8/9(引け後)本日注目すべき経済指標がありませんので割愛いたします。ドナルド・トランプ元大統領は米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の決定に発言権を持つべきだとの考えを示した。マール・ア・ラーゴの邸宅で記者団に語ったトランプ氏は、大統領に再選された場合、金利決定や連邦準備制度理事会(FRB)の銀行規制案を見直すことに関心を示しました。FRBの独立性を弱める発言が再び出てきた事で大統領選にも影響を与えそうです。

画像1 8/9(引け後)今週は5日の大暴落に始まり激しい1週間でしたが本日は割と落ち着いた相場だったと思います。NVIDIA -0.21%、Apple +1.37%、Google +0.95%、Meta +1.6%、Amazon +0.69%、Microsoft +0.83%、Tesla +0.58%、決算の良かったLLYは今日も強く+5.49%、PANW +4.45%、Microsoftとの協業を発表したPLTR +2.6%でした
画像2 8/9(引け後)セクター別パフォーマンス:本日はほぼ全セクターがプラスで終えました。Technology +0.69%、Communication Services +0.64%、Health Care +0.58%、Real Estate +0.44%、Financial +0.43%、Utilities +0.31%、Consumer Cyclical +0.26%、Basic Materials +0.24%、Energy +0.19% 出来高が全体的に低い為、値動きが荒くなってしまう事に注意です
画像3 8/9(引け後)週間パフォーマンス:先週大きく下げていたTechnologyは今週戻してきております。逆に先週強かったUtilities、Consumer Cyclical、Basic Materials、 Health Careはマイナスに、週間ではEnergyが+1.17%と一番パフォーマンスが良かったです。
画像4 8/9(引け後)指数:NYダウ 39497.54(前日比+0.13%)SP500 5344.16(前日比+0.47%)NASDAQ100 18513.90(前日比+0.54%)NASDAQ総合 16745.67(前日比+0.51%)Russel2000 2077.40(前日比-0.34%)Russel1000(Value)1747.24(前日比+1.71%)Russel1000(Growth)3449.28(前日比+2.96%)中型株に資金が集まった印象です。VIX指数は20.37(前日比-14.38%)
画像5 8/9(引け後)債券利回り:比較的穏やかな動き、MOVE指数は110.42(前日比-2.01%)中期債~長期債が主に買われ利回りは3bsp~6bspの下落、短期債は売られ1bspほどの上昇にとどまっております。
画像6 YC(イールドカーブ):少しずつスティープ化の方向にはなってきておりますが(正常化)まだ10年債金利より2年債金利の方が高い状態です。景気後退懸念から長期債が買われていた為10年債金利は下落傾向にありますが、景気後退懸念が和らげば長期債は再び売られて金利は上昇してくると思われます。
画像7 8/9(引け後)Fear and Greed IndexはまだExtrme Fearのまま。VIX指数はかなり下落し、少しずつ落ち着きを取り戻しておりますが直近20営業日での利回りは株式よりも債券の方が上です。マーケットモメンタムは少しずつ回復傾向にあり、徐々に方向性が転換しそうな予感もいたします。
画像8 利下げ織り込み状況:9月FOMC時は50bspより25bspの方が上回ってきました。来週のCPI、PPIが予想値通りでしたら25bspの線がより濃厚になってくるかと思います。

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