ご利益は、「ある」と思えば、ある
⭐︎お知らせ
11月13日(土)心と体が出会うワークショップ「Seed」 京都 → 残席3名
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「〇〇神社に行くと金運が上がる」
「〇〇神社に参拝して恋愛運アップ」
などの「ご利益信仰」があります。そういう書籍もたくさん出ています。どこの神社は〇〇のご利益、みたいな情報。神社に限らず、パワースポットと呼ばれる場所全般に、ご利益や、〇〇のエネルギーやら…。
今日はこの「ご利益」とやらについて、思うことを綴ってみたい。
最初にオチを言ってしまうと、タイトル通り「あると思えば、ある」、に尽きると思う。
例えばあなたが先のことが気になって、占いに行きました。その占い師から、
「あなたのラッキーアイテムはブタの置物です。ブタの置物を買えば、“近いうち”に“なんらかの良い事”があるでしょう」
と言われたとします。そしてあなたは言われた通りにブタの置物を買ったとします。なんでもいいです。幸せになれるツボでも、金運の上がるお守りでも。
で、その直後に偶然宝くじが当選したとか、意中の人にバッタリ出会ったら「占い師さんの言う通りだ!あの人すごい!」となりますよね?
これは当然そう思ってしまうでしょう。本当に偶然だとしても。
でも例えば、“1ヶ月後”に特別ボーナスが出たとか、3ヶ月後に嬉しいお知らせがあったとかならどうです?占い師は「近いうち」と言っていたので、明確な日時は示してません。
この後、もしその占い師がやって来て「ほら!私の言った通りだ!」と言ったら、あなたはどう思うでしょう?
気の弱い人とか、そこに自分の信念のない人だと「確かにそうかも…」って思うのでは?
また「なんらかの良い事」と言っています。ここも曖昧ですね。具体性はありません。
普通の人は「占いなんてこんなもんだよ」で済ませると思います。でも人によっては、例えばその占いが高額だったり、評価が高かったりして期待度が高かった場合は、ちょっと納得しかねるとは思います。
そこであなたは、
「占い師さん、特に何も起こりませんが?どうなってるの?」とクレームを言ったとします。
そして占い師は、
「あなたは今日もご飯を食べて、眠る事ができる。こんな幸せで良いことはないのです。当たり前の日々に感謝してください。つまり、当たり前こそが一番の良い事なのです」
なんてそれっぽく言われたら、「なるほど、そうかもなぁ…」と大半の人は思うはずです。
それか、例えば良い事どころか、思わぬ怪我や病気をしたとします。そこであなたは占い師に、
「占い師さん!良い事どころか、足を怪我しました!痛かったし、仕事も休まないとなりませんでした!」
それに対して、
「それは宇宙からの“休め”のサインです。あなたの魂は本当は休みを求めていたのです。それは素晴らしい良き事です」
とか、
「あなたはその怪我を通して、健康のありがたさを学び、仕事を休んでる今だからこそ、大切なことに気付けるチャンスです!こんな良いことはありません!」
と言われたらどうでしょう?
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