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BRICSとG7、リニア経済とサーキュラー経済

皆さんおはようございます!「循環」「環境」に興味があり、前々からも勉強は少ししていましたが、最近もそういったセミナーや機会があるといったりしています。

(神戸や兵庫は循環都市になれるポテンシャルがあると思っています!)



そんな中、イギリスにあるChathm Houseというシンクタンクにいる日本人の方のセミナーがすごく面白く、

サーキュラーエコノミーを推進していく上での背景、欧州側が進んだ理由、でも実は西洋哲学ではなく東洋哲学的である、と言うような内容でした。



現在起きているBRICSや中国やインド側の台頭は、このサーキュラーに転換する流れの1つなんじゃないかと思い、

結構個人的にはワクワクしています。



今日はその学びのシェア兼織田の学びのアウトプットです!


■(前提)BRICS側の台頭

以前から共有させていただいております、「文化法則史学」というジャンルにおいて、

800年ごとに西洋哲学と東洋哲学の転換があるという話にも通じる(このセミナーでその話はしていなかったけど)のですが、



先週BRICS(ブラジルロシアインド中国南アフリカ)側に、エチオピア、アルゼンチン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラン、エジプトが加わりました。

軒並み産油国がロシアや中国側につき、織田個人としては「これ完全にBRICS側の流れ来てるんじゃない?」と思いました。



これって結構歴史的に大きな出来事だと思うのですが、日本ではそれがニュースで織田は見ていなくて、

逆にまだウクライナ、ロシアの紛争でロシアを悪とした論調に偏っていると思っていて、

ロシアがなぜ攻撃をしたのか、その文脈などもロシア側目線で伝えていないように感じています。



こういうことがあると、織田はこの国のメディアに懐疑的になります。



その上でBRICS側は今、人口で言うと世界の46%をしめ、G7はわずか9.7%しかない。



GDPでも、BIRCS側で28%でG7の43%とまだG7が優勢ですが、



米国がロシアとか中国にSWIFTの規制をすればするほど、資源があるBRICSではドル離れと欧米資源からの脱却が起き、

むしろGDPもBRICS側が台頭するんじゃないかと思っています。



米国は両側の海と接点がある唯一の国であるがゆえに、海軍が強く、地政学的に世界を監視ができて、

が故に世界の警察の役割を担っているスタイルでした。(元 CIAの方が書いている100年予測という本から)



ただ、その覇権も崩れてきて、そんな中、トランプはアメリカがしてきた世界警察ではなく、

「潤沢な資源でサーキュラーなアメリカに」を目指してたんじゃないかと思い、



Make America Great AgainのGreatはこれまでの概念ではなく、次の指標でのGreatを見据えていたんじゃないかな、

とたまに思います。(これは織田の勝手な憶測です。)

■増大する環インド洋地域

そしてこれまで環太西洋&環太平洋地域で発展してきた世界は、

ここから環インド洋地域で発展するとそのセミナーで言っていました。



ここから増える人口は、アフリカとインドを中心に、基本インド洋に接している。



その*環インド洋*でここから17億人が増えると言われています。



BRICS側の勢いは加速する。



そしてBRICS側は資源がたくさんある国が多い。



でもこれまで通りのリニアな経済でやるのか、それともサーキュラーな経済でやるのか、ポイントになると思っていて、

インド洋周辺、インド、中国は東洋思想でサーキュラーとは相性が良い(八百万、アミニズム)ので、

そういう世界になってほしいと思っていますが、



懸念もあります。

■リニア経済とサーキュラー経済


これまでの「リニア経済」の前提は鉱物資源と技術。



地球が何万年、何億年かけて作ってきた資源を使い、

ゴミという形にし、循環はしないけど、ある意味、無料のものを資源とお金に変えて使い捨てる世界。



これはかなりGDPの伸びはある。



かたや、サーキュラーは、資源をまた再利用する。

肉食動物が早朝動物を食べて糞をして、その分の微生物が葉っぱとか分解して、葉っぱを虫や草食動物が食べ、それをまた肉食が、

というのと、酸素を吸って二酸化炭素を出し、それを木がまた酸素に変える



といったような循環です。



ただこれは「規模」はでない。

サーキュラーだけにしたら、GDPは減る、と言われています。



そもそもGDPの大きさという指標をもっと俯瞰してみる必要はありますが、

今生きている人の量を前提とするならば、これらの人々の食を賄うためにはリニア経済の「量」は一定重要で、



ここからは織田の持論ですが、



でもその反面、リニア経済では「分配」がうまく機能していないので、

ここをどうにか富裕層にインセンティブを働かせて、「拡大・量」と「分配」を両立できる世界になる。



リニアorサーキュラーではなく

リニアandサーキュラーが大事だと思っていて



0か100かではなく、グラデーションの度合いを追求する必要があると思っています。



そして、リニア経済で、経済的に恩恵を受けている富裕層も、

必ずしも幸せかどうかというと、お金の量と幸せは比例していないことが多いと思うので、



そのインセンティブ構造に、その人たちが「幸せ」を指標として感じられて目指せるものがあれば、

リニア&サーキュラーに近づくのではないか、というのが織田の一旦の、仮説です。

(とはいえそのために何したらいいかまだわからないですが笑)



いずれにせよ、技術の革新は必要で、その技術の使い方の倫理観も大事な時代。

そんな中で西洋諸国ではなくBRIC Sという全く別の路線で上がってきている存在があるのは楽しみですね!

■ウクライナ侵攻への是非

ちなみに、ロシアのウクライナ侵攻、日本ではロシアを悪にする論調が多いですが、



世界の国別でロシアに制裁をすべきと言っている国は192ヵ国中141ヵ国。

でも1日はその残りの国々の人口は全世界の半数以上の42億人。



その国で情報統制されてウクライナを悪と言えば、42億人はむしろ、ロシア正義派になるかもしれませんし、

メディアの論調の影響力は大きいので、そういうこともあり得る。



何が言いたいかというと、日本でも向こうでも、メディアは何かしら意図を介して発信するので、

同じ情報でも違って発信されるということ。



ジャーナリズムには「意志」が入っているので、それは当然だと思っています!



そして、同時並行で全く異なる考えと共有がされ、同時に色んな方向に人の思想は動いているということだと思っています。



ただ、そんな中で、西洋ナイズしつつも過去にたくさんのサーキュラーを行った江戸を経験している我が国は、

そのANDをなし得るポテンシャルがあると思っていて、



構造的には課題が多くもどかしいですが、ワクワクするなーというお話で、



その中でも神戸と兵庫は特にその、リニア&サーキュラーができるポテンシャルが高いんじゃないかなと思っております!



うわ!何しよう!



ということで今日も皆さん素敵な1日を!^^

アート、教育、探究、子育て、生き方。アーティストとして、スクール長として、本音しか書きません!