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アメリカとはこういう国?とポートランド

皆さんこんにちは!神戸市の公務員として起業家と学生のコミュニティや、支援者接続をしながら、
アーティストや高校のアート講師や小学生向けオンライン授業などをしてます、織田です!

今回神戸市として、学生さん20名のシリコンバレーツアーを企画し、

前入りして3/1にシアトル、3/2-4でポートランドもいきました!今日はその3日目の

美食の街であり、かつ米国で最もすみたい場所の一つと言われてるポートランドのレポートと、

そこから考えた"アメリカってこういう国なのかも!?"という織田の学びと解釈をシェアします!

ただ、前半はメモなので読みづらいかもです笑

後半のアメリカとはこういう国?はまだちゃんと文章になってると思います!

■アメリカ3日目:市民まちづくりの街ポートランドのインキュベーション施設のPIE

PIEはポートランド・インキュベーター・エクスペリメントの略で、

市民が街をつくるをしているポートランドの、起業家支援施設+プログラム。

ポートランド市の助成金や、企業スポンサーも一部入り、土地はOPEN DESKという米国全土にある施設がスポンサー貸与している施設です。


・PIEでは、コミュニティを重視。シリコンバレーとの違いは、スタートアップだけでなく、スモールビジネスなどもサポートする。

・ポートランドは入植者(白人)が最初に入ってきた地域の1つということもあり、今も白人の比率が高い。

・最近はその食やウェルビーイング文脈を魅力に感じて人が集まり、人口が増加し、ポートランド出身者の割合は減ってきている。

■PIEの「コミュニティ観」と「本当に多様性?」

PIEの思想で面白かったのは
"コミュニティは真実を教えてくれる"という、発想。

正直(Honest)をベースとしたコミュニティであるべきで、だからこそ、真実を伝えてくれる、という解釈をした。

人が街の外から街にたくさん入ってくるから、自分にはない多様な視点で真実を教えてくれる。


→ただ!織田の見方としては、白人がほとんどを占めるポートランド。本当に多様か?を代表のRickさんに聞いたら、

正直、白人社会中心の理想郷であり、まだ課題と伸びしろはある。ただ、コミュニティの多様性を広げるには徐々に出ないとワークしない。と!

だよね~となったのと、確かに、本当に多様か?というと、ある意味限定的だと思ったのと、



そもそも、「多様性」は生物が生き残るために全体性を見たら重要とも思うし、イノベーションの種ではあると思うけど、

目的を「住みよさ」におくのか「発展とイノベーション」におくのか、

それともそれらをバランスよく設計することを大事にするのかによって、必ずしも「多様であればいい」のか?と思っています。



事実、アメリカはシアトルもポートランドも、1回外を出れば必ず1,2人ぐらいは薬物中毒者さんみたいな方がいるし、

住みよさなら断然神戸だと思う中(まあ、実際にアメリカに住むならダウンタウンから外れたところだろうけど)

とはいえ、これは多様性を受け入れまくっている中で出ているひずみでもあるかも?と思い、

そう思うとヨーロッパはすごいなーと思う。



あと!本当はポートランドのレポート続けたいけど!ここでちょうど飛行機の中で読んでいる本にもつながりそこもシェアさせてください!

■フリードマンの100年予測とすり合わせて考える、アメリカとは

そこでたまたま、ストラトフォーという情報機関(影のCIAの異名を持つ)の代表のジョージフリードマンという方が書いた「THE NEXT 100 YEARS」という本を読んでいたのですが、

そこで、アメリカという国はこういう国かも?という1つの仮説をまた得られたので、そこをシェア!

(ただ、この本の観点として、地政学と軍事的側面が強いので他の見方もしたいけど一旦シェアです!)


下記は本の織田解釈サマリー

・まずアメリカは、第一次世界大戦と、第二次世界大戦で台頭した国。第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約もWW2に強く影響している。

・アメリカは過去多くの戦争(アメリカの歴史の中の年数のうち、15%の時期は戦争をしている)を繰り広げているが、自国に戦火が及んだことはほぼない。

(WW2の際も世界5000万人が亡くなる中、米国人死者50万人で、その後武器を貸与するなどした国やその他経済的な恩恵を受ける)

・アメリカの強さは、太平洋と大西洋両方と接していることが強い。他の大国は陸続きで別の国が海との間にあることで、左右大きな海を直接接して、支配することはできない。

また、両側の海を管理下における地理と軍事力と経済力がある。

また近年は衛星で世界の海をも監視する。この規模での監視と支配をできる経済力と地理的特性を持った国は他にない。

・アメリカの目的は、他に大国を作らないこと。そのためなら介入をするし、その介入先の豊かさなどは関係ない。

 イスラムとの戦いも、イスラム国が大きくならないことが目的。他の戦争も、脅威となる前に小さくしたり、混乱させることが目的。

・むしろ自国の軍事を維持して世界を監視するためや、世界の構造を管理するためのドル基軸国など含め、外交優先の国



ここからは織田のそこからの気づき

上記の軍事の目線から、世界を監視するためにかかる軍事コストは膨大。

そうなったときに、なんとなく「裕福な国のはずなのに自助(勝手にどうぞbut補助や国民保険とかないよ)」をしている理由がイメージができて、

織田解釈的には

「豊かになるための仕組みはあるよ(資本主義、過去だとゴールドラッシュ、今だとスタートアップ)」

「でもそれ以外は勝手にどうぞ」



あと、「自国の国民の豊かさもよりも軍事や世界への覇権を意識している」んじゃないか、と思いました!

織田は神戸市に入り「国は人である」と思っていたし、「国民や市民の声」に「行政の哲学を掛け合わせて反映」だと思ったけど、

市民の意見や市民の認識と、アメリカの国の意識や目的は、一致しないのかも、と思いました。



"国民が国である“ではないから、むしろ「市民にはわからない」こととして、

住んでても「外交(戦争含む)」は、市民は日常生活では意識が薄いからこそ、それを国が行ない、

がゆえに生活に関しては各州に権限委譲して任せていて、



がゆえに多様な人たちに、50州の選択肢を与えているのかも、と思いました。



そうなったときに、西海岸だけでも、シアトルなのかポートランドなのかシリコンバレー、サンフランシスコ、サンディエゴ、ロスなどと選択肢があって、

「ご自由にどうぞ」なのかもですね!


ということで今日はこの辺で!という応用力抜群な締めくくりで!

アート、教育、探究、子育て、生き方。アーティストとして、スクール長として、本音しか書きません!