息子発熱
19:00、仕事から帰ったら、息子が熱を出して今寝たところだったと聞いた。
おでこを触ると確かに熱く、体温計も38.5℃を越えていた。
氷枕とアイスノンで冷やしながら様子を見た。
21:30ごろ、少し起きた。僕に「あれ?パパなんでいるの?僕ね、風邪ひいちゃった」と言った。かわいらしいけど、不憫である。様子を見ながら、氷枕を変えてあげる。
うちは古い木造でクーラーが効きにくい。しかもまた熱帯夜。かといって、冷やしすぎるのもよくない。適温で汗をかくくらいがいいのだろう。
息子は時に寝苦しそうにしてる。頑張れ、息子。君の回復を願っている。天国の祖父母にも線香あげながら、君の力を信じて祈った。
明日は僕の誕生日。8ヶ月になる娘を中心に家族写真を撮る予定だったが、この分だと無理だろう。きっと朝まで熱は下がらない。
先週から週末まで忙しすぎた。いつものことだけど、特に週末は。
親が加減をちゃんと把握してなければと思う。反省して次に生かそうとするのは、「現実を把握」している人の役割だ。
息子の熱は、無いことにはならない。
でも、気にしすぎも良くないってこともわかっている。
「子供は熱を出すもの」と我が物顔でいう人に、いろいろ聞いても、何にも出てこない。そのような信仰に根付いているようだ。見えてない。
22:40
息子が起きてくる。「1人じゃ怖い」。布団に誘導し、寒いという毛布を被せる(寒気)。背中をトントン叩いてあげると、静かな寝息を立てる。
1人で背中をさすった。横で、8か月の娘は熟睡してる。汗もかいてない。丈夫な子だ。顔もくしゃっとする笑顔も、身体も妻に似てるのだろう。丈夫なことは素晴らしいことだ。予防接種でもケロッとしてた。
五歳間近でも、家庭用の花火が怖くて近づけない息子とは、また違う個性なのだろう。
人間は、面白い。
トントン叩きながら、観音様を思い出す。どんな苦しみにも、静かな笑顔で見守ってくれる存在。そうありたいものだ。
感謝。そして信じること。
僕も寝よう、お疲れ様、自分。
おしまい。
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