人の思考を鵜呑みにするな！（前半・無料）人のアドバイスを鵜呑みにしろ！（後半）

人の思考を鵜呑みにするな！（前半・無料）

僕は常々、「鵜呑みにはしないでください」と伝えています。

まずは情報。

特にマスメディアの情報。

日本がかつて戦時中、大本営発表では常に「勝ってる」と報道していたように、戦争の本当の情報を正確に伝えるわけがない。
北朝鮮のミサイル、の報道も、それも本当かわからない。
そもそもその情報は人生に必要だろうか？
今、目の前の、確かなものを感じよう。

— オオシマ ケンスケ (@mirokukensuke) March 24, 2022

ただし、インターネットでも、真実の情報はあるけど、その真実に煙幕を張るために、撹乱、陽動作戦として、「陰謀」として扱われ、それが「陰謀論」⇨「都市伝説」⇨「オカルト」⇨「トンデモ話」と、信用度を下げるような偽情報を流している。

だから、あらゆる情報は、精査し、咀嚼する、吟味し、同時に直感的に感じ取らないと、本当のことなど何も見えてはこない。だったら、それらの情報を見ない、聞かない、という方が賢明だ。

そして、それらの外部情報よりも、鵜呑みにしては危険なのが、誰かの「考え方」だ。

メディア情報が、スマホで言うところの「アプリ」だとしたら、「考え方」はシステムそのものだと思ってもらっていい。

あなたは、あなたの人生を生きるためのシステムを、誰かの作ったシステムに乗っ取られて、あなたの人生を生きれなくなる。

難しいのが「参考にする」「取り入れる」のと、「乗っ取られる」の微妙な違いだ。ここに明確は境目はない。

乗っ取られた特長としては、まずは「絶対視」「特別視」だ。

よくあるのが、「特別な存在」の考え方や意見や思想を絶対視し、その人が「白」と言ったら、黒いものも白くなってしまう状態。

自己啓発や、スピリチュアル、宗教的なカリスマ性を持った人物の周りに、この傾向がよく見られる。

どうしてそうなるかと言うと、彼らは自身の考え方や思想、メッセージを通して、人々に「利益（救済を含む）」を与えるからだろう。

“自分に利益を与えてくれた”という実績の力はとても大きい。人の感情を動かし、脳は快楽物質を放出し、心酔させる。

そして「また与えてもらえる」という期待が働く。

そして「依存」傾向を示す。一度こうなってしまうと、ちょっとくらい不利益を被ったり、嫌な目に遭っても、そのカリスマを信じようとする。元々自己価値や自尊心の低いタイプが陥りやすいので、他にすがるべき対象がない。

「スピリチュアルにハマる人は知能が低い」という説があるが、どうしてそう言われるかと言うと、自尊心が低く、自己価値が欠如していて、なおかつ、要領良く立ち回れないタイプの人が現実社会に絶望した際に、夢を希望と、癒しや承認を“与えてくれる”スピリチュアルリーダーに依存するからだろう。

現実では満たされず、承認欲求を満たされなかった人が甘い声で、

「そのままのあなたでいいよ〜」
「なんにもしないでいいよ〜」
「よく頑張って来たね〜」

と認められると、そりゃうれション漏らす子犬のようになる。

また、人生がうまく行かないのは、
「あなたは宇宙人だから」「前世がお姫様だから」
「数秘が〇〇」
「星の巡りが〇〇だから」
と、何の根拠もないけど、そんなこと言われると、救われた気になる。ようやく、自尊心を満たす。

まあ、それで元気が出たり、一時的に自己価値を満たして、行動力を促すのはいいかもしれない。カウンセラーだって、ほんとに困った人にはまずは「寄り添う」だろう。いきなり「改善のために〇〇をしよう」「変化のために行動しよう」と、切羽詰まった人に言っても無理な話だ。

