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ayunoi
2016年7月5日 07:51
照りつける日差しが、キラキラと波を輝かせ、私の背中にも暑い視線を注いでいる。ビート板よりも何倍も大きな板に上半身だけを乗せて浮いている。背中に注がれる視線が後々私を苦しめるなんてことをこの時は考えない。 押し寄せる波に揉まれて、その大きな板から落とされる。まるで、お前は俺には勝てないと、笑われているように。その大きな波を越えて、私も穏やかな沖に向かいたい。キラキラ光る波の上、ゆ