのか、その活用術はどうなのか・・・色々課題はあると思いますが、とりあえず、それはまた別の機会に。






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