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音楽業界とエンタメの闇と裏の話。 その2

お待たせしました。前回の続きです。今回も無料記事です。

マイケル・ジャクソンやジョン・レノン、プリンス、デヴィッド・ボウイ…。そして志あるハイウッドの俳優たち。彼らが何に対して戦いを挑んでいたのか?そして、我々に真に伝えたかったメッセージとはなにか?

今回は少し時代を遡る。1960年代〜70年代にかけて。アメリカのメインストリームの音楽シーンはどのようにできていったのか?を考察したい。

「音楽シーン?才能のある若者が出てきて、自然発生して、音楽業界として成り立っただろ?」

と思われるのが普通だろうが、残念ながら、そんなの稀だ。ほとんどがシナリオが動いている。日本の芸能界だって、必ず裏に「仕掛け人」がいる。

これは、芸能界に限らず、ほとんどがマーケティング戦略によって意図的に誰かの計算やイメージによって作られたものだ。「良い」と思わされるように誘導されたり、「必要だ」と思わされるように誘導させられたり…。そして、人気が人気を呼ぶ。行列のできているラーメン屋には、さらに行列ができるのだから、行列をとにかく作ればいい。オリコンチャートで、常にジャ〇ーズ作品はトップ10入りするが、そんなに売れていると思うか?(ちなみに、これを調べて暴露した人は、社会的に抹殺を受けたらしい…)。つまり、世のヒット商品の【8割型】は、そのように作られている、というのが俺の見立てだ。

なにも、マーケティングが悪いわけではない。あらゆるビジネスは、『良い商品を、たくさんの人に届け、たくさんの人を幸せにしたい』、という「愛」がベースにあることだ。

だが、この愛すら、もっと大きな意識や意図によって仕組まれている場合がある、ということだ。アーティストは愛をもって作っていても、それを宣伝、広告、拡散、流通、商業にしていく上で、残念ながら、すべてが「愛だった」とは言い難い。

1950年代〜、ベトナムで争いが始まり、アメリカ対ソ連の争いを、インドシナ半島で行った。

本格的にいわゆる「ベトナム戦争」が正式に始まったのは、1964年。ジョンFケネディが暗殺された後、ジョンソン大統領になってから、悪名名高いトンキン湾事件を起こした。自作自演で軍艦を爆破し、それを北ベトナム軍に軍艦が攻撃されたと事件をでっちあげ、国民感情を「反ベトナム・反ソ連、東側諸国」にまとめ上げ、開戦へ。

(真珠湾が日本軍に卑怯な手口で奇襲されたとか、イラクは大量破壊兵器を持ってるテロリスト集団だと、国民感情をまとめて戦争するのが十八番の手口なんです)

さて、そんな時代背景の中、アメリカでは若者たちは、長髪にし、ボロボロの服を来て、LSDやマリファナ決めて騒ぎまくる「ヒッピー・ムーブメント」が起こっていた。そのブームと共に、アメリカの音楽文化は爆発的に開花した。

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SEX and drag and Rock`n Roll。フリーSEXと、反戦運動。日本でも、この影響を受けて、過激派左翼が暴動起こしたり、バンドブームになってた。

ちなみにこちらで、当時の写真があります→ヒッピーがどれほどカッコよかったかわかる写真。なかなか見ものです。

ちなみに、少し脱線するが、実はこの時期に「ニューエイジ思想」というものが生まれた。今、多くの人が「スピリチュアル」と呼んでいる分野のほとんどが、実はこの時代に生まれたニューエイジ思想の影響をモロに受けている。龍だの天使だの、チャネリングだの、宇宙人だの、アセンションだのは、この辺りから派生した。

さて、実はこのヒッピームーブメントも、自然発生したのではない。「仕掛け人」がいた。

60年代初期。ビートルズが世界を座幕していた頃、アメリカの音楽シーンはやや衰退していた。イギリスで、ビートルズや、ローリングストーンズなどが登場し、新しい時代を作って行った。モータウンが誕生し、デトロイト中心の『ソウル・ミュージック』『R & B』がヒットチャートに入るようになった。

そんな時代に、60年代後半から、『ウエスト・コースト・サウンド』と呼ばれ、ヒッピー・ムーブメントと共に世界に出てきたスターたち。

有名どころをあげると、

モンキーズ、ビーチボーイズ、イーグルズ、フランク・ザッパ、ジャクソンブラウン、キャロル・キング、ジェームス・テイラー、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン(前回、悪魔に魂を売ったと告白している話をした…)ドアーズ、 etc…

これだけでもう、洋楽を知る人なら、いかにこれが音楽史を作った偉大なバンドやアーティストばかりなのかわかるはずだ。

しかし、素直に音楽を聴いて喜ぶだけならいいのだが、少々、いや、“かなり”、きな臭い事が多いのだ。

まず、彼らは全員、カルフォニア州、ロサンゼルス郊外の『ローラル・キャニオン地区』出身だということ。そこは、元々空軍基地があっただけで、当時はかなり田舎だったそうだ。そこから突如、スーパースターが量産…。

