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rapport

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慶子さん、こんにちは!
今日はrapportという言葉について質問です。
日本語の共感する、という言葉から辞書を引くと
いろんな言葉が出てきます。
最近カタカナ語でもよく見かけるエンパシー(empathy)
そしてその近くにあるsympathyという言葉もあり
更に、rapportという言葉の訳も共感、と書かれています。
辞書から読み解くに、rapport というのは、お互いの間にあるものなのかな
という気もしますが、そういう認識で合っていますか?
この言葉は、私が
東洋の思想は人の中から湧き上がってくるというよりは
何かと何かの間を読み解いていることが多く
人と人、人とモノ、時、自然現象の間に起こってくるもの
その関係性の中で説明できることが多い、という話を
オンライン英会話の先生に、つたない英語で必死で説明していた時に
先生が、rapport という言葉を使ってくれたのですが
わかるようなわからないようなまま時間切れを迎えたので
このrapportという言葉に、慶子さんはどんなイメージを持っていらっしゃるのかお聞きしてみたくなりました。
今週も良い一週間となりますように!
藍子 拝

追伸
写真は素敵な関係を築いていそうな猫ちゃんたちです。


あいちゃん、こんにちは。

rapportという言葉は本当に説明が難しいです(> <)
私が初めてrapportという言葉を聞いたのは、コーチングの資格を取るためにニューヨークのコロンビア大学で学んでいたとき。「まずはクライアントとrapportを作ることが大切」という文脈で出てきたのですが、授業を聞きながら(この時は英語で聞いていました)、文脈から言葉の意味やニュアンスを掴もうとしていたのを覚えています。因みに、一緒に授業を受けていたアメリカ人も「rapportって何?」と質問していました(汗)

コーチングの授業では、「セッションの初めにrapportを築くべし」というニュアンスで語られていたので、「信頼を得る」や「関係性をつくる」という深さまではいかないけれど「アイスブレイク」(打ち解ける)よりは深い感じという感覚なのかな、と捉えていました。英語の文脈ではニュアンスは何となく分かったものの、それを日本語にどう訳すのかは分からず、帰国後にコーチング関係の本などで調べてみたところ、日本語でも「ラポールをつくる」とカタカナのままになっていました。

辞書では「信頼感」などと訳されていますが、語源は「調和」や「合意」を表すフランス語で、英語では1600年代後半に「関係、関係性」という意味で使われるようになったそうです。さらに1800年代終わりころには心理学の世界でセラピストと患者の間の「強く濃い強調」という意味で使われている記述があるそうです。そういった流れからコーチングの世界でコーチがクライアントと向き合うときの言葉として使われるのかもしれませんね。逆にビジネスの世界などでは、あまり使われているのを見たことがありません。

あいちゃんのオンライン英会話の先生が、どういうニュアンスでrapportを使ったのかは、正直なところ私には分かりません。今度お話しする機会があったら、ぜひ先生に聞いて私にも教えてください。

因みに私は、コーチングをするときもそれ以外もrapportという言葉は使いません。自分の中でしっくりこない言葉は使っても相手に伝わらない気がするので自然と使わなくなるのだと思います。いつか、私がrapportという言葉を使っていたら「あ、しっくりする意味を掴んだんだな」と、そのときもう一度この言葉の意味を質問してください。(笑)

写真の猫ちゃんたちは、とっても仲良しでお互いを大好きな気持ちが伝わってくるようですね。猫が言葉を話せたら、こういう気持ちを何と表現するのか聞いてみたいです♡

慶子



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