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6/27(日)芥川龍之介「くもの糸」の紙芝居

6/27(日)は雨予報が天気になって、世田谷公園紙芝居やりました。予報が悪すぎて子供は少なかったですが、楽しく出来ました。
今回の演目は「ブレーメンの音楽隊」「くもの糸」「のっぺらぼう」
「ブレーメンの音楽隊」楽しく上演できる演目ですが、泥棒が逃げ出すクライマックスがちょと「わかりにくい」からか、毎回、子供たちの反応はあんまりよくないですね。なぜ泥棒たちが「オバケだ」と思ったかを説明する必要があるかな。むずかしいところです。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」YouTubeをご覧いただければわかると思いますが、絵がとにかくすさまじい傑作。
音楽もわたしの自信作。子供たちには絵がグロテスクか?とも思うし、内容も暗いのですが、それでも子供たちは食い入るように見てくれます。さすが芥川龍之介、暗いストーリーでも本当によくできていて、幼稚園の子供でも集中して聞いてくれます。
絵のすばらしさも含め、この「くもの糸」は紙芝居作品におけるひとつの頂点だと思います。ぜひこのYouTubeをご覧ください。

最後は「のっぺらぼう」小泉八雲のお話をベースに、「置いてけ堀」のお話を取り混ぜた、シンプルでよくできたストーリーです。
音楽は武満徹の「ノーヴェンバー・ステップス」あまりにもピッタリで、まるでこの紙芝居のために作られた音楽のようです。この「のっぺらぼう」はもう16年前からずっとやっている演目で、生前の武満徹が見たらきっとすごく喜んでくれただろうな、と思います。もちろんそんな機会はありませんでしたが。
大人気演目で、本気で怖がる子供、半分笑いながら怖さを楽しむ子供、いろいろです。今回もみんなとても楽しんでくれました。

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