これはもう「鵜呑み」を越して洗脳に近い例だけど、実際にこの「誰かの考え」を鵜呑みにしてることは本当に多い。

まず、今の話をもう一度おさらいする。

・そのままのあなたを受容してくれた。
・あなたになんらかの利益をもたらした。
・あなたの価値を認め、寄り添ってくれた、

あなたは、仮にスピリチュアルや自己啓発のカリスマに出会っていなくても、上記のことをたっぷり受けている。

「親」である。

そのままのあなたを許し、育ててくれた、食事を与えて、居場所を与えた。

幼い頃からあなたにそんなものを与え続けた親に対して、影響を受けない訳がない。

もちろん、これは「愛」です。親は愛があるからこそ、子供を育てます。スピリチュアル講師や占い師やカリスマ指導者も、もちろん愛があります。学校の教師とかも、愛を持ってあなたに影響を与えたでしょう。

これは一種の「プログラム」のようなもので、人はそうやって誰かの作ったプログラムを使って、この世界をサバイバルしていく傾向があります。まずは「模倣」することから、何事も覚えていくのですから。

ただ、どんな愛や善意があったとしても、人は誰かの影響（プログラミング）を受けまくっていて、多分、これを読んでいるあなたも、色んな人の影響を受けている。

理解した方がいいのが、それらがあなたの人生に良い影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあるってことです。また、当時はそのプログラムが必要だったけど、ある期間を過ぎたら必要なくなる、ってことは往々にしてあるにも関わらず、人は一度受けたプログラミングを、ずっと大事に使い続けてしまうってことが問題です。

本当に、真摯にスピリチュアル（霊性）を探求したり、学ぶということは、「影響を受けていない本来の自己」に立ち返ることです。この世界でのプログラムではなく、高次の「魂」とか、そういった部分からのプログラムに忠実に生きること。そしてその自分のハートから来るものを表現をする。それこそが「自分を生きる」ということです。

そこでやるべきことは大きく分けて二つあると思います。

１　自分に今大きな影響を及ぼしているプログラムを解除する。

２　これ以上、不必要なプログラミングを受けない。

１に関しては、まずは自分がどんなプログラミングを受けているのかを知る必要があります。だから「気づき」のために、観察や瞑想、そして「内観」が有効的です。

もちろん、現在も役立つプログラムもあります。ただし、それもただの「アプリ」として、ソフトや一つの情報として扱うべきで、それを「自分の思考」や「自分の感情」と結びつけない。だから「俯瞰力」はここでも問われます。

ソフトとして扱えるようになれば、今の時代に合わせて「アップデート」をすればいいだけです。

例えば、「お金の価値観」を親からネガティブなプログラミングを受けているとしましょう（ほとんどの人が受けている）。

「お金持ちは汚いことをやって儲けてる！お金は汚い」

と、思考の奥に入ってるとする。これに気づき、手放し、あとは「お金に対するネガティブな価値観という情報」というだけを客観視して、お金の価値観自体はアップデートすると、そういう思考を持った人たちへの理解が深まり、あなた自身はさまざまな人への寛容さを持ちます。そして、お金に対するフラットな見方が身につくと思います。

そして、次に「２」は、これ以上不必要なプログラミングを受けない。それが「鵜呑みにするな！」ってことですね。

あくまでも、一つの意見として、情報やアプリ、ソフトとして「取り扱う」だけです。決して、あなたたの内部システムには入れないように。

さて、後半はですね、こちらのTweetにもありますが、

報道や情報は、鵜呑みにはしない方がいい。
しかし、
「これをやるといいよ」
という“実行”に関しては、結果や成果を期待せず、
「鵜呑みにしてやれ」
と、言いたくなることはある。
やってみないとわからない。そして、人生は結果ではなく、過程に意味がある。

— オオシマ ケンスケ (@mirokukensuke) March 22, 2022

今までの話と矛盾するように聞こえるかも知れませんが、

「鵜呑みにして、言われた通りにやれ！！」

というテーマでお話をしたいと思います。

あ、ただし、あくまでも後半は、この前半部分を理解した上でのお話です。

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人のアドバイスを鵜呑みにしろ！（後半）