そう、これは仕掛けられたのだ。

まあ、これを聴けば全部わかるんだが(笑)

けっこう長い動画なので、かいつまんで説明しよう。

まず最初に言ってしまうと、上記したスーパースターたち。家族がほぼ全員が、「軍関係者」だということだ。

『ドアーズ』というバンドのボーカルで、『ジム・モリソン』という人物がいる。ウエストコーストサウンドの「顔」とも言えるカリスマだ。27歳で死んで、伝説となった。

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実は彼の父親は、将校クラスのかなりお偉いさんで、実は、上記したトンキン湾事件の首謀者の一人だった。その息子が、ヒッピー で反戦?父親への反発?なのだろうか…。

しかし、こういう家庭出身の、ウエストコーストサウンド初期のミュージシャンは、ジム・モリソンだけではない。

『ママズ・アンド・パパス』のジョンフィリップの父は海兵隊で母は軍の職員。

バーズの『デビット・クロスビー』は由緒ある家柄で父はアメリカ海軍の情報局。(バーズの他のバンドメンバーは、全員ど素人だったらしい…)

『フランクザッパ』の父はアメリカ軍の化学兵器技術者。

『アメリカ』というバンドは米軍基地内のアメリカ空軍情報局本部の仲間。

『ジャクソン・ブラウン』は父が米兵。

どうだろう?一番最初に出てきた「バーズ」というバンドは、全員がど素人だったとの事だが、ジム・モリソン にしても、元々は普通の大学生で、スーツを着て「映画」の勉強をしていたのが、突然、汚い格好でバンドを始めた。

それと不思議なのが、彼らは当然、最初はまったく無名だったのが、アメリカ中のラジオで、すぐに彼らのサウンドが取り上げられた。

モータウン・レコードが設立初期の頃、ラジオに自分たちの曲を流してもらうために、DJやラジオ局に賄賂を送らねばならなかったという話があるが、彼らはヒッピー の無名のミュージシャンの音源が、こぞってラジオ局やテレビ局が扱った。要するに、アメリカ全土の芸能界、エンタメ会が、最初からヒッピー音楽を応援し、後押ししていたということだ。

しかも、さらに畳み掛けると、このベトナム戦争時に、なんとこれらのバンドで誰一人として、「徴兵」されていない…。ボクシングの世界チャンピオンのモハメド・アリですら徴兵命令がかかったのに。

もう少し時代を遡る。彼らがどうやって突如現れたか?ローレル・キャニオンに「ダンス・クラブ」ができ始めたのがきっかけだった。

そこに『ビット・ポレカス』という芸術家が、タンクトップとホットパンツやボロボロのジーンズを履いた若い女の子を連れて、夜な夜な通った。

それはすぐに評判になり、その露出の激しい女の子たちを見たくて、人がどんどん集まった。そこで、若者のバンドが演奏してた。素人の演奏だが、誰も音楽など聞いていなかった。そしてなぜか、超有名なハリウッド俳優たちが出入りもしていたので、ますます人が集まる。

そして、ヒッピー といえばなんといっても“麻薬”だ。

当時、アメリカでは麻薬取締はけっこう厳しかったらしい。それがなぜか、この地区は治外法権化し、マリファナやLSDが大量に出回った。

(このLSDのトリップ体験で、ニューエイジ思想が広がったのだ。また、サイケデリックという色彩感覚や音楽のジャンルも、トリップ体験から来るものだ)

そのようにして、アメリカに『ヒッピー ・ムーブメント』が起こり、瞬く間に広がったのだ。

これは自然発生だろうか?ちなみにこのビット・ポレカスという男は、CIAのエージェントだったとう話がある。つまり、このヒッピー ・ムーブメント は、アメリカの裏政府が仕組んだ…?

なぜそんな事をしたのか?

推理小説の鉄則は『一番利益を上げた人物を疑え』だ。

では、誰がヒッピー ムーブメントで得をしたのか?音楽産業?はもちろんだが、そんなレベルではない利益が動いていた。

ヒッピー たちは「反戦運動」「平和活動」をしたとして有名だ。俺もそう思っていた。しかし、ヒッピー が騒ぐとっくの前に、ベトナム戦争に対して、かなり反対運動があったそうだ。それも、ヒッピーのような汚いなりした若者ではなく、真っ当な大学生や若い社会人が、反対運動、デモをしていたという。

これは由々しき自体だった。国民世論が味方についていないと、戦争を継続できない。ケネディ暗殺後、ジョンソン政権、そしてニクソン政権になっていた頃だ。ニクソンといえば、「ウォーターゲート事件」が有名。CIAと盗聴などをしていたという事件だ。最近盛り上がっている「オバマゲート」は、ここから取られたネーミングだ。

