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東京アダージョ - ゆるいプロット

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東京アダージョ - Tokyo Adagio 東京に住んでもう長い。というより、そこから、出たことがないのだ。ごく狭い世界だが、、それでも、多様な出来事を避けては通れない。もう、… もっと読む
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#短編小説

東京アダージョ 「るみこのピストル」

プロット:東京アダージョ 「るみこのピストル」 東京に住んでもう長い。というより、そこか…

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東京アダージョ:恋の淡墨桜

東京アダージョ 恋の淡墨桜 今年の桜は、遅いようだ。4月になって、東京も、ここ例年のよう…

artoday - chiaki
2か月前
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東京アダージョ:オランウータンになった

小学二年生の時、クラスの女の子が遅刻してきた。 それも、お母さんが、まだ、泣いている、そ…

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東京アダージョ:YAZAWAさん

東京アダージョ:YAZAWAさんとH&A この3月に池袋に開店したH&Mの話ではない。 だいぶ前になる…

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東京アダージョ:鳩を売る、卒業の頃 II

東京アダージョ:鳩を売る、卒業の頃 II ラブレターのお手本風紀委員の週番は、水窪さんと2人…

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東京アダージョ:鳩を売る I

序ここには、2つの昭和の過去形の話が交錯しております。1万字近くなるので、2編に致しまし…

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東京アダージョ:豆まきの頃

東京アダージョ:豆まきの頃  どうあぐねても、不幸を背負った時間の動きは止まらない。 小学校の脇の水道工事のためか、直径40cm位の長いコンクリート製の水道の円管が積んであった。 自分は、友だちのけんちゃんと途中まで、入っていって、 今、どの辺にいるのか、がわからなく。 後にも、先にも行けなく、疲れきってしまった。 息ができない。 もうすぐ、豆まきの日なのに、もう、これで、死んでしまうのか・・・と言う思いが過ぎった。 その節分の日は、毎年、何人かと、たくさん神

東京アダージョ:走るエリさん

東京アダージョ:走るエリさん(ラストにBGM) 「エスカレータ、どこだっけ、そこまで送って…

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東京アダージョ:眼科医院

東京アダージョ:眼科医院 渋谷に向かう私鉄の沿線に住んでいた時だった。 近くの眼科の医院…

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東京アダージョ:あやうい家庭教師

東京アダージョ:あやうい家庭教師(BGMは末尾に・・) 学生の時、ショートスパンだったが、…

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東京アダージョ:こどもの日は菖蒲湯で

ノンフィクションシリーズ・東京アダージョ:こどもの日は菖蒲湯で それは、子供たちが、まだ…

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東京アダージョ(今日の一言)「レジ袋はいらないです」

ともだちだから その3「レジ袋はいらないです」 今日、話したことは、たった一言「レジ袋は…

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東京アダージョ・ともだちだから

東京アダージョ・ともだちだから その1 高校の頃、放課後、担任の先生の生物の広い実験室に…

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東京アダージョ-多摩川をさかのぼる「夏の川辺の土のにおい」

世の中には、どう考えても、どうあぐねても、どうしょうもない事がある。 真直ぐな子供の心は、ただ、なおも、真白くなれど、どうにも、しょうがないものだった・・ それでも、幸、不幸を背負った時間の動きは止まらない。 子供の時、この川辺の土のにおいを強く感じた時がある。 小学生同じクラスの友人が、 「バケツに一杯分の血を吐いて自宅に居る」と言う。 病気の彼は、学校に来ないまま、中学生になった。 中学になっても学校にはいない。 「どうしているんだろうかな。」 小学校の同窓会