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看取りの準備

今朝になって、水底であまりうごかくなった金魚のレッドちゃん。
情報の通りの状況。ポップアイと呼ばれる目が飛びでてくる症状もでてきた。内臓機能が破壊されて、外に水分を出せないためだ。
末期ではあるが、ここから数日か、または1ヶ月生きることもあるという。苦しい様子を見るのが辛いという飼い主も多いとのことだ。

かわいそうだ。後悔が尽きない。
しかし、もうほとんど手は打てない。薬粒という手段もあるが、もはや口に入れることもないだろう。
手が打てないまま、共に暮らす。看取りをすることが、命への敬意なんだろう。それは、人間だって植物だって同じ。
ただ、共にいる。禅の教えから身に染みてわかったことだ。

愛犬モネの時は、急性腎不全で一週間で急激に容体が悪くなり、狼狽した。いろんなことを予測して、準備や、仕事の連絡をしなければならず、その間、心はモネとより添えなかった。「その後」のことに恐怖を覚え、何か手を打たなければともがいていたが、どうすることもできなかった。

金魚のレッドちゃんとは、最後まで共にいる。それだけでいいのだと思う。最後の一呼吸まで、共にいる。

おしまい

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