アメリカ全土で広まっていた、アメリカを憂う国民や大学生による反戦の声は、いつの間にか汚い格好をしたヒッピー達が、麻薬でラリラリで、乱交セックスをしながら「戦争反対」「ラブ&ピース」と叫ぶものに取って変わってしまった…。

このローラルキャニオン地区は、チャールズマンソン事件など、凶悪事件などもあり、そんな連中が言う「戦争反対運動」に対して、国民世論は逆に「ベトナム戦争支持」が増えたという…。

ベトナム戦争で、たくさんの人が死んだが、軍事産業は大変潤った。なんせ、両方に武器を売るのだから…。

以上が、ウエストコーストサウンドと、ヒッピー 文化の闇だ。そして、それを仕掛けたのは誰か?というと、結局はマイケルやジョンが戦った勢力、ということになる。

前回も書いたが、もう一度伝えよう。ジョン・レノンの言葉。

「社会はすべて狂人によってコントロールされている」

「気違いじみた目的を実現するために…」

「僕たちは偏執狂者によって、偏執狂者の目的を成就するために支配されている」

その狂人や、偏執狂者は、社会的に身分が高く、高収入で、慈善事業などもしていて、社会貢献していて、人気者で、ヒーローで、アイドルの皮をかぶっている。

いつ削除されるかわからないが、こちらの動画を貼っておく。

どうして、こんな胸糞悪い動画リンクを貼るのか?それはただ、知って欲しいからです。糾弾したいわけでも、捌きたいわけでもない。

俺がこれを信じているかって?想像にお任せするよ。ただ、俺は見てないけど、こういう事が存在している、と言う事を、知ってる。

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(「Who`s bad...」。誰が悪だ?と、マイケルが歌う)

さて、色々と60年代〜70年代の音楽シーンの裏側を語ったが、俺はこの時代の音楽が好きだ。たとえ、どのような背景や策謀があろうとも。

確かに初期のウエストコーストサウンドは、かなりお粗末な腕前のもの多かったかもしれないが、70年代になると、ほんとにクオリティの高いアーティストがたくさん現れたのは事実。

後半になると、軍隊関係者とかもあまり関係ない。カルフォニアの音楽の盛り上がりに憧れて集まってきた若者から、真の才能が花開いたのだろう。『キャロル・キング』とか、今でも愛聴している。大好きなシンガーソングライターだ。

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もちろん、初期のメンバーだって、素晴らしい作品を残してる。

この曲を聴いて、俺も情熱を掻き立てられたものです。音楽は素晴らしい芸術だ。

ちなみに俺自身、シンガー・ソング・ライターである。

しかし、これらの芸術も、ビジネスとして成立させないと芸術家は生計が立てられない。そして、芸術を真に愛し、広めようとする志がある一方で、なんらかの利益のために利用したがる人たちもいた、ということだ。

お金だったり、国家的プロパガンダだったり。何も知らないアーティストたちは、ただ彼らの書いたシナリオに沿って活動する。

ハリウッド、ディズニーなどの映画産業だって同じだ。プロパガンダに利用された。

しかし、大資本や国家権力の暗躍のおかげで、良質な音楽が世界中に広がったのは事実だ。

我々は、良い側面を見ていこう。作品に罪はない。

マイケル・ジャクソンや、ジョン・レノンや、プリンスなど、その勢力と戦い、命を奪われた偉大なアーティストがいた。彼らの志を継ぐ。しかしそれは、同じように「戦う」ということではない。

彼らは何を理想としたのか?それは、愛と平和の世界だ。我々は戦うことはない。しかし、知るべき事は知って、意見をきちんと言うことは大事だ。

世界は、確実に変化している。もう、そんなプロパガンダは通用しない。人々は、目覚め始めている。ほんとに賢い人は、直感力がある人たちはとっくに、テレビなどのメインメディアを、信じていない。

あなたは、目醒めますか?眠り続けますか?

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良質な音楽を聴こう。メッセージを感じよう。それらは、私たちの細胞を、原子核を、震わせる。

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You and I were never separate. It’s just an illusion wrought by the magical lens of perception.

あなたと私は別物ではない。別だと思うのは、認識という魔法のレンズによる幻想さ。

In a world filled with despair, we must still dare to dream. And in a world filled with distrust, we must still dare to believe.

絶望に満ちた世界にあっても、あえて夢を追わなければならない。不信に満ちた世界にあっても、あえて信じなければならない。

- Michael Jackson(マイケル・ジャクソン) -

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You’re all geniuses and you’re all beautiful. You don’t need anybody to tell you who you are or what you are. You are what you are.

誰でも非凡な才能を持っているし、すべての人が美しいんだ。自分がいったい何者なのか、誰かに指摘してもらう必要のある人間なんて一人もいない。あなたは、そのままであなたなのだ。

ー  ジョン・レノン ー


大島ケンスケ 著書


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