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【読書】鴨川ホルモー 万城目学著

鴨川ホルモーをAmazonAudibleで聴了。発想が面白くて、聞きながらたまに吹き出してしまった。周りから見て怪しい人に見えたに違いない。

ミステリー小説は謎を解決していく物語だと思うが、この本の謎はネタのためにあるようなものだった。
ホルモーという新しい競技、負けた時の奇声や失うものと得るもの、条文17条やボンちゃんの活躍など、とても面白かった。どれも作者である万城目さんの想像力が生み出していると思うと、どのような幼少期を送って想像力を養成してきたのかが気になるところ。きっと、幼少期も頭の中で空想を繰り広げ、想像力を養っていたに違いない。

我が子を見ていて思うのは、特に男の子が「バーン」「ドシュー」とか言いながら指や頭の中で繰り広げられる格闘、特に女の子が行うごっこ遊び、どれも想像力を養うために必要なことなのだと思う。中学生の息子はさすがに「バトルだ!」という睡眠の魔法を言わなくなった。でも、今考えると、睡眠魔法を操っていた期間はわずか3年くらいだったように思う。そう考えると、娘がメルちゃん・リカちゃんでごっこ遊びをするのもあと数年だろう。付き合わされる親は退屈で眠くなるのだが、娘の想像力育成のために、眠気を抑えて、できるだけごっこ遊びに付き合ってあげたいと思った。

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