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M3に初めて参加した日の記録

本年10月25日のM3に参加したときのことを書いておこうと思います。
M3への初参加でした。
あれからまだ2ヶ月か、もうずいぶん昔のことのように思えます。

前夜

前日は会場近くの東京は大森に宿を取り、車で向かいました。
出展者の搬入開始が9時なので、ぼくの住む静岡からでも、当日ちょっと早起きして新幹線に乗れば間に合うんだけど、なんかイベントの前日って気持ちが盛り上がるから、ちょっと前夜祭みたいな気分にひたりたくて。
静岡市街地を17時に出発、夕飯&渋滞をはさみつつ宿に21時。
けっこうかかったね~

宿でひといきついてから小一時間周辺を徘徊。
東京湾岸ってものすごくロマンチックだよね。あの殺伐とした感じ。
なんとはなしに会場の東京流通センターまで足を伸ばしたりしてね。
大森から歩いて30分、車なら10分。

大きな橋の上から都心の方を眺めると、つまようじくらいのTタワーが見えた。
なんだかひどくおセンチな気持ちになってしまった。宿に戻る。

風呂入って、出展者であろう人々のツイートを追ってるとますます興奮してくる25時。
地域共通クーポンで買ってきた酒を飲み、無理矢理寝た。

AM 8:00

7時前とかそれなりに早く起きちゃって、飯食って宿を発つ。
前述の通りホテルから会場までは車で10分だが、駐車場難民になるといかんと思って8時すぎにはチェックアウト。
ただし宿の駐車場から自分の車が出てくるまでに10分くらいかかった。

あっけなく流通センターに到着、8時半前、駐車場は普通に空いてた。
1階に停めたので上階の様子はわからんが、この時点ではガラ空きだったのでは。
持ち込む荷物の整理とか、入場証のリストバンドとかをやってぼちぼち会場へ。
なぜか小林幸子のツアートラックが停まってた。
開場を待つ一般参加の人たちがもう並んでて驚いた。

建物のなかへ入り、会場の前でしばし待つ。
プラグインメーカーDOTEC-AUDIOのおふたりが合流しているのを見てテンションがガチ上がる。

AM 9:00

出展者向けの開場。
10時30分からお客さんが来るので、設営に使える時間は1時間ちょっと
そんだけあれば余裕と思いつつ、超シンプルブースの俺でもなんだかんだ落ちつくまでに1時間弱はかかったよ。
試聴音源の提出とかもこのタイミングでやった。

一応準備ができてぼけーっとしてると、友人の光田くん (music pandora)が様子を見に来てくれたので、作品交換しつつ話をしていると、ちょっと人心地がついた。
思ったよりも自分が緊張しているみたいだった。落ち着かないと。

AM 10:30

お客さん向けの開場。場内に拍手。
人気サークルにはさっそく長蛇の列。
ぼくのところには誰も来ないので、心が折れないように周辺サークルのブースを観察する。それにより、
・買ってもらったCDを渡すときに、入れる袋があるといい。(タワレコとかみたいなやつ)
ポスターをたてるスタンドの存在に気付く。あれならマイロゴが目立っていい。
・CDだけじゃなく、缶バッジやクリアファイルなどのグッズもあるといい。普通にマイグッズ作りたい。
などの知見を得る。

AM 11:00

心が折れたので徘徊開始。
ひとり参加なのでブースが空になる。これとてもよくない。
1サークルにつきイスがふたつ与えられるので、心ある友人などを連れていきたいところ。今回は感染症のこともあってひとりで行ったけど、やっぱ誰かにお願いすればよかった。

さて、各ブースを前情報なしでただ見て回ると、ブース装飾の重要性に気付く。
俺のように人気や知名度がなく、それでもお客さんに立ち止まってもらいたければ、作品以上に、ブース自体に魅力をもたせないとかなり厳しい。
みんなCDを売ってるわけだから、一般的なCDケースをただ平積みしているだけだと、みんな同じCDに見えてくる。
ケースをDVD用の大きめのにしているサークルもあって、あれだと形状的にもジャケットの大きさ的にも目を引きやすいので、個人的には印象に残りやすいように思えた。
くわえて、CDケースに比べてジャケットの組み立てがしやすく、壊れにくいなどのメリットもある。次回考えてみようかな。
(ただしDVDケースにすると、なんとなくCD以上の付加価値を期待されちゃうような気がするもんでちょっと腰が引けてしまうのだが・・・苦笑)

1時間弱かけて、第一展示場の半分を見て回る。第二展示場もあるので、まだ全体の1/4しか回れてない。
徘徊の終わり際に、自分のブースに近いところにいたTwitter相互のrsさんに声を掛け、CDを購入。
勇気を出して、声を掛けてみてよかった。SNS上の人と実際に会うってことが初めてだったのもあるけど、この経験が何気に一番の収穫だったかもしれない。

PM 0:30

開始から2時間、感染症対策としてお客さんの総入れ替え。
ちなみにここまでの我が戦績は、まさかのゼロ・・・。

PM 1:30

お客さんが入れ替わってもマイブースの閑古鳥は鳴き止まず。
13時半、謎の睡魔に襲われ、ふたたび徘徊へ。
とりあえずイベントの全容を見ておきたくて、第二展示場にも足を伸ばし、ざーっとひととおり見て回る。

お客さんはその日にふらっと来ているわけではなく、あらかじめ情報収集をしたうえで、目星をつけたサークルを回っている印象。
ウェブ上で試聴できる仕組みや、作品の特設サイトなど、事前のアピールの有無で当日の明暗が分かれる。
コロナ禍ゆえブースでの試聴に難ありの世界線においては、あらかじめ拙作を知ってもらうインターネット的な工夫は不可欠なり。
書いてて呆れるくらいあたりまえのことだが、いちどイタい目みないとやらんのほんとよくない。もったいない。

さきほどブースの装飾についてふれたが、それに関連して、一見して俺がどんな音楽を作ってるかわかってもらえる工夫もほしい。
男性ボーカル、オリジナル曲、ポップ、バンドアレンジ、今回ならサントラ、ピアノインストとか?
M3のカタログにもジャンルは記載されるけど、それだけじゃダメだね。

くわえて、試聴について。
M3には試聴専用の部屋が用意されているが、やっぱ訴求力のあるのはブースでパッと聴ける仕組みかなという印象。
俺はiPadを設置し、お客さん自身のイヤホンを接続してもらうカタチを取ったが、それってお客さんからしたらけっこうわずらわしいよね。最近は無線接続の人も多いし。
除菌を徹底してヘッドホンを用意するのがやっぱ理想、妥協案としても、試聴用QRコードの設置などはしたかった。そのためにも、YoutubeやSoundcloudなどにあらかじめ試聴用音源を用意しておくべきだった。

PM 2:30

ブースに戻った矢先、先述のrsさんがブースに来てくれて、作品を買ってくれる。
これが実に記念すべき初売上、めちゃくちゃうれしかった。
いよいよ残り1時間。

PM 3:00

通りがかったお客さんが不意に買ってくれる。
ここまですっかり「売れない慣れ」をしちゃってて、売れたことへの驚きを隠せない。マジよくない。
そしてこれが、この日最後の売上となった。

PM 3:15

かなりの数のサークルが撤収をはじめてる。
初参加ゆえ勝手もわからんし、記念に(?)閉会まではこのままでいようと思う。

PM 3:30

閉場。ながい一日が終わった。

撤収はめっちゃはやく10分くらいで終わり笑、先述の光田くんとその仲間たちと合流し、浜松町へ打ち上げに。

さて気になるのが駐車場のお会計、7時間ちょい停めて約4,500円。

酒が飲めないのが残念だったが、朝飯以降なにも食っておらずグーペコの極みだったので、飲み屋にて刺身で白飯を2杯食って、早々に帰路につきました。

まとめ

さて、ここからは当日の持ち物とか費用とか、もろもろのことをまとめておこうと思います。
また追記するかもしれない。

会場に持っていったもの

作品×2(CDスリムケース、各20枚)
→うち、1セットは試聴部屋へ、3~4セットは友人へ配布
POP
→作品説明、値札、消毒液お使い下さい、試聴説明、マイロゴなど
iPad関連(試聴用)
→本体、スタンド、充電ケーブル、モバイルバッテリーなど
文具等
→ハサミ、カッター、テープのり、養生テープ、ガムテープ、マジックペンなど
消毒液、アルコールティッシュ
参加書類一式

交通費

(静岡県静岡市発、往復)

・高速料金 9,000円
・ガソリン 3,000円
・宿 5,000円
・会場の駐車場 4,500円
→合計 21,500円
※所要時間 3~4時間(片道、食事休憩・渋滞含む)

仮に、当日の朝、新幹線で行った場合(7時起き)
・新幹線~モノレール 15,000円
※所要時間 1.5時間(片道)

差額の7,000円と、半分の所要時間をどう捉えるかはあなた次第。
お金と時間と体力に余裕があれば、まちがいなく前者を選ぶけどね。

さいごに

12月21日から、次回M3の参加申し込みがはじまっています。
ぼくは申し込み完了しました。
来春4月25日開催予定。

しんどいことの多い今日このごろだけど、春にみなさんとお会いできるのを今から楽しみにしています。

謝辞

ずぼらな俺がこういうまとめをしておこうと思ったのも、M3で直接会ったrsさんに依るところが大きいです。
rsさんがM3直後にツイキャスで反省会をしていて、その内容がとても丁寧かつ参考になったので、次回のために、自分もまとめておこうと思った次第です。
ありがとうございました!

rsさんの作品はこちらで購入できます
https://booth.pm/ja/items/2486143

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