管理職離れと教職員離れに対して、自分の立場でもできること
マイナビの「管理職離れ」に関するコラムは興味深く読ませてもらった。私も仕事をしていて、またほかの会社さんとも話をしていて、肌感覚として管理職離れが起こっているのは間違いないと思う。
更にいうと、実際に仕事をして年次を経ると、管理職を目指さない人はより一層増えていくと思う。理由は色々とあると思うが、負荷が高いというのが大きいと思う。
その中でも一番大きいのが、「人」に関する課題だと思うが、これに関してはアンコントローラブルなことが多く、なかなかできることは少ない。でも、もっと些細なことで言えば、単純作業のワーク削減というのがある。例えば、毎月の定例作業で部下から何か回答(例えば出勤簿やチェックリストなど)を集めるときに、期限内に提出しない人は他の同様の回答も期限を超過しがち。超過メンバーは大体固定化されているのだ。管理職は毎回その人に対してリマインドを送り、回答がそろってから報告を上げることになる。こういう塵積が業務負荷増加の一因にもなっているし、スキルアップにも繋がらない作業がモチベーションを削いでいる気がする。そして、管理職の現実を知り、目指さない人も多くなる。
話は変わるが、先日、私の住んでいる市から教職員の働き方改革に関する通知が来た。その中に、「提出物を期日内に出すように」というのがあった。我々親たちの「もう少し後でいいか」という後回しが塵積となると、教職員の負荷を増やし、離職につながり、教育の質低下や財政圧迫につながることもあるのだと思う。
調べてみると、教職員の働き方改革は色々と進んでいるのね。市から来た通知と合致すること多く、とても納得した。
https://www.mext.go.jp/content/20210330-mxt_kouhou01-100002245_1.pdf
私も自分の立場でできることからはじめよう。「少し遅れてもいいか」という気持ちも、その数が多くなると上司や教職員の負荷にもつながり、自分自身の生活の質を落としかねないのだから